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Trade Martin - Let Me Touch You

前回チップ・テイラーを取り上げたので、かつて彼とバンドを組んでいたトレイド・マーティンについても書き記しておくことにしました。この人はイーヴィ・サンズの記事で取り上げた「Take Me For A Little While」作者でもあります。


トレイド・マーティンはニュー・ジャージー州ユニオン・シティ出身。1936年頃に生まれたようです。デビューしたのは1960年で、今回紹介するアルバムを1972年に発表するまでに幾つかのレーベルからシングル盤をリリースしていました。
1962年に全米28位のヒットを記録した「That Stranger Used To Be My Girl」。


1963年に発表したシングル「Joanne」。軽快なロッカ・バラード風のナンバーですが、これはあまり売れなかったようです。


1967年リリースのシングル、「Sixteen Tons」。


ギターが本業ですがベース、キー・ボード、ドラムスと多くの楽器をこなせるマルチ・プレイヤーらしく、様々なアーティストのレコーディングに加わっていたようです。また、アレンジャーとしてイアン&シルヴィアの『So Much For Dreaming』(1967)に、アル・ゴーゴニらともにプロデューサーとしてエリック・アンダーセンの『More Hits From Tin Can Alley』(1968)などのアルバムに名前が記載されていました。

こうした活動の中でチップ・テイラーと出会い、チップとアル・ゴーゴニのデュオ、ジャスト・アスのレコーディングにギタリストとして加わったのを契機に3人でトリオを組み、ゴーゴニ、マーティン&テイラーとして1971年、72年にアルバムを発表しました。
そんななか、バンド活動と並行してソロ・アルバムを制作したチップ・テイラー同様、トレイド・マーティンもソロ・アルバムの録音を始めました。一部の曲を除き、ホーンやストリングス以外はすべての楽器を自らが演奏。コーラスも自分でオーヴァーダビングを施すなど前述のマルチ・プレイヤーぶりを発揮しています。アコースティックなサウンドを基調としたソフト・ロックといった雰囲気のゴーゴニ、マーティン&テイラーとは異なり、先ほど紹介したソロ時代のシングルやイーヴィ・サンズに提供した「Take Me For A Little While」などからも分かるように、R&Bやモータウン・サウンドに影響された趣の音を背景にワイルドでエモーショナルヴォーカルを披露していました。

レット・ミー・タッチ・ユーレット・ミー・タッチ・ユー
(2000/09/20)
トレイド・マーティン

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1. Sulky Driver (Funky Rider)
2. We Got A Need For Each Other
3. A Chilly Windy Rainy Morning
4. Can You Spare A Quarter
5. All That's Left
6. Union City Blues
7. Take Me For A Little While
8. Don't Come Back
9. Keepin' Our Love In Motion
10. I Wouldn't Do Anything (That Might Hurt You)
11. Makin' Believe
12. I Don't Want To Love You
13. It's So Hard To Say Goodbye
14. If You Don't Hear From Me By Monday
15. I Can't Do It For You
16. To Know The Girl
17. TAKE ME FOR A LITTLE WHILE
18. Moanin'
19. Sixteen Tons
20. Theme From "Made For Each Other" (Opening Credits)

それではアルバムから何曲か聴いていただければ幸いです。まず、「Union City Blues 」。


続いてこちらもソウルフルな「I Wouldn't Do Anything (That Might Hurt You) 」。


さらに、もう2曲。まず、イーヴィ・サンズに提供した「Take Me For A Little While」のセルフ・カヴァー。続いて、「俺にとっておまえは最高の女だった。もうおまえのような女には会えないだろう。だからさよならとは言い出せないんだ」と切なく歌う「It's So Hard To Say Goodbye」。 さりげないストリングスが効果的です。

Discover Martin%2C+Trade!


TAKE ME FOR A LITTLE WHILE
おまえに愛してもらいたいと努力してきた
でも俺が何を試みても
おまえは俺から遠ざかるばかり
俺のことを愛していないんだな
そりゃないぜ
だから冷たい仕打ちをするんだな
だけどどんなにおまえが俺を傷つけても
俺はいつでもおまえのピエロを演じよう

だけど永遠に俺を求めてくれないのなら
そして、もし俺を永遠に必要としないのなら
そして、もし俺を永遠に愛せないのなら
ほんの少し俺に時間をくれないか
そうすれば俺はおまえを抱きしめるようになれる
おまえを愛せるようになれるんだ

歯止めをかけたいんだ
物事にはルールがあるはずさ
だからおまえが俺をがっかりさせる度に
おまえへの愛は強くなっていくんだ
まったくお手上げの気分さ
おかしくはないぜ 嘘じゃない
だから心の奥底でわかってるんだ
おまえが俺を愛さないってことが

ほんの少し俺に時間をくれないか

ああ おまえにいてほしい
そうすればおまえに愛してもらえるのだ
どれだけ俺がおまえを必要としているかわかるだろう
お願いだ 俺の傍にいてくれ
おまえが欲しくてたまらない
おまえが必要だ
お願いだから


山下達郎さんがファースト・ソロ・アルバム『サーカス・タウン』を制作するにあたって、アレンジャーとしてトレイド・マーティン、アル・ゴーゴニ、チャーリー・カレロの3人を候補にあげたという話を聞いたことがありました。結局チャーリー・カレロに落ち着いたのですが、その後も山下さんはラジオ番組などでトレイド・マーティンについて言及することが度々あったそうです。音楽に精通した山下さんならではのエピソードですね。なお、チャーリー・カレロはフォー・シーズンズの楽曲やブルース・スプリングスティーンの「Jungleland」(1975年リリースの『Born To Run』に収録)のアレンジ、ローラ・ニーロの『Eli And The Thirteenth Confession』、『Smile』(1976)のプロデュースを手掛けたことで有名です。
トレイド・マーティンは近年B.B.Kingに楽曲を提供したり、彼へのトリビュート・アルバムを制作したりと現在も元気に活動中です。

B.B. King TributeB.B. King Tribute
(2003/08/19)
Trade Martin

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