好きな音楽のことについて語りたいと思います。

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Livingston Taylor - LIV

前回に引き続きリヴィングストン・テイラーを取り上げます。
今回記事にするのは1971年にリリースされたリヴの2nd『LIV』です。後にカウボーイを結成するトミー・タルトン(G)、ビル・ステュワート(Dr)、元アワー・グラスのポール・ホンズビー(P, Org)、後にクルセダーズに参加するロバート・ポップウェル(B)らキャプリコーンが誇る強者ミュージシャンがバックを務めていますがサザン・ロック特有の泥臭さは殆どなく、シンプルで洗練された雰囲気が漂う中、まだ青臭さが残る穏やかなリヴィングストンの歌声をしっかりサポートしているといった風情が窺えました。
粒ぞろいの楽曲ばかりなので、本当は全曲鑑賞していただきたいぐらいなのですが、取りあえずシングル・カットされた軽快な「Get Out Of Bed」を始め、「Truck Drivin' Man」、「Mom, Dad」、「On Broadway」の4曲を聴いてもらえれば幸いです。なお、再生中に曲順が前後する場合は一旦PCの更新ボタンをクリックし、改めて選曲し直してください。ご面倒をおかけしますが宜しくお願い申し上げます。



TRUCK DRIVIN' MAN
まだ子供だった頃 ママは俺に言った
ちゃんと勉強しなくてはいけないと
俺はトラックの運転手になりたいんだといったら
ままは泣き パパはため息をついて嘆いた
大きな車体と軋む車輪
俺が分かることはそれだけ
ママの愛なんて知ったことじゃない
俺はトラックの運転手

シアトルからメイコン デトロイトからリオ・グランテに
1万マイルの距離も俺の腕の中の大きなハンドルをもってすれば日曜のドライブさ
俺の右腕は鋼の輝きのように強く 左腕は真っ黒に日焼けしている
ママの愛なんて知ったことじゃない
俺はトラックの運転手

我が心のナッシュヴィル テュペロに向かうニ本道
どちらを選んだってかまわない
ただ大きな車輪の音を傍で聞いていたいだけさ


両親の期待を裏切って長距離トラックの運転手になった男の歌です。前回の記事で紹介しましたが、リヴは1stアルバムでも「Six On The Road」というドライヴァーズ・ソングを取り上げていました。ちなみにこのあと対をなすように、家を出て独立する少年の心情を歌う「Mom, Dad」に続いて行きます。こうしたアコースティック・ギターで歌われる楽曲を聴いていると兄貴のJTを彷彿とさせます。
最後の曲はアルバム唯一のカヴァー、「On Broadway」です。この曲はバリー・マン、シンシア・ワイル夫妻とジェリー・リーバー、マイク・ストーラーの共作で、ドリフターズのヴァージョンが1963年に全米9位、1978年にジョージ・ベンソンが全米7位のヒットを飛ばし(『Weekend In L.A.』に収録)、ボビー・ダーリン(1963年)、ナンシー・ウィルソン(1964年発表の『Today, Tomorrow, Forever』に収録)、ニール・ヤング(1989年発表の『Freedom』に収録)とカヴァーしているアーティストは枚挙に暇がありません。兄貴のJTも2008年リリースの『Covers』で取り上げていました。
この曲は「ブロードウェイでスターになるまでは決して諦めない」と歌われるのですが、音楽で身を立てることを決心した若き日のリヴの心の中にもそんな思いがあったのかもしれませんね。

バリー・マンもセルフ・カヴァーしていました。1971年発表の『Lay It All Out』に収録されています。30秒ぐらいでカットされてしまいますが、宜しければお聴きください。



LivLiv
(1999/06/22)
Livingston Taylor

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レイ・イット・オール・アウトレイ・イット・オール・アウト
(2000/08/25)
バリー・マン

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コメント

こんばんは。

リヴの本作、未入手だったんですが、試聴させていただいて、力強さに驚きました。一作ずつ一味違うんですね。

前回記事でデビューまでの苦労を知り、これだけ才能があって、JTの弟だけに意外でした。音楽の道は厳しいですね。

しばらくリヴから離れていましたが、俄然このCD欲しくなりました。
シャケ様、コメントありがとうございます。
おっしゃる通り、アルバムごとにLIVが紡ぎ出す音楽はひと味違います。次作も基本路線は大きく変わりませんが、彼ならではのアレンジが施されたカヴァー曲もあり変化が楽しめます。
CBS(エピック)時代のアルバムはまだ手に入ると思いますが、キャプリコーン在籍時の作品は中古でもなかなかの値段がしていますね。ぜひとも再発してほしいものです。

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