好きな音楽のことについて語りたいと思います。

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Cass Elliot - DREAM A LITLE DREAM MAMA CASS

前回はビートルズの楽曲でうまくネタ切れを逃れました。続けてビートルズを取り上げるのもミエミエなので、今回はアクセス数の減少覚悟で臨みます。
さて、ご登場いただくアーティストはキャス・エリオット、本名エレナ・ナオミ・コーエン。ママス&パパスで豊満なボディを誇っておられた女性です。天真爛漫なキャラクターからママ・キャスの愛称で親しまれていました。
1968年のママス&パパス解散後、キャス・エリオットはソロ・シンガーとして再出発を望みます。所属のダンヒル・レコードもソロとしての彼女の可能性に賭け、ママス&パパスの抜けた穴を埋めるには十分だと考えました。そうして両者の思惑が一致し、1968年の10月にママ・キャスのファースト・アルバムがリリースされることになります。
ママス&パパス時代のイメージを払拭しようとしたキャス・エリオットはプロデューサーにジョン・サイモンを迎えました。サイモンの起用はエリオットがザ・バンドの『ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク』をとても気に入っていたことによるものだそうです。
参加ミュージシャンはジョン・セバスティアン、スティーヴン・スティルス、サイラス・ファーヤー(MFQ)、ジェイムズ・バートン(ドブロ・ギター)、ジム・ゴードン(ドラムス)など彼女と気の合った仲間たちが呼びかけに応じています。また、ジョン・サイモンもプロデュースのみならず、ピアノで腕前を振るっていました。

私の小さな夢私の小さな夢
(2001/06/27)
ママ・キャス

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1. Dream A Little Dream Of Me
2. California Earthquake
3. The Room Nobody Lives In
4. Talkin' To Your Toothbrush
5. Blues For Breakfast
6. You Know Who I Am
7. Rubber Band
8. Long Time Loving You
9. Jane, The Insane Dog Lady
10. What Was I Thinking Of
11. Burn Your Hatred
12. Sweet Believer

それでは収録曲をYouTubeの映像を使って紹介して行きます。まず、アルバムのタイトル曲「Dream A Little Dream Of Me」。オリジナルはWayne King & His Orchestraが1931年にヒット・チャート1位に送り込んだ曲で、他にもナット・キング・コール、ドリス・ディ、ルイ・アーム・ストロング、エラ・フィツジェラルド、ディーン・マーティン(1959年発表の『 Sleep Warm』に収録)、アン・マレー(2004年発表の『All of Me 』に収録)など多数のアーティストがレコーディングしています。この曲はママス&パパスの4枚目のアルバム『The Papas & The Mamas』(1968)に収録され、シングル・カットもされていました。キャス・エリオットだけがヴォーカルを取っていたので、バンドからソロへの転身の意味合いを表しているかのようです。おそらくダンヒル側の方針として考え出された措置でしょうが、エリオットにとってはあまり有り難くなかったかもしれません。この曲のみ上記のメンバーではなく、ハル・ブレイン(ドラムス)、ラリー・ネクテル(キー・ボード)、ジョー・オズボーン(ベース)らがバックを担当していました。ママス&パパスのヴァージョンにストリングスやSEが加えられ、印象の違ったものに仕上げられています。少々画像が悪いのですが、ここではTVショーに出演した際の映像をお楽しみください。


DREAM A LITTLE DREAM OF ME
空には星が明るく輝いている
夜風が「愛してるよ」と囁いている
スズカケの木から鳥のさえずる声
ささやかな私の夢を見てほしい

おやすみと言って私にキスをし
しっかりと抱きしめて
君に会えないと寂しいと言ってくれる
私がひとりぼっちで寂しくて仕方ない時
あなたと会えるささやかな私の夢

星が消えても私の思いは留まったまま
あなたのキスを懇願する
夜明けまであなたを思い続け
こう言うの

太陽の光があなたに差し込んで来るまで素敵な夢を
すべての悩みを忘れさせてくれる良い夢を
でもどんな夢であろうと
ささやかな私の夢を見てほしい



続いては ジョン・ハートフォード作の「California Earthquake」。ジョン・サイモンのピアノとホーン・セクションがフィーチャーされたR&B色の濃い楽曲です。セカンド・シングルとしてリリースされました。


