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Harry Nilsson - PANDEMONIUM SHADOW SHOW

以前にハリー・ニルソンのスタンダード・ナンバー・アルバム『A little touch of SCHMILSSON in the night (邦題:夜のシュミルソン)』を記事にしましたが、今回は彼のメジャー・デヴュー・アルバム『PANDEMONIUM SHADOW SHOW』を紹介します。
銀行に勤務しながら音楽活動を始めたニルソン。やがて彼の才能はフィル・スペクターの目に止まり、ロネッツやモダン・フォーク・クァルテット(MFQ)への楽曲提供を足がかりとしてモンキーズに「カドリー・トイ」、ヤード・バーズに「テン・リトル・インディアン」が取り上げられました。こうしてニルソンはソング・ライターとして脚光を浴び始め、マイナー・レーベルからアルバムをリリースした後、ついにRCAというメジャー・レーベルとの契約にこぎつけました。そのアルバムが1967年10月にリリースされた『PANDEMONIUM SHADOW SHOW』です。

パンディモニアム・シャドウ・ショウ(紙ジャケット仕様)パンディモニアム・シャドウ・ショウ(紙ジャケット仕様)
(2007/08/22)
ニルソン

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1. Ten Little Indians
2. 1941
3. Cuddly Toy
4. She Sang Hymns Out of Tune
5. You Can't Do That
6. Sleep Late, My Lady Friend
7. She's Leaving Home
8. There Will Never Be
9. Without Her
10. Freckles
11. It's Been So Long
12. River Deep, Mountain High
13. As I Wonder Lonely (Bonus Track)
14. She Sang Hymns Out of Tune (Bonus Track)

アルバムの収録曲はニルソンのオリジナル・ナンバーに加えて、ビートルズの楽曲、「You Can't Do That」、「She's Leaving Home」、フィル・スペクター作品「River Deep, Mountain High」などのカヴァーで構成されていました。

ニルソンのオリジナル、「Ten Little Indians」。有名な童謡を題材として、モーゼの「十戒」をモチーフにアイロニーが込められた歌詞が展開されます。アルバムのオープニング・ナンバーとしては異色な雰囲気が漂っていました。差別発言との抗議はなかったのでしょうか。


TEN LITTLE INDIANS
10人の小さなインディアンが並んで立っている
ある者が他の奴の妻を眺めて立っていた
それから9人になった
9人の小さなインディアンの心は憎しみで一杯だった
ある物が隣の奴のものを取り上げた
それから8人になった
8人の小さなインディアンは天国から降りて来た
ある者が仲の良い友だちに嘘をついた
それから7人になった
7人の小さなインディアンは楽しくやろうとした
ある者が別のやり方で天国に行けるのだと思った
それから6人になった
6人の小さなインディアンは生き続けようとした
ある者がひとりの命を奪った
それから5人になった

5人の小さなインディアンは扉を見つけようとした
ある者が母親を虐待した
それから4人になった
4人のインディアンは自由になろうと考えた
ある小さなインディアンが祈りを捧げることを忘れた
それから3人になった
3人の小さなインディアンは何をやって行くべきかを決めた
ある者がみだりに神の名を使った
それから2人になった
2人の小さなインディアンは何か楽しいことをやるべきだと考えた
ある者が自分の写真を撮ることが気に入った
それからひとりになった
一人の小さなインディアンは6時に太陽を探した
月が昇り
それから誰もいなくなった


続いてこちらもニルソンのオリジナル、「1941」。ノスタルジックな雰囲気のする楽曲です。1941とは彼の生まれた年を指し、自分の生い立ちを元にしたエピソードが物語風に語られていました。ここではギターの弾き語りによるライヴ映像でお楽しみください。


ビートルズのカヴァー、「You Can't Do That」。曲中には「She 's A Woman」、「Drive My Car」、「Rain」など幾つものビートルズ・ナンバーの一節が間奏やバック・ヴォーカルとして登場し、さながらトリビュートの様相を呈しています。


ニルソン作のバラード作品、「Without Her」。作風にはポール・マッカートニーから受けた影響が感じ取れました。グレン・キャンベル(1967年発表の『Gentle on My Mind』に収録 ) 、BS&T (1968年の『Child Is Father to the Man』に収録) 、アストラッド・ジルベルト(1969年の『I Haven't Got Anything Better to Do』に収録 )など多数のカヴァーがあります。


『Aerial Pandemonium Ballet』 (1971)に収録の別ヴァージョンです。貼付け無効なので、宜しければ下記のURLをクリックしてください。
http://www.youtube.com/watch?v=VOZi8HCnGQ4

多重録音や斬新なアレンジが功を奏して、この『PANDEMONIUM SHADOW SHOW』は音楽評論家に高く評価されたもののセールス的には芳しい結果を残せませんでした。しかし、ジョン・レノンとポール・マッカートニーはいたくこのアルバムを気に入り、ジョン・レノンは直接ニルソンへ賛辞の電話を掛けたという逸話が残っています。

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コメント

こんばんは^^
"One little, two little, three little Indians♪"の童謡かと思っていたら、違ったのですね^^;
数が減っていって、重い感じの歌詞ですね・・・。
saya様、コメントありがとうございます。
一般的によく知られた童謡を題材にしてまったく違ったメッセージを込めるところがニルソンの真骨頂でもあります。歌もうまいので皮肉にもヒット曲になったのは、「Without You」や「うわさの男」など他人の作品ばかりですが、この人の魅力に取り付かれたら離れることが出来ません。

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