好きな音楽のことについて語りたいと思います。

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Merrilee Rush - Angel Of The Morning

知名度が決して高くないカントリー・ロックのアーティストばかりを取り上げ続けたので、ビートルズに登場していただいてもアクセス数が伸びず、すっかり過疎ブログとなってしまいました。それでも代わり映えのしない地味な人選で今回も臨みます。
本日ご紹介するのはメリリー・ラッシュ。つぶらな瞳のキュートなシンガーです。ジャケット写真からはポップ・カントリーかソフト・ロックなサウンドを想像しがちですが、ところがどっこいちょっぴりハスキーな声で渋めの曲を落ち着いた感じで歌っていました。

朝の天使朝の天使
(2004/04/21)
メリリー・ラッシュ&ザ・ターナバウツ

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1. It's Worth It All
2. Sandcastles
3. Billy Sunshine
4. Handy
5. San Francisco (Be Sure to Wear Some Flowers in Your Hair)
6. Angel of the Morning
7. That Kind of Woman
8. Working Girl
9. Observation [From Flight 285 in 3/4 Time]
10. Hush
11. Do Unto Others
12. Sunshine & Roses

メリリー・ラッシュはワシントン州シアトルの出身。1960年代の初頭からバンドを組んで
ピアノを弾き、R&Bを歌っていたとのことです。1965年には彼女自身のバンド、ザ・ターナバウツを結成してシアトルを拠点に活動していました。
メアリー・ラッシュ&ザ・ターナーバウツは当時絶大なる人気を博していたシアトル出身のバンド、ザ・レイダーズのリーダー、ポール・リヴィアに気に入られ、ポール・リヴィア&レイダーズの全米ツアーに同行して前座を務め次第に名前が知られるようになります。そんな彼女たちの活動が功を奏して1968年にベル・レコードとめでたく契約に至り、同年5月に発売された「Angel of the Morning(朝の天使)」が全米チャート7位まで上昇する大ヒットを記録しました。アルバムはその余勢を駆って10月にリリースされています。


この曲は俳優ジョン・ヴォイトの実弟で、女優アンジェリーナ・ジョリーの叔父であり、トロッグス「Wild Things」(1966)、ホリーズ「I Can't Let Go」(1966)、ジャニス・ジョプリン「TRY (Just A Little Bit Harder)」 (1969年発表の『I Got Dem Ol'Kozmic Blues Again Mama!/コズミック・ブルースを歌う』に収録)などの作者として知られるチップ・テイラーの作品です。もともとイーヴィ・サンズという女性シンガーが録音していたのですが、シングル盤の発売直後に所属レコード会社が倒産するという憂き目にあい、プレスした在庫を出荷出来ぬ状況に陥ってしまいました。ところが、発売前からラジオ局へのリクエストが殺到していたほど評判の高かった曲なので、このまま埋もれさせてしまうのは惜しいと関係者が思ったのか、メアリー・ラッシュという新人歌手に歌わせて仕切り直しを行った結果、予想通りの大ヒットへと繋がったのです。なお、悲運のイーヴィ・サンズもA&Mに移籍してアルバムを発表しています。

ANGEL OF THE MORNING
あなたを繋ぎ止める糸などないわ
私の愛でさえあなたの心を縛ることが出来ないのだから
立場をはっきりさせる必要などないの
きっかけとなることを選んだのは私だから
私を家に連れ戻す理由はないの
もう子供じゃないのでこのまま夜明けを迎えるわ

朝の天使と呼んで
別れる前に私の頬に触れて
朝の天使と呼んで
それからゆっくりと私のもとから立ち去って

陽射しが翳って来るかもしれないわ
でもたいしたことじゃないの
朝のこだまが二人に罪を宣告しても
そう それこそ私が望んでいたことよ
もし私たちが夜の犠牲者であっても
私は光で目が眩んだりしないわ