次はジャジーな雰囲気が漂うジョン・サイモン作の「Talkin' To Your Toothbrush」。ジェームズ・バートンのドブロ・ギターが渋い味わいを醸し出しています。


リチャード・マニュエル作の「Blues For Breakfast」。ザ・バンドのヴァージョンはボブ・ディランの『Basement Tapes(地下室)』(1975年発表)に収録されています。貼付け無効ということなので、下記のURLをクリックしてください。
http://www.youtube.com/watch?v=dj_lNc-gJwY

サイラス・ファーラー作の「Rubber Band」。行進曲調で拍手や歓声が入る楽しそうな曲です。


カントリー風の楽曲「Jane, The Insane Dog Lady」はジョン・サイモンの作品。この曲も歓声が効果的に使われています。


グラハム・ナッシュ作の「Burn Your Hatred」。貼付け無効ということなので、下記のURLをクリックしてください。難しそうな楽曲ですが、うまく歌いこなしています。
http://www.youtube.com/watch?v=w7WAhe4Tf2U

アルバムの最後を締めくくるのはサイラス・ファーヤー作の「Sweet Believer」。美しいメロディ・ラインがキャス・エリオットの優しい歌声によく似合います。なお、サイラスのヴァージョンは1971年発表の『Cyrus』に収録。


この他にもレナード・コーエンのブルージーな佳曲「You Know Who I Am」(コーエンのヴァージョンは1968年発表の『Songs From A Room』に収録)、ジョン・セバスティアンの「The Room Nobody Lives In」(セバスティアンのヴァージョンは1970年リリースの『John B.Sebastian』に収録)、キャス・エリオットの妹であるリア・コーエン(後のリア・カンケル)の作品「 What Was I Thinking Of」などの興味深い楽曲がが収録されていました。レナード・コーエンは「You Know Who I Am」を抑制した雰囲気で少々ぶっきらぼうな歌い方をしていましたが、キャス・エリオットのヴァージョンは後半部分にゴスペル風のコーラスが付けられてソウルフルな印象を受けます。
期待されたキャス・エリオットのファースト・ソロ・アルバムでしたが、ヴァラエティに富んだ楽曲が揃っていたものの、難しいメロディと凝った作りが災いしたのかセールス的には全米87位と芳しい成績を上げることが出来ませんでした。ダンヒル側は彼女にポップな路線へ戻るように要請し、彼女もそれに応えてバリー・マン=シンシア・ワイル作の「It' Getting Better」、「Make Your Own Kind Of Music」などのヒット曲を連発して行きます。しかし、この路線は脱ママス&パパスを標榜していたエリオットの本意ではなく、結局彼女は2枚のアルバムを残してダンヒルを去りました。
その後はデイヴ・メイソンとコンビを組んでアルバムをリリース。一時的に再結成したママス&パパスに加わったり、RCAに移籍してソロ・アルバムを発表するなど精力的な活動を続けましたが、1974年7月29日、イギリス公演のために滞在していたロンドンで心臓麻痺のために帰らぬ人となりました。享年32歳。早すぎる死でした。

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コメント

Backstreets 様

こんばんは。
ママパパは大好きで、グループ時代はもちろんソロになってからの4人のアルバムも随分集めました。
中でもママ・キャスは多くの人に愛された気さくな人柄が歌声にもにじみ出ているような気がして、今でも大好きなシンガーのひとりです。
片想いのデニー・ドハーティを追いかけてグループに強引に加入したというエピソードも、いかにもママキャスらしく一途な感じでかわいいですよね(笑)。
おやぢ様、コメントありがとうございます。
ジョン・フィリップスとスコット・マッケンジーらによるジャーニーメン、ママ・キャス、デニー・ドハーティ、ザル・ヤノフスキーらによるマグワンプス、ママス&パパス以前のメンバーの経歴にも興味深いものがありますね。
ジョン・フィリップスにしてみればママキャスの気迫に押されてやむなく彼女の加入を認めたのでしょうが、結果的にはグループの成功につながったので万事よかったと思えます。

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