好きな音楽のことについて語りたいと思います。

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あれから28年

この時期が来るとジョン・レノンのことが頭の中をよぎります。28年前の1980年の12月8日(日本時間では9日)、ジョンは天に召されました。『ダブル・ファンタジー』の裏ジャケットの達観し、穏やかな、まるで仏像を思わすような表情から一抹の不安を感じていたのですが、あの日その予感は現実のものとなったのです。
ジョンの命を奪った人は自分がジョンに取って代わりたいからジョンが邪魔だったのでしょうか、後のインタビューでは「自分の代理自殺者としてジョンを選んだ」との趣旨を語っていました。何とも自己中心的な人です。
あれから28年という長い年月が過ぎ去ろうとしているのに、自分は何をして来たのだろうかとふと考えることが度々ありました。ジョンが教えてくれたことに感化されながらも、疑問を持ったことも少なくありません。
ジャクソン・ブラウンは最新作『Time The Conqueror』に収録された「Off Of Wonderland」の中で、「僕たちは愛を信じていたんじゃなかったの? 愛がすべてを切り開いて行くんだと信じていたんじゃなかったの? お互いが信じ合えれば、僕たちは何もかも十分に手に入れられたはず。僕たちがあんなに真剣にジョンを信じたように」と歌っています。でも、「Wonderland」という理想郷も「愛」という言葉も今となっては虚しさが感じられて仕方がないのです。かつては真の愛とやらを信じていたんですけれどねぇ。
ジョン・レノンは既に1973年発表のアルバムで、「Love & Peace」のメッセージは実情に合わなくなったとして「マインド・ゲームズ、マインド・ゲリラ」と言い換えて、「心のゲリラとなって愛と平和をもたらそう」としていました。
しかし、世界の現状を鑑みると極論ではありますが、日本は唯一の被爆国でありながらも核を所有することも選択肢のひとつと考えなければならないのではとふと思うことがあります。テロリストにはジョンのメッセージは通用しません。いや、テロリストでなくともジョンのメッセージなど鼻で笑う人々のほうが多いのが世界の現実です。人間にプライドとアイデンティティがある限り、相容れない矛盾や疑問が生じるでしょう。他者との違いを認め合うことは大事なことですが、決して安易に妥協したり、迎合したり、追従することは禁物だと思います。

僕とともに年を重ねよう
最良の時はこれからだ
その時がくれば
僕らはひとつになれる
僕らの愛に祝福あれ
僕らの愛に祝福あれ

ジョンが召された後に発表された『Milk & Honey』に収録されていた「Grow Old With Me」の一節。一緒に年を取るという言葉が心に深く突き刺さります。人間関係のみならず、家屋や身の回りの物に対しても同じことが言え、古くなるほどに味わいが出てくるように思います。そして、この歌のメッセージも愛でした。

結局こんな風にとりとめのないことを呑気に思い巡らせているうちが花でなんでしょうかねぇ。

John Lennon-Grow Old With Me


カントリ・シンガーのメアリー・チェイピン・カーペンターがカヴァーしていました。私のお気に入りでもあります。
Mary Chapin Carpenter - Grow Old With Me

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コメント

こんばんは。
先日は、拙ブログへお越し下さりありがとうございました。
この記事、読ませていただいて、とても考えさせられました。
自分のクラスの子どもたちが、ジョンのメッセージを鼻で笑うような大人にならないように、教師として頑張ろうと強く思いました。
いろいろな考え方の人がいるのは当たり前なのですが、それでもそう思いました。
波野井露楠様、コメントありがとうございます。
例えば敬虔なイスラム教徒の方々に「天国や宗教などないと思ってごらん」と言っても通用しないどころか、アッラーへの冒涜であると軽蔑されてしまうかもしれません。もちろんキリスト教など他の宗教でも同様のことが起こるでしょう。もっとも、ジョンは思うだけで平和にならないことは分かっていたはずです。かつて、「出来ないことは出来ない。だから愛こそすべてなのさ」と歌っていたのですから。人間にはプライドとアイデンティがあり、立場によっては利害が衝突することもあるのでジョンのメッセージが浸透して行くのはなかなか困難なことでしょうね。でも、あきらめなければ自ずと道が開けるかもしれませんが。
ずぼらで気まぐれな性格故にブログの更新が停滞するかと思いますが、今後とも宜しくお願い申し上げます。
先日はご訪問ありがとうございました。
どの記事も刺激的ですね。
この記事も興味深く拝見しました。

ジョンの想いの重要性が増して来るのは世の中が増々乱れて来そうなこれからなのではないかという気がします。
テロリストに対する特効薬はないかもしれないけれど
人々をテロリストにするまで追いつめない贈与の姿勢のようなものがプライドやアイデンティティや宗教的情熱を
それぞれにもう一段進化(深化)させるダイナモになるのじゃないかななどと考えています。
もっともイマジン以降のジョンよりも
ビートルズ中期までの意地悪そうでやんちゃなジョンが個人的には贔屓なのですが。
終いに、
僕のブログでリンクさせていただけるとうれしいのですが、いかがでしょうか。
miracle-mule様、コメントありがとうございます。
私もやんちゃなジョンがリーダーとして、一筋縄では行かないビートルズの面々を率いていた姿のほうに好感を持っております。
先日小野洋子さんが来日され、京都のある大学でパフォーマンスとレクチャーをされたそうです。京都新聞の報道では大変好評だったと伝えられていました。小野洋子さんの活動には敬意を表しますが、その言動には首を傾げることも多々あります。
こんな稚拙でつたないブログでよければぜひリンクしてください。ずぼらで気まぐれな性格故に更新が滞ることもあると思いますが、今後とも宜しくお願い致します。
ここにもすみません^^;
ジョンを殺した男ってそうだったんですかぁ・・・。本当に許せませんね。「スターティング・オーヴァー」で、"It'll be just like startin' over..."って歌っていたのに・・・。(;_;)シクシク
"Milk & Honey"っていうアルバムもあったのですね。知りませんでした。聞いてみたいですね。
saya様、こちらにもコメントいただきありがとうございます。
ジョン・レノンを撃ったマーク・チャップマンという人は裁判のときに『ライ麦畑でつかまえて』(J.D.サリンジャー著)という小説の一部を朗読し、「最近のジョン・レノンは『ライ麦畑でつかまえて』に登場する人物のようにインチキで、不誠実で、見下げた人間に成り下がった。だから彼を撃つことによって、そのイノセンスを護ろうとしたのだ」と犯行の動機を語ったとされています。結局彼はライ麦畑でつかまえてもらえなかったのかもしれません。
ジョン・レノンは「愛こそはすべて」の中で、「救われない人は救われない。だから愛こそはすべてなのだ」と歌っていました。

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