好きな音楽のことについて語りたいと思います。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Roger Nichols & The Small Circle Of Friends - Don't Take Your Time

 暦では立春。しかし、季節はまだ冬なので、当然のことながら寒い日々が続きます。前回の記事で税金について言及しましたが、2月末は固定資産税の第4期納入期限。裏通りを入った路地裏にあるみすぼらしい我が家であっても税金を納めねばならず、昨年末から懐が膨らむことがありません。そんな中、先日は隣国の海軍艦船が海上自衛隊護衛艦に射撃用管制レーダー照射を受けていたことが明らかになり、不測の事態に備えなければならないという事態に背筋が凍りそうです。
 というわけで、せめて春の息吹を思わせる音楽を聴いて暖かな気分になりたいと思う今日この頃。今回はロジャー・ニコルズ&ザ・サークル・オブ・フレンズの「Don't Take Your Time」で暫しの暖を取り、心に余裕を持ちましょうか。

ロジャー・ニコルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ:デラックス・エディション(紙ジャケット仕様)ロジャー・ニコルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ:デラックス・エディション(紙ジャケット仕様)
(2012/04/18)
ロジャー・ニコルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ

商品詳細を見る




DON'T TAKE YOUR TIME
成すべきことは分かっている
君に愛されるにはどんなやり方を見つけなければならないのか
そしてどうすべきかは分かっているのさ
俺のことを想ってくれるのなