好きな音楽のことについて語りたいと思います。

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Livingston Taylor

知名度の低いアーティストばかりを取り上げているとこのブログのアクセス数が減少の一途を辿ることになりそうですが、ネタ切れ寸前なので細事は気にせず書いて行きます。
さて、今回登場の人はリヴィングストン・テイラー。ジェームズ・テイラーの弟さんです。
リヴィングストン・テイラーは1950年11月21日にマサチューセッツ州のボストンで生まれ、ノース・キャロライナ州のチャペル・ヒルで育ちました。幼少の頃より音楽に囲まれた環境に育ち、両親が集めていたフォーク・ソング、ジャズ、クラシックなどの多岐にわたるレコードに接し、しばしば家族全員が楽器を手にするキッチン・コンサートが開かれていたというエピソードが残っています。
そんな裕福な家庭であるにもかかわらず、兄ジェームズや姉ケイト同様、一時期を精神治療施設で過ごした経験があり、幸か不幸かそこで本格的にギターを学び作曲にも取り組み始めました。
ハイ・スクール卒業後は音楽の道に進む決心をし、地元のライヴ・ハウスで活動するようになりましたが鳴かず飛ばず。諦めかけていた時に知人の紹介で音楽評論家のジョン・ランドウと出会います。彼は後にブルース・スプリングスティーンのマネージャー兼プロデューサーとして名を馳せる人物です。
アーティストをプロデュースすることに興味を持っていたランドウはリヴィングストンの才能を見抜き、設立したばかりのキャプリコーン・レコードへ売り込みを掛けました。キャプリコーンの創始者で経営者でもあるフィル・ウォルデン(オーティス・レディングのマネージャーだった人)は交渉に応じ、リヴィングストンの才能を認めて契約することを決めました。こうしてリヴィングストンはデヴュー・アルバムを制作する機会を得たのです。

それでは1970年にリリースされた1stアルバムからシングル・カットされたカントリー・ロック風の「Carolina Day」、リンダ・ロンシュタットが1972年発表の『Linda Ronstadt』でカヴァーした「In My Reply」の2曲を聴いていただければ幸いです。


CAROLINA DAY
キャロライナの日には何かが起こる
良い構想と意味と韻を与えてもらい
ずっとはしゃいで歌いまくる
心がやすまりうまくいくのだ

そう、キャロライナの日
ローガン空港から飛行機に乗り
気分の高揚が楽しい時に語られる言葉を浮かばせる
リップルワインが発酵し
澄んでおいしい南部の空気にさらされる
我々はみんな笑い始め
人々はあの子たちは様子が変だと思いながらじっと見つめ始める
でも誰もが必要としている
キャロライナの日を待ちこがれていることを

キャロライナの日は朝も明けず
夜も暮れず
そうではなくて心のありようだ
朝に起きたら辺りを見回してごらん
君はニコニコ笑い
女の子と一緒にいる
君はここに留まっていたいかな
そうさ君はキャロライナの日にいる
今日は君のキャロライナの日

アレックとブレントは自分たちの子供を愛していた
ジェームズはスターになりつつある
ケイト姉貴はいつも笑ってばかり
弟のヒューは車をぶつけている
母親は嬉しく思いながら微笑んでいる
子供たちが家に帰ってきたのだから
そして 一番の親友のルイスが偶然訪れて
これでみんなが勢揃い

ああ 今日はキャロライナの日
CCハウスに急いで行こう
父親の真似をすることを思いつき
煙草を吸い、次に酒を飲み、それからマリワナを一服し、ハークとともにいたものだ
そのうち俺の頭がおかしくなって
精神科のシャイン先生の世話になった
お金と時間がたっぷりあった
何人かの友達が側にいてくれた
自分を取り戻せたと同時に
キャロライナの日が
俺を落ち込ませなかったと気づいたのだ


幼き時期を過ごしたノース・キャロライナを懐かしみ、一家のことや精神治療施設に入院していた頃の出来事や経験が赤裸々に描かれた歌です。それ故、思い入れがあるのでしょう。リヴィングストンは1993年発表の『Good Friends』で再録。1994年リリースのライヴ盤『Unsolicited Material(持ち込み音源)』にも収録していました。
アルバム全体の雰囲気としてはシンガー・ソング・ライターのアルバムらしく弾き語りが中心となっていますが、ジャズ、ブルース、カントリー、R&B的な要素も嗅ぎ取れ豊かな音楽性が窺えます。また、唯一のカヴァー「Six Days On The Road」はデイヴ・ダドリーの1963年のヒット曲で、カントリー・ロック風のファンキーなロックン・ロールに仕上げられていました。なお、この曲はタジ・マハール(1969年発表の『Giant step』に収録)、フェアポート・コンベンション(1973年発表の『Nine』に収録、フライング・ブリトゥ・ブラザーズ(1972年発表の『Last Of Red Hot Burritos』に収録)など多数のアーティストがカヴァーしています。

