好きな音楽のことについて語りたいと思います。

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Carole King - Simple Things

オード・レーベル時代のキャロル・キングの作品を取り上げたブログは枚挙に暇がなく、皆様鋭い洞察力と豊富な知識によって独自の解釈をされており、私のような者では足下にも及びません。というわけで、比較的取り上げられることが少ない作品を選ぶことが無難と思われるので、今回はキャロルがオードを離れて自らが設立したレーベルAvatarからリリースされた『Simple Things』について述べることにしました。
オードでの最後のアルバム『THOROUGHBRED』から約一年半、キャロル・キングの『Simple Things』は1977年に発表されました。前作の『THOROUGHBRED』は長く世話になったレーベルを離れる惜別の念からか、最初の夫だったジェリー・ゴフィンとの共作があり、かつて恋人と噂されたジェームズ・テイラー、デヴィッド・クロスビー、グラハム・ナッシュら最高の男友達のバック・コーラスで「I'd Like To Know You Better(邦題:気が合う二人)」を披露するなど自分と関わった人々への感謝の意味が込められていたように思われます。また、2番目の夫であるチャールズ・ラーキーとの別離があり、愛や孤独がテーマとなった曲が多く内省的な雰囲気が漂っているものの打ちひしがれたような様子はなく達観した印象さえ受けました。

拠点をL.A.からコロラドに移して制作されたこの『Simple Things』は新天地で気負うことなくリラックスして吹っ切れたような気分が伝わってきます。前作にあった陰りは殆ど感じられず、全体的に明るさや透明感が窺えました。都会の喧噪を離れて大自然の中に身を置いたことの効果が出たのかもしれません。
3番目の夫となるリック・エヴァーズは、タイトル・ナンバーを始めアルバムの中の幾つかの曲をキャロルと共作し、ギターでも参加しています。前夫との離婚で心が傷ついていたキャロルには自身のレーベルを立ち上げて再出発することへの不安がのしかかっていたことでしょう。そんな彼女を公私ともに支えたエヴァーズの功績は大きかったものと推測されます。
バックを受け持つナヴァロはコロラドのバンドで、アーシーでダイナミックなサウンドが時にイーグルスやポコを彷彿とさせます。ナヴァロはキャロルのバックアップで『Listen』(1977年)、『Straight To The Heart』(1978年)の2作品をリリース。中心メンバーのマーク・ホールマンは『Simple Things』以降も長きに渡ってキャロルをサポートし続けました。

それではアルバムから生きることの意味を歌ったタイトル・ナンバーの「Simple Things」、豪快なサウンドをバックに恋人との別離を歌う「God Only Knows」の2曲をお聴きください。


Discover Carole King!



アルバムからシングル・カットされてヒットした「Hard Rock Cafe」はYouTubeの画像を観ながらお楽しみください。



HARD ROCK CAFE
アメリカのどんな町のダウンタウンでも
ハード・ロック・カフェを見つけられる
選曲してお金を入れると音楽が流れ出す
おいでよ どんな一日だったかを聞かせてよ

ハード・ロック・カフェでハード・ロック・カフェにおいでよ
ハード・ロック・カフェに寄らずにいられない常連さんばかり

ちょっぴり寂しくなったら
くよくよ引きこもってないで
気分が晴れるところへおいでよ
ドアはいつも開いているからね

ハード・ロック・カフェで ハード・ロック・カフェにおいでよ
憂鬱な気分を吹き飛ばしてくれる
ハード・ロック・カフェ


シンプル・シングス(紙ジャケット仕様)シンプル・シングス(紙ジャケット仕様)
(2007/11/05)
キャロル・キング

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ストレイト・トゥ・ザ・ハートストレイト・トゥ・ザ・ハート
(2005/06/15)
ナヴァロ

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コメント

やっぱり、キャロル・キングは何歳になっても声が変わりませんね!

なぜか売ってないのですが、私は『IN CONCERT』というライヴ盤が音も抜群で、まさに『つづれおり』のライヴ再現で一番のお気に入りです。
もし持っていなければ、どうぞ。 オススメです。
Toshinosuke(たそがれの法善寺横丁)様、コメントありがとうございます。
1993年のツアーを収録したライヴ『In Concert』はCDショップには置いていないかもしれませんが、AmazonやHMVでは手に入れることが出来るようです。
キャロル・キングのライヴ盤は何種類かありますが、『つづれおり』とほぼ同じ曲順のライヴ音源を収めた『Tapestry(Legacy Edition)』やJTとのデュエットが聴ける『Carnegie Hall Concert』も好印象のライヴ・アルバムです。
去年の来日コンサートは、前から4番目の席で見ました、彼女のピアノを弾く指までよく見えました。まさか、生で見ることができるとは、思っていませんでした。夢のような時間でした。
bornin様、コメントありがとうございます。
私も前から4列目の席が取れました。チケットが高額だったためか、空席が少々目立っていたのが残念です。途中で休憩が設けられていたので、体力を温存し集中力を途切れさせずにすみました。
若い方々はともかく、休憩を挟むことはキャロル本人にも観客の皆様にも嬉しい措置でしょうね。

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