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Joni Mitchell - WOODSTOCK

今年はウッドストック40周年とのことで、未発表シーンを満載したDVDがリリースされるそうです。そこで、今回は映画版の主題歌となったジョニ・ミッチェル作の「Woodstock」を取り上げました。

ウッドストックとは
ウッドストック・フェスティバル(Woodstock Music and Art Festival)は1969年8月15日(金)から17日(日)までの3日間、アメリカ合衆国ニューヨーク州サリバン郡ベセルのヤスガー農場で開催された大規模な野外コンサート。予想を遥かに超える40万人もの入場者が押し寄せた。主な出演者はリッチー・ヘブンス、ジョーン・バエズ、サンタナ、キャンド・ヒート、ジャニス・ジョプリン、グレイトフル・デッド、ザ・フー、ジョー・コッカー、ザ・バンド、クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング、ジミ・ヘンドリックスなど。コンサートの模様はレコードとしてリリースされ、映画化もされた。
ウッドストック・フェスティバルはたんなる音楽イベントとしてのみならず、人間性回復のための集会でもあり、カウンター・カルチャーの集大成としても捉えられている。
公民権運動、女性解放運動(ウーマン・リヴ)、環境保護運動、ヴェトナム反戦運動などが相次いで起こった激動の1960年代を体験した人々にとってウッドストックは輝かしい時代の象徴として語られてきたが、実際には犯罪やドラッグが場内に横行し、フェスティヴァル終了後のゴミ問題も露になった。現代にも渦巻く諸問題の原点であるとの見方も出来よう。
そうしたカウンター・カルチャー幻想の終焉と崩壊について述べられた歌のひとつがイーグルスの「ホテル・カリフォルニア」である。



WOODSTOCK
神の子に出逢った
彼は道をまっすぐ歩いていた
どこに行くのかと尋ねると
彼はこう言った
ヤスガー農場に行くんです
そこでロックン・ロール・バンドに加わり
自然の中でキャンプをし
魂を解放しようとするのです

私たちは星屑 黄金に輝く星屑
みんな一緒に
あの楽園に帰るべきなのよ

あなたと一緒に行ってもいい?
私はスモッグから逃げ出してきたの
自分がぐるぐる回る歯車か何かになっている気がするのよ
そうね たぶん今が潮時よ
たぶん人類にとっても潮時かも
私は自分が何者かも分からない
でも人生は学ぶためにあるのね

ウッドストックに着いた頃
私たちは50万人にもなっていた
まわりには歌と祝祭
私は夢を見た
重装備の爆撃機が空を飛んでいたが
蝶々に変わって行った
私たちの国の上で

私たちは星屑 黄金に輝く星屑
みんな一緒に
あの楽園に帰るべきなのよ

私たちは星屑
私たちは10億年を経た炭素
黄金に輝く星屑
私たちは悪魔との契約にとらわれている
みんな一緒に
あの楽園に帰るべきなのよ


この映像は1984年リリースのヴィデオ『REFUGE OF THE ROADS / 放浪』(DVDは2005年に発売)からのもののようですが、オリジナル・ヴァージョンは1970年発表の『LADIES OF THE CANYON』に収録されていました。映像ではエレキ・ギターを弾いていますが、アルバムではピアノの弾き語りでした。
ジョニ・ミッチェル自身はウッドストックに出演していません。当時恋仲だったグラハム・ナッシュの話を聞いてこの歌を書き上げたそうです。

リンク切れとなったようですので、1970年のスタジオ・ライヴの映像をご覧ください。


実際に映画の中で使われていたのはジョニ・ミッチェルではなくて、クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングのヴァージョンです。タイトル・エンドで流されていました。1970年発表の『DEJA VU』に収録されています。


クロスビー、スティルス&ナッシュのライヴ映像。1990年頃のもののようです。


ジョニ・ミッチェルのオリジナル・ヴァージョンとクロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングのヴァージョンでは歌詞が一部異なります。赤で示した部分が変更ならびに入れ替えられた言葉です。

神の子に出くわした
彼は道をまっすぐ歩いていた
どこに行くのかと尋ねると
彼はこう言った
ヤスガー農場に行くのさ
そこでロックン・ロール・バンドに加わり
自然の大地に戻って
魂を解放するんだ