ということで手抜きしようと思っていたのですが、この曲も聴いていただきます。



さらにもう1曲。YouTubeに「Good Friends」のライヴ映像がありました。友情とはいかなるものかを歌った作品です。


なお、今回紹介した4曲のうちカヴァー曲を除く3曲のオリジナルは前述の『Good Friends』で再録音されています。

さて、最後にリンダ・ロンシュタットさんに音声のみですが友情出演していただきます。曲は「In My Reply」。リヴィングストンのヴァージョンとぜひ聞き比べてみてください。




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コメント

このアルバムには何度助けられたかわかりません。
『Good Friend』
若く溌剌としたLivもいいけれど、年輪を刻んだLivも良いですね。
またTB失敗しましたので、過去記事です。
どうもネタ切れのBackstreetsさんの方がコメントし易いようです。
http://home-and-human-navi.blog.ocn.ne.jp/genki100/2008/12/post_b64b.html
white様、コメントありがとうございます。
良き友について、自分について歌われる「Good Friends」。LIVが書く歌詞は胸を打ちますね。実体験を元にした普遍的なものであるため今の時代でも通用し、人の心を捕らえるのでしょう。
ネタ切れなので次回も知名度の低いアーティストになるかと思いますが、どうか宜しくお願い致します。
お兄さんもキャロライナの歌がありますね。JTのトリビュート・コンサートにも出演していました。
今晩は♪
私は、ジェイムス・テイラーの大ファンですが、弟リヴィングストンというミュージシャンがいたのは知りませんでした。
声がそっくりで、何も言われなかったら、ジェイムスと区別ができませんね!

他にも兄弟とか姉妹でいいサウンドを作り出している人が、たくさんいるんでしょうね!
bornin様、コメントありがとうございます。
JTのファミリーにとってノース・キャロライナは様々な思い出が詰まった懐かしい土地なんでしょうね。LIVの歌を聴いているとよく分かります。
Toshinosuke(さすらいの法善寺横丁)様、コメントありがとうございます。
LIVの歌にも出てきますが、彼の兄弟は長兄のアレックス(故人)、次兄のJT、姉のケイト、LIV、末弟のヒューと続きます。アレックスからLIVまでの4人は何枚もアルバムをリリースしており、末弟のヒューも私の知りうる限り1枚だけアルバムを発表していました。
こんばんは。
LTさん、未聴でした。好いですね。
In My Replyは、「Linda Ronstadt」の中で、最も気に入っている曲です。
Substitute様、コメントありがとうございます。
LIVとJTは共通した雰囲気があり、お互いに刺激し合いながら音楽性を高めて行ったのでしょう。
リンダのヴァージョンは原曲の良さを損なわないままで独自のアレンジが施されていて好感が持てます。
ジェームス・テーラーの弟さんの記事、とても興味深かったです。しかも、兄弟のほとんどがアルバムをリリースしているなんて、才能あるファミリーなんですね!

ジェームス・テーラーがキャロライナ・イン・マイ・マインドを歌い、弟のリヴィングストン・テイラーがキャロライアナ・デイを歌っているところが面白いですね!

実はジョン・デンバーはジェームス・テーラーのキャロライナ・イン・マイ・マインドとファイアー・アンド・レインをカバーしているんです。ジェームス・テーラーの記事を書いていただけませんか?知名度の低いアーティストばかりを取り上げている、とのことですが、ジェームス・テーラーは知名度が高いかしら?
マーヤ様、コメントありがとうございます。
他の方が最近書かれた記事となるべく被らないようにするには知名度が低いアーティストを取り上げざるを得ません。
ジェームズ・テイラーは2009年3月24日の記事で取り上げております。他の楽曲、あるいはアルバムについても扱いたいのですが、JTには熱烈なるファンの方が多く、豊富な知識と独自の見解で記事にされておられます。私のような者では太刀打ちどころか足下にも及びません。
90年代の初めに当時在籍していたボストンにある音楽大学でLivingston Taylorの授業を受けた事があります。
地方テレビ局のジングルを手がけるなど、音楽を「仕事」と割り切ってやっていると言っていたのが印象的でした。 生徒の一人に「お兄さんと比べられる事についてどう思うか」みたいな質問をされて気分を害していた事も覚えてます。 
Trot様、コメントありがとうございます。
LIVの授業を受けられたとは羨ましい話ですね。音楽関係のお仕事をされているのですか。
私も兄がいるのでLIVの気持ちがよく分かります。
音楽とはまったく関係ない仕事をしております(笑)。

兄弟・親子間の葛藤というのをテーマに作品を書く人も多いですが、この人達の曲にはそういうのはないですよね。 Rufus WainwrightはLoudonについての曲(こちらの憶測ですが)がありますけど。
Trot様、再びコメントありがとうございます。
LIVもJTもお互いのコンサートに出演し合ったりしているので、仲は悪くなさそうですね。

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