好きな音楽のことについて語りたいと思います。

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Beth Nielsen Chapman

立て続けに知名度の低いアーティストばかりを取り上げてしまったためか、訪問される方々の数が日を追うごとに激減して散々な状況です。ここはいつものようにビートルズで起死回生を図ろうと思ったのですが、もはやその神通力も通用しなくなってきたので開き直って趣味に走ることにしました。
本日登場のアーティストはベス・ニールセン・チャップマン。1990年に発表されたアルバムが話題となり、透明感のある歌声で注目された女性です。透明感と言っても消えてなくなりそうな声ではなく、切々と訴えかけてくるような印象を受けました。無色透明ではなく艶も感じ取れます。
ベス・ニールセン・チャップマンは1958年9月14日にテキサス州のハーリンゲンで生まれました。空軍に所属していた父の仕事の関係から幼き頃より合衆国各地、果てはドイツにまで転居を繰り返し、ようやく1970年にアラバマ州モントゴメリーに落ち着いたそうです。
3歳ぐらいから詩を書き始め、10歳の頃には曲を書いていたと言う彼女。ビートルズやソウル・ミュージックに興味を惹かれたり、母親の持っていたブロードウェイ・ミュージカルのレコードを聴いて感銘を受けていたとのこと。でも、最も影響を受けたのはジェイムズ・テイラーやジョニ・ミッチェルといったシンガー・ソング・ライターでした。ベス・ニールセン・チャップマンの音楽を聴いていると、どことなくジョニ・ミッチェルを連想します。これはベスに限ったことではなく、同時代、同年代の女性シンガーに言えることでしょう。
高校生の頃にはバンドを結成して活動し、曲も書きためていたベス。18歳の時には地元や周辺の町のクラブでオリジナル曲を歌うようになりました。そんな彼女は1979年に結婚。アラバマ州のモーガンという町に引っ越したことが契機になったのか、有名なプロデューサーであるバリー・バケットの元で1980年に『Hearing At First』というアルバムをレコーディングしています。このアルバムはマッスル・ショールズ・スタジオで録音され、ロジャー・ホーキンス(ドラムス)、ジミー・ジョンソン(ギター)、ジム・ホーン(フルート、サックス)などの名うてのミュージシャンが参加。このアルバムは大手であるキャピタル・レコードからリリースされました。私はジャケット写真だけを見たことがあるのですが、今回紹介する2ndに通じる雰囲気が既に醸し出されているという批評を目にしたことがあります。
その後は長男を出産したこともあり、子育てに専念するべく歌手活動から遠ざかりました。時が流れ夫の薦めもあってカム・バックを決意。ナッシュヴィルに移住し、曲を書きためて1985年に音楽出版社と契約を交わしました。翌年にはタニア・タッカーのために書いた「Strong To Enough To Bend」が、1989年にはウィリー・ネルソンに提供した「Nothing' Can I Do About It」がカントリー・チャートの1位に輝いています。
そのようにソング・ライターとしての実績を積んだベス・ニールセン・チャップマンに再び自身のアルバムをレコーディングする機会が訪れました。カントリー・シンガーへの楽曲の提供により頭角を現した彼女ですが、自分のヴォーカルを最大限に生かせることを心掛けたジャンルに捕われない独自のサウンドを披露しています。その憂いを帯びた艶のある歌声はスタイルはカーラ・ボノフやジェニファー・ウォーンズらと通じるものを受け取りました。
AOR風のサウンドが好評で、まずまずのセールスを記録したと聞きます。
Beth Nielsen ChapmanBeth Nielsen Chapman
(1990/09/25)
Beth Nielsen Chapman

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1. Life Holds On
2. No System for Love
3. I Keep Coming Back to You
4. Walk My Way
5. All I Have
6. Child Again
7. Take It as It Comes
8. Down on My Knees
9. Avalance
10. That's the Easy Part
11. Emily
12. Years
それではまず、ニック・デカロがアレンジを担当し、シカゴのビル・チャンプリンがバック・ヴォーカルで参加した「All I Have」、続けて「心の中で傷ついていることを隠す術がないときは成り行きまかせにすると良い」と明るく語りかける「Take It As It Comes」の2曲をお聴きいただければ幸いです。


YouTubeに「That's The Easy Part」の映像がありました。


THAT'S THE EASY PART
ひとりぼっちの夜
無言の電話
私の窓のカーテンは暗く引きっぱなし
眠らずに見る夢
ほとんどわかっているの
夜が私を狂おしくさせることを
もうあなたは行ってしまった でも

それは容易いこと
ひとりになって 泣くってことが
それは容易いこと
笑う必要もなく そのように努める必要もない

陽光の端っこが
私の窓から突き出た棚で踊っている
再び世界に直面する時
時間がぼんやりと現れる
午後の砂漠の中で
私が車で家に帰り 太陽が沈むのを見るまでは
そして


NHKのBS-2で放送されている「ER緊急救命室」の中でベス・ニールセン・チャップマンの楽曲が挿入歌として使われていたという話を聞いたことがあります。日本のドラマの中でも彼女の曲が度々使用されているとの記事を見かけたこともありました。私はテレビ・ドラマに疎いのでよく分からないのですが、どなたかご存知の方があれば教えていただけると幸いに思います。
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コメント

Backstreetsさんの奥深い記事は毎回楽しく読ませていただいています。
以前も書きましたが、私は歌詞の内容にはあまり頓着せずに(というか分からないと言った方が正確ですが)接してきていますので、詩の内容についてはつい疎かになりがちなんです。ですから聴き馴染んだ曲が取り上げられるのも楽しみにひとつになっています。
広く浅く(いい加減な)聴き方が染みついてしまっている私ですから、未知のアーティスト、未聴の曲紹介なんかも随分と勉強になりますよ。
bob様、コメントありがとうございます。
そのように言ってもらえるとは有り難い限りです。たまにスタンダード・ナンバーを取り上げますが、私などまだまだジャズには疎いほうなのでbob様の記事が参考になります。

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