好きな音楽のことについて語りたいと思います。

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The Sandpipers - Softly

 京都は真夏のような日が続いております。梅雨に入った途端の中休み。天気が良いのは喜ばしいことですが、水不足が心配です。
 さて、こういう時期はやはり瑞々しく爽やかな音楽がよく似合うでしょう。今回ご登場いただくのはザ・サンドパイパーズの皆さん。何となく重苦しい気分を爽快にする打ってつけのサウンドを醸し出してくれます。

ソフトリー(紙ジャケット仕様)ソフトリー(紙ジャケット仕様)
(2012/04/18)
サンドパイパーズ

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 1968年にリリースされた『Softly』はサンドパイパーズにとって4作目のアルバムです。同時代のシンガー・ソング・ライターの楽曲、カンツォーネ、ラテンなどの名曲などで構成されており、美しいハーモニーワーク、コーラス・ワークが冴え渡り、ボブ・トンプソンとニック・デカロらのアレンジャーが絶妙のアレンジの腕を振るっていました。

 表題曲である「Softly」はカナダ出身のシンガー・ソング・ライター、ゴードン・ライトフットの作品。厳かな雰囲気が漂う原曲が、若々しく繊細で清涼感の窺える曲調にアレンジされています。


SOFTLY
彼女がそっと俺の目の前に現れて
傍を通り過ぎる瞬間、そよ風のように囁く
人目を忍ぶ二人の恋、彼女は俺のまででだけ微笑む
夜になると、彼女はひそかに俺に会いに来る

彼女は静かに溜息を漏らし
俺の傍に情愛深く身を横たえ、一睡もしない
彼女の身体から漂う甘い香りは俺だけのもの
夜になると、彼女はひそかに俺に会いに来る

階下の暗い廊下に降りると
階段を上って来る彼女の足音が聞こえる
そんなことをしている間に再び彼女は俺の腕の中へ包まれる

やがてそっと帰って行く彼女
彼女の輝く唇が夕闇の中に眩しく浮かび上がる
窓辺に近づき「おやすみなさい」と囁く彼女
夜明けとともに静かに去って行く
夜明けとともに静かに去って行く

 こちらはゴードン・ライトフットのオリジナル・ヴァージョン。1967年にリリースされた『The Way I Feel』に収録されていました。日本でのゴードン・ライトフットの知名度はあまり高くないようですが、1964年にイアン&シルビアが歌った「Early Morning Rain」の作者(本人のヴァージョンは1966年の『Lightfoot!』に収録)として注目され、1974年に発表したアルバム『Sundown』は同名シングルとともに全米1位に輝いています。


 前作ではティム・ハーディンの「Misty Rose」をアルバムの表題曲としていたサンドパイパーズですが、今作も彼の曲を取り上げていました。あっさりした雰囲気の曲ですが、ストリングスのアレンジが心地よく響き、女性コーラスの導入も効果的です。


FIND A REASON TO BELIEVE
君の話にじっくり耳を傾けていたなら
俺が涙を浮かべている間に君が素知らぬ顔で嘘をついているのを分かりながらも
真実なのだと信じる方法を見つけただろう
今でも君をどうすれば信じられるのか、その方法が見つかるの念じているのだ

君のような人と巡り会ったがために
他の誰かじゃ一緒に生きて行くなんてできっこない
君のような人のためなら
すべてを捧げるのは容易く、自分のことなど顧みない

俺の心を変えられるだけの時間を君に与えたなら
俺が涙を浮かべている間に君が素知らぬ顔で嘘をついているのを分かりながらも
過去のことは水に流そうとしただろう
今でも君をどうすれば信じられるのか、その方法が見つかるの念じているのだ

 孤高のシンガー・ソング・ライターと称されるティム・ハーディンのオリジナル・ヴァージョンは、1966年にリリースされた『TIM HARDIN 1』に収録。


 ボビー・ダーリンのヴァージョンはティム・ハーディンの曲をアルバム・タイトルにした1966年発表の『If I Were a Carpenter』に収録 。


 アンディ・ウィリアムスのヴァージョンは 1970年リリースの『Raindrops Keep Fallin' on My Head』に収録。


 この他、マリアンヌ・フェイスフル、ニッティ・グリッティ・ダート・バンド、イアン&シルビア、PP&M、カーペンターズ、ロッド・ステュワート、ジョニー・キャッシュ、リッキー・リー・ジョーンズなどカヴァーしているアーティストは枚挙に暇がありません。シンガー・ソング・ライターとしては悲運に終わったティム・ハーディンですが、ミュージシャンズミュージシャンのひとりだったことは言うまでもないでしょう。

 サンドパイパーズはもう1曲、ミュージシャンズミュージシャンと言えるシンガー・ソング・ライターの曲を取り上げています。カナダを代表する詩人で小説家でもあるレナード・コーエンの名曲、「Suzanne」。荘厳でありそこはとなく哀愁が漂うコーエン独特の世界を、女性シンガーをも加えて見事なコーラス・ワークで表現していました。


 レナード・コーエンの「Suzanne」に関しては拙ブログでも過去に取り上げています。
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コメント

こんばんは

ゴードンの曲を取り上げていただいてありがとうございます。サンドパイパーズのヴァージョンは、初めて聞きました。ソフトで爽やかな感じになりますね。ゴードンだとちょっと艶っぽいですね。アン・マレーに提供したコットンジェニーとは雰囲気がかなり変わります。

ゴードン・ライトフットは、もっと日本で評価されてもいい人と思うんですけど浸透しないのが寂しいです。
HY様、訪問していただき誠にありがとうございます。
ゴードン・ライトフットは1974年に「サンダウン」がヒットした際、日本でもほんの少しだけ注目されたような記憶がありますが、その後はすっかり忘れ去られた人になってしまいました。現在、国内盤はベスト・アルバムさえ発売されていない状況のようです。おっしゃる通り、もっと評価されても良いと思います。
ザ・サンドパイパーズも「シブヤ系」なる言葉が流行った時期に脚光を浴び始めましたが、1975年に解散して以来、メンバーの消息は不明です。

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