好きな音楽のことについて語りたいと思います。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Francoise Hardy - En Anglais

今回は英語圏のアーティストではなく、フランス人のアーティストを取り上げたいと思います。
フランソワーズ・アルディは1944年1月17日にパリの下町に生まれたパリ・ジェンヌです。歌手としてのスタートは1962年、18歳の時。自作の曲を引っさげてレコード会社のオーディションを受けているなかでヴォーグ・レコードのプロデューサーに認められたのがデヴューのきっかけだそうです。
当時のフレンチ・ポップ界は、ロックの影響を受けて誕生した「イエイエ」と呼ばれるポップスがブームを起こしていました。アルディのデビュー曲「男の子女の子」は200万枚を売り上げる大ヒットとなり、たちまちシルヴィー・バルタンらと肩を並べるほどの存在となったのです。そうして人気アイドルの仲間入りをしたアルディはファッション雑誌「エル」の表紙をモデルとして飾ったり、フランソワーズ・サガン原作、ロジェ・ヴァディム監督『スウェーデンの城』(1962年公開)、ジャン・リュック・ゴダール監督の『男性・女性』(1965年公開)、三船敏郎さんやイブ・モンタンでお馴染みの『グランプリ』(1966年公開)などの映画に出演して活躍の場を広げて行きました。
アルディの名はフランスのみならずイギリス、アメリカまで知れわたるようになり、ビートルズやローリング・ストーンズ、ボブ・ディランらロック・ミュージシャンの注目するところとなって行きます。ことにディランは『Another Side Of Bob Dylan』(1964年発表)の中に掲載された「Some other kinds of songs・・・」という詩の中でアルディに捧げる記述を添えていました。また、映画『グランプリ』の撮影中の1965年に一時帰国したアルディはパリのオランピア劇場にてディランのコンサートを鑑賞。体調不良だったディランは第一部終了後にアルディが来ていることを知り、「アルディを連れてこなければ第二部をキャンセルする」と言い出したため急遽バック・ステージで面会が実現したとの逸話があります。

アルディの代表曲と言えばイギリスの歌手ヴェラ・リンが1954年にヒットさせた「It Hurts To Say Good Bye」にセルジュ・ゲインズブールがフランス語の訳詞を付けた「さよならを教えて」(1968年発表。日本では1973年に発売)や1978年にTBS系列で放送された「沿線地図」のテーマ曲として使われて話題になった「もう森へなんか行かない」(1973年発表)です。でも、アルディはもともと自分で楽曲を作ることのできる女性。彼女の描く私小説のような歌詞の魅力は女性の自立を強く主張するのではなく、淡々と愛や人生を歌うところにあります。失恋や裏切りといったものが扱われていても、その繊細で透明感のある声も手伝ってか決して恨みがましくなくあっさりとした印象を受けました。

本来ならばフランス語で録音されたアルバムを紹介するべきなのですが、私は大学で第二外国語としてフランス語を選択した経験があるもののいまだにさっぱり理解できません。かと言って英語が得意なわけでもなく、毎度ごまかしながら翻訳したものを記事に掲載しています。幸運なことにアルディは英米のアーティストの歌を英語で吹き込んだカヴァー中心のアルバムを何枚か制作していました。今回はそういうわけで、アルディが英語で録音した『En Anglais』(1968年発表)というアルバムを取り上げます。

まず、キャロル・キングのナンバーから「Will You Love Me Tomorrow」。数多くのアーティストがカヴァーしていることは言うまでもありませんね。


バディ・ホリーが1957年にヒットさせた「That'll Be The Day」のカヴァーです。


1955年にジルベール・ベコーが作り、1960年にエヴァリー・ブラザーズが大ヒットさせた「Let It Be Me」。この曲も枚挙に暇がないほどのアーティストが歌っていました。ボブ・ディランも『Self Portrait』(1970年発表)の中でカヴァーしています。


Let It Be Me
あなたに初めて逢った日のことを感謝している
いつまでもあなたと一緒にいたい
だからお願い 傍にいさせて

私から天国を奪わないで
誰か心の支えが欲しいのなら
ずっと永遠に 私が傍にいてあげる

あなたに会う度に
成就した愛だと気がつくの
あなたの優しい愛がなければ
人生ってなんなのかしら

だからひとりぼっちにさせないで
私だけを愛してるって言って
そして いつも傍にいさせてくれるわね


もう2曲聴いていただければ幸いです。まずエルヴィス・プレスリーのナンバーで、彼が主演した映画『Loving You(邦題:さまよう青春)』(1957年公開)で使われた「Loving You」、続いてクリフ・リチャードのヒット曲でティム・ハーディン作の「Hang On To A Dream」です。




最後にアルディの近年の映像を掲げておきます。2004年に発表された『Tant de belles choses』からのタイトル曲ですが、髪が白くなっても雰囲気は変わりません。美しい人です。



スポンサーサイト

コメント

嬉しいですね
いいですね
03/04/2009
Comment Te Dire Adieu
を取り上げています

それにしても
守備範囲が広いですね
見習うなくちゃ♪

God bless you...
Azumi様、コメントありがとうございます。
いやいやそれほど守備範囲は広くないですよ。本格的にジャズを聴いたことがないし、クラシックはさっぱり分かりません。それよりも好みの分野でエラーをしてしまわないかと心配です。
Hardyですか。懐かしいですね。 Yeh Yeh Girlとかって呼ばれてましたね、当時。 

フランス語以外で唄われた物がお好きでしたら、「All Over The World」というベスト版がお勧めです。英語、ドイツ語、イタリア語で唄ってます。 ドイツ語・イタリア語はわかりませんが、彼女が英語で唄う時のあのアクセントの強い舌っ足らずな感じがいいんですよね。 

ちなみに私は Comment Te Dire Adieu の戸川純バージョンが大好きです(笑) 。 
Trot様、こちらにもコメントありがとうございます。
そういったタイトルのベスト盤があったのですね。ありがとうございます。他にもアルディが収録曲のほとんどを英語で歌ったアルバムには『If You Listen』というものがありました。

コメントの投稿

URL
コメント

パスワード
秘密
管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL : http://shadowdream25.blog105.fc2.com/tb.php/45-d76130f6
<< Astrud Gilberto - The shadow Of Your smile | TOP | Bob Dylan - You Ain't Going Nowhere >>
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。