好きな音楽のことについて語りたいと思います。

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The Sandpipers - Misty Roses

 2月24、25日の両日に実施されたイタリア総選挙の結果は今まで財政再建や改革の先頭に立ってきた中道左派が下院では過半数を獲得したものの、上院では過半数を得られませんでした。そのため、イタリアの政情が不安定化して、ユーロ危機が再燃するとの懸念が高まりつつあります。イタリアやヨーロッパの出来事は決して対岸の火事や他人事ではなく、日本にも円高株安といった悪影響を及ぼし、せっかくアベノミクスで景気回復の光明が差していたところにとんだ冷や水を浴びせ掛けられた格好となりました。
 反緊縮財政派のシルビオ・ベルルスコーニ前首相率いる政党「自由国民」は不動産税の還付や財産税の廃止を掲げて大衆の支持を得て躍進しましたが、彼は暴言や女性スキャンダルで世間を騒がせ、はたまた買春疑惑まで囁かれた人物。脱税容疑でとうとう首相の座を追われたものの、ばらまきと揶揄される公約で見事に表舞台へ復帰したことになります。緊縮策による失業や増税の苦しみがあるとはいえ、人がお金の魅力に弱いのは洋の東西を問わないのかもしれません。
 ばらまきと言えば、2008年に麻生政権が定額給付金という経済対策を実施。その際、経済評論家で獨協大学教授の森永卓郎先生は、「1世帯あたり50万円ほど配れば効果あり」との趣旨を述べられていました。庶民には税金の還付や所得税減税などは微々たるものですが、もし多額の現金を目の前に積まれれば喉の奥から手が5本も6本も出るのが人情ってものでしょうね。

 さて、暗く混沌した話題ばかりなので、このブログはいつもの通りの爽やか路線でまいりたいと思います。今回ご登場していただくのはザ・サンドパイパーズの面々。ロジャー・ニコルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ、ザ・パレードに引き続き、A&Mが誇る3人組です。彼らが1967年に発表したアルバム、『Misty Roses』を取り上げることにしました。


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 キューバへの想いが熱く込められた「Cuando Sali De Cuba(The Wind Will Change Tomorrow)」でアルバムの幕が開きます。今回はライヴ映像をご覧ください。


 続いては「Strange Song」。拙ブログではすっかりお馴染みとなったチップ・テイラーの作品です。少々皮肉な歌詞に人生の哀愁が漂いますが、サンドパイパーズのさりげないヴォーカルが再起を誓う主人公を勇気づけているかのように受け取れました。


STRANGE SONG
道を間違えたヤツのことを題材にした奇妙なこの歌を聴いてくれ
彼はこれまでの生き方を悔いて
もう一度やり直そうと決心したんだ
風変わりな生活を楽しむための豪邸を手に入れようと努力したけれど
いつの日か自分の周りには誰もいなくなってひとりぼっちだと気付くまで
そして、自分の未来に夢や希望が見出せないと思えるまで
彼は自己を改めようとしなかった

あの日
彼はいっぱしの男になるために
もっといい方法があるのではと模索した
そして試行錯誤して
その馬鹿げたプライドをかなぐり捨てたのさ
俺には彼の気持ちがよく分かるね

彼の人生を綴った奇妙な歌はいつしか誰もが口ずさむようになり
メロディも歌詞のどこをとってみても完璧であるから
ハミングしているうちに丸ごと憶えてしまうのさ
ラ・ラ・ラを付ければもっとノリが良くなるはずだよ

 こちらは1967年にリリースされたハリー・ベラフォンテのヴァージョン。


 ティム・ハーディンのペンによる表題曲の「Misty Roses」。想いを寄せる人を薔薇の花に例えた儚さをボサノヴァ風の軽快なリズムに乗せたアレンジは、甘酸っぱく切ない余韻を残します。


MISTY ROSES
俺の眼にはおまえの姿が露に濡れた薔薇のように見える
触れると壊れてしまいそうな繊細なおまえ
でもあまりにも愛おしくて、おまえを残して去って行けない
俺もおまえのように朝露に濡れた薔薇の花になれれば
おまえをこのうえなく愛するだろう
残して去るにはあまりにも魅力的なおまえ

花だって人目を忍んで時には泣くものさ
だけど安らぎの中で咲き誇るうちに
枯れて美しさを失ったことに気がついても手遅れだよ

俺が愛の力を永遠に信じることが出来たとしたら
過去を水に流すだろう
おまえはあまりにも愛らしくて、この胸の想いを伝えないわけにはいかない
俺が生きている限りにおいて愛を信じられるとしたら
これまでの出来事はすべて忘れてしまうだろう
美しすぎるおまえに俺のこの想いを打ち明けないわけにはいかないのだ

俺の眼にはおまえの姿が露に濡れた薔薇のように見える
俺の眼に映るおまえは露に濡れた薔薇
俺にとっておまえは露に濡れた美しい薔薇のよう

 ティム・ハーディン自身のヴァージョンは1966年リリースのデビュー・アルバム、『Tim Hardin』に収録。


 ティム・ハーディンやサンドパイパーズのヴァージョンはボサノヴァ調のアレンジが施されていましたが、ボサノヴァの女王であるアストラット・ジルベルトも1966年の『Beach Samba』でこの曲を取り上げていました。


 シンプルで郷愁を誘うようなメロディとは裏腹に、少々刹那的で淫らな雰囲気が漂う歌詞が窺える「Today」。


TODAY
伊達男気分で街をぶらつこうか
俺が口ずさむ歌を聴けば、俺が何者かって分かるだろうよ
おまえのテーブルでごちそうになろう
おまえの心地よい場所で眠りにつこう
明日のことなど誰にも分からないよな?

今日、開花した花がいまもつるに巻き付き
苺のようなおまえの唇を味わい、おまえの甘いワインをすする
今日という日の喜びを俺がすっかり忘れてしまう前に満喫しよう
果てなく訪れる明日という日はすべて過ぎ去ってしまうだろうから

俺は昨日までの栄光に甘んじることが出来ない
冬の後には春が訪れるというが、俺は安穏と暮らす気なんかないぜ
今日が俺のかけがえのない瞬間、今も続く俺の人生の物語
これからは笑って過ごすこともあれば、涙の日々を送ることもあるし、
楽しく歌って生きることもあるだろう

 この曲のファースト・リリースはザ・ニュー・クリスティ・ミンストレルズのヴァージョンです。メンバーのランディ・スパークスが音楽を担当した映画『Advance To The Rear』のサントラとしてリリースされた彼らのアルバム、『Today』(1964年発表)に収録されていました。


 ジョン・デンバーもこの曲をレパートリーにしていたらしく、ステージで度々演奏されたとのことです。彼が1975年にリリースしたライヴ盤、『An Evening With John Denver』に収録。


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