好きな音楽のことについて語りたいと思います。

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Blossom dearie - That's Just The Way I Want To Be

連日ネタ切れ、ネタ切れと叫んでいたところ、愛読している『レコード・コレクターズ』におあつらえ向きの特集があったので、ここは遠慮なく便乗させてもらうことにしました。
もう10年以上も前のことです。当時行きつけのレコード屋に入ると、とてもチャーミングな歌声が流れていました。その声に魅せられた私は、「これは誰ですか?」と店主に尋ねると、「ブロッサム・ディアリーや」との回答がありました。さらに店主は「ジャズ・ヴォーカルやけど、君みたいにクロディーヌ・ロンジェやフランソワーズ・アルディなんかのようなウィスパリング・ヴォイスが好きな人やったら気に入るかもしれへんな」とさりげなく薦めたのです。ジョニ・ミッチェルの「青春の光と影」が収録されていたこともあり私は迷わず購入。かくして愛聴盤となりました。ちなみに、そのCDは『That's Just The Way I Want To Be』(1970年発表)と『Give Him The Ooh-La-La』(1957年発表)をカップリングした日本編集盤『Whisper For You』です。

ウィスパー・フォー・ユーウィスパー・フォー・ユー
(1997/09/20)
ブロッサム・ディアリー

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今回は1970年にリリースされた『That's Just The Way I Want To Be』のほうを紹介したいと思います。
ブロッサム・ディアリーは1924年4月28日にニューヨーク州のイースト・ダーハムで誕生。5歳のころよりクラシックピアノを習い始め、ハイ・スクール時代にはジャズに興味を持ち、スクール・バンドでピアノを担当していました。ハイ・スクール卒業後はニューヨークに出てウッディ・ハーマン楽団のコーラス・グループに加入し、プロとしてのキャリアをスタートさせます。数々のコーラス・グループで経験を積んだ後にフランスへ渡り、ブルー・スターズというグループを結成して活動を始めました。ある時、プロデューサーでヴァーヴ・レコードの創設者でもあるノーマン・グランツと知り合い、彼に気に入られてソロ・シンガーとしてデヴューするきっかけをつかみます。すぐさまヴァーヴとの契約に至ってアメリカに戻り、1stアルバムを1956年にリリース。ヴァーヴには6枚のアルバムを残し、以降キャピタルやフォンタナなどのレーベルに移籍しながら順調にアルバムを制作して行きます。1974年には自身のレーベルであるダッフォディルを設立し、そこからも多くのアルバムを発表しました。1976年には来日公演を行っています。
1980年代はニューヨークやロンドンのクラブを中心に活動し、1993年にはホワイト・ハウスに招かれて歌いました。しかし、2006年頃に体調を崩して第一線から身を引き、2009年2月7日にグリニッジ・ヴィレッジのアパートの一室で静かに息を引き取ったとのことです。
この『That's Just The Way I Want To Be』は1970年にフォンタナからリリースされました。ジョン・レノンに捧げた「Hey John」、ダスティ・スプリングフィールドのことを歌った「Dusty Springfield」、ジョージ・フェイムへの「Sweet Georgie Fame」などロックやポップスのアーティストへの自作のトリビュート・ソングが収録されています。1970年代に入るとロック・ミュージックが台頭し、ポピュラー音楽の様相に変化が訪れました。ブロッサムはその時代の変化を読み取ったのか、英米の有名なアーティストを取り上げて歌にしていたことがとても興味深く思えます。

それではアルバムからタイトル曲の「That's Just The Way I Want To Be」、「エリナ・リグビー」を連想させるかのようなストリングスで始まり、スキャットが軽快な「Hey John」、心地よくスウィングする「Sweet Georgie Fame」、ジョニ・ミッチェルのカヴァー「Both Sides Now」、ストリングスが印象的な「Dusty Springfield」の5曲を聴いていただけたら幸いです。なお、再生中に楽曲の順序が前後する場合は誠に申し訳ございませんが一旦PCの更新ボタンをクリックし、改めて選曲してくださるよう宜しくお願い申し上げます。


Discover Blossom Dearie!



BOTH SIDE NOW
幾重にもなって流れる天使の髪
空に浮かぶアイスクリームの城
いたるところに羽の谷間
私はそんな風に雲を見てきた

でも今や雲は太陽を遮るだけのもの
あらゆる人の上に雨と雪を降らす
本当に多くのことが私には出来たかもしれない
でも雲が私の行く手を邪魔をしたのだ

私はいま 両側から雲を見ていた
上からも下からも どういうわけか
私が思い出すのは雲の幻影
私には雲がどんなものか少しも分からない

お月様と6月 そして観覧車
目眩がするほどに踊りまくる感覚のよう
おとぎ話が現実となる度に
私はそんなふうに恋を見てきた

でも今ではそんな恋は過去の出来事
去り行くあなたは人々の笑い者
あなたが気になっても
素振りを分からせちゃ駄目
本心をさらけ出さないで

私はいま 両側から恋を見てきた
与えたり奪ったり どういうわけか
私が思い出すのは恋の幻影
私には恋がどんなものかいまだに少しも分からない

涙と恐れ、そして誇らしげな気持ち
はっきりと大声で「愛しているわ」ということ
幾つもの夢と計画 サーカスの群衆
私はそんな風に人生を見てきた

でも今ではかつての友だちはおかしな振る舞いをし
頭を左右に振って 私が変わってしまったという
失われたものがあるけど得たものだってある
日々の暮らしの中で

私は両側から人生を見てきた
勝ったり負けたり そしてどういうわけか
私が思い出すのは人生の幻影
私には人生がどんなものかいまだに少しも分からない


ジョニ・ミッチェル自身のヴァージョンは1969年発表の『Clouds』に収録されています。

アルバムのラストを飾る「I Like A London In The Rain」です。ロンドンの街角の光景のイメージ映像とともにお楽しみください。




ザッツ・ザ・ウェイ・アイ・ウォント・トゥ・ビーザッツ・ザ・ウェイ・アイ・ウォント・トゥ・ビー
(2006/02/22)
ブロッサム・ディアリー

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青春の光と影青春の光と影
(2006/09/27)
ジョニ・ミッチェル

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コメント

所謂かまととVoiceですが
巧い
かなりの回数で取り上げていますが
その昔
今はありませんが
六本木のJazz Club 出演の際
身近で聴きました
エロ話をさらっとするところが
お洒落でしたね
水森亜土さん
そうそう
タモリさんともご一緒させていただきました
大人の歌手です♪

God bless you...
Azumi様、コメントありがとうございます。
身近で歌うブロッサムに接せられたとは羨ましい。バック・バンドを付けずに単身での来日だったと聞いております。歌に集中して良い音楽を聴かせたいとのことで、公演中に換気扇の音が気になり空調を止めさせたという逸話が残っておりますね。

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