俺たちは星屑 黄金に輝く星屑
俺たちは10億年を経た炭素
みんな一緒に
あの楽園に帰るべきなんだ

一緒に行っていいかい
俺はスモッグから逃げ出してきたんだ
自分がぐるぐる回る歯車か何かになっている気がする
そうだね たぶん今が潮時だ
たぶん人類にとっても潮時かもな
俺は自分が何者かも分からない
でも人生は学ぶためにあるんだよな

ウッドストックに着いた頃
俺たちは50万人にもなっていた
まわりには歌と祝祭
俺は夢を見た
重装備の爆撃機が空を飛んでいたが
蝶々に変わって行った
俺たちの国の上で

俺たちは星屑 黄金に輝く星屑
俺たちは悪魔との契約にとらわれている
みんな一緒に
あの楽園に帰るべきなんだ

爆撃機や悪魔など物騒なものが歌詞の中に登場しますが、スティーヴン・スティルスのヴァージョンは「矢でも鉄砲でもミサイルでも核爆弾でもまとめて持ってきやがれ」という具合に頼もしく、逞しく思えるような歌と演奏を展開しています。

マシューズ・サザン・コンフォートのカヴァー・ヴァージョンです。1970年にシングル盤としてリリースされましたが、同年発表の『SECOND SPRING』にボーナス・トラックとして収録されています。


マシューズ・サザン・コンフォートのヴァージョンはナイーヴな若者のうつろいやすさが表現されているかのようです。まるで砂上の楼閣のようにもろくも崩れていったカウンター・カルチャーの終焉のイメージでしょうか。また、イアン・マシューズの甘く優しく切ない歌声とスティール・ギターの音色がさらなる哀愁を誘います。
テキサス訛りが入ったスティーヴン・スティルスのヴァージョンは歌詞カードを目で追わなければ何を言っているのか分からないほどです。それに比べてイギリス人のマシューズの発音は実に美しく気品さえ漂っているように思えました。
なお、イアン・マシューズもウッドストックには出演しておりません。

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コメント

この歌を聴くと、当時 Woodstock がどれ程のイベントであったのかがうかがい知れますね。 Joni Mitchell のような人が自分は行けなかったコンサートについて(レコード会社に止められた、みたいな事を言ってましたね、確か)こんなナイーヴな歌詞を書いてしまうんですからね。  近年の彼女のこの歌の歌唱を聴くと、まるで Hippy Culture への鎮魂歌のように聞こえてなりません。 友人に Woodstock へ実際行ったという方がいますが、「人生が変わった」と言ってました。  Counter Culture と言うもの自体がもはや存在しない今日の若者には想像すら出来ないでしょうね。


Trot様、コメントありがとうございます。
おっしゃる通り、近年ジョニ・ミッチェルがこの歌を歌っているのを聴いていると「Hippy Culture」への鎮魂歌のように思えますね。
私は当時小学生でしたのでリアルタイムの体験に乏しいのですが、お友達の方が実際に会場に行かれてあの場に立ち会われたとは羨ましい限りです。
1994年、1999年にオリジナルのウッドストックを模倣したような記念コンサートが開催されました。1999年のほうは暴行や略奪などの犯罪が会場に蔓延したと聞きます。既に70年代のパンク・ロッカーたちが「Don't Trust Hippies」と叫んでいたようですが、今日の若者も「Counter Culture」は理解できないのかもしれません。
こんばんはー、先日は記事のご紹介ありがとうございました。
ジョニ・ミッチェルは参加できなかったんですね。
ナッシュさんと恋仲で話を聞いて書き上げたなんて、すごい想像力ですね。

Trotさんのおっしゃるように、Counter Cultureってよくわからないのですが、
そのコンサートに参加していたら、人生変わっていそうな気がします。
松月様、コメントありがとうございます。
記事にも書きましたが、カウンター・カルチャーにはプラスとマイナスの側面がありました。現在では負の側面のほうがクローズ・アップされているように思えます。物事には両面があると「Both Sides Now」で気づかせてくれたのはジョニ・ミッチェル。でも、彼女は実はまだ何も分かっていないと締めくくっていました。
私の周りには大学時代の恩師も含めてカウンター・カルチャーの真っただ中を経験した人が何人かいました。こうした方々からプラスの影響を受けましたが、自分の感性とマッチしない何かを感じたことも確かです。

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