朝の天使と呼んで
別れる前に私の頬に触れて
朝の天使と呼んで
それからゆっくりと私のもとから立ち去って
私はあなたに一緒にいてほしいなんて懇願しない

一日中涙を流しながら幾後月を重ねるのよ


この曲は多くのアーティストに取り上げられています。宜しければ聴き比べてみてください。
Juice Newton
http://www.youtube.com/watch?v=HTzGMEfbnAw
Skeeter Davis
http://www.youtube.com/watch?v=Kv2iSqerOj4
Nina Simone
http://www.youtube.com/watch?v=X7PceQx4rt0

YouTubeにもう1曲映像がありました。アルバムのラストを飾る「Sunshine & Roses」。マーク・ジェイムズとジョージ・クラインの共作によるフォーク・ロック調の佳曲です。


このアルバムにはチップ・テイラー作の(8)、テイラーとアル・ゴーゴニ共作の(3)、ダン・ペン、ダリル・カーター、スプーナー・オールダム共作の(4)、マーク・リンゼイ(ポール・リヴィア&ザ・レイダーズ)作の(9)、(11)、ジュー・サウス作で1968年にディープ・パープルのヴァージョンが全米4位の大ヒットを記録した(10)などが収録されていました。
そういった中からもう2曲お聴きいただければ幸いです。まず、このアルバムのプロデューサーでスタックス・レコードで手腕を振るったチップス・モーマンとスプーナー・オールダムの共作、「Sandcastles」。かつてR&Bを歌っていたメリリーのこと、こんな曲調のほうが似合っているのでしょう。ソウルフルな印象を受けました。続いてママス&パパスのジョン・フィリップス作で、スコット・マッケンジーが1967年に歌って全米第4位のヒットとなった「花のサンフランシスコ」。少々意外な選曲ですが、地味で渋い曲が多いので明るい曲調のものを入れてアクセントをつけようとしたのでしょう。





 ディープ・パープルでお馴染みの「Hush」も追加しました。


なお、メリリー・ラッシュは現在も元気に活動中です。

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コメント

Backstreets 様

こんにちは。
メリリー・ラッシュは興味があったんですが、聴いたことがなかったので楽しく読ませていただきました。
ルックスからいくとキュートな感じの声を想像していましたが、おっしゃるとおりなかなかシブイ歌声ですねぇ(笑)
「Angel of the Morning(朝の天使)」は後に大ヒットしたジュース・ニュートンのカヴァー・ヴァージョンの方を愛聴しておりました。
おやぢ様、コメントありがとうございます。
メリリー・ラッシュのようにルックスに似合わず歌声がちょっとアーシーでハスキーといった雰囲気は、同時期に精力的に活動していたジャッキー・デシャノンとも相通ずるところがあります。
この「Angel of the Morning(朝の天使)」はカヴァー・ヴァージョンが多く、プリテンダーズ、ボニー・タイラー、P.P.アーノルド、オリヴィア・ニュートン・ジョンらも取り上げていました。
こんばんは。TBありがとうございました。
こちらからも返TBさせていただいたんですが、僕のブログの設定が悪いのか、相変わらず送信できてないようです・・・

アイドルポップのようなジャケもあって少々躊躇していたこのアルバムですが、これはいいですよね~
ソフロテイストが全体を支配してはおりますが、アーシーな雰囲気もあってお気に入りの1枚となっております。
shintan_69様、コメントありがとうございます。
自分のブログと同じ会社なら送信失敗ということは殆どないのですが、他社のブログへのトラックバックはうまく送れないことが多いですね。
さて、かつてR&Bを歌っていたメリリー・ラッシュ。チップス・モーマンとスプーナー・オールダムのプロデュースで、水を得た魚のように生き生きとした彼女の魅力が伝わってきました。チップ・テイラーの楽曲も輝いています。
選曲に興味を引かれた「花のサンフランシスコ」は時流に合わせたのかもしれませんが、少々浮いているように思えました。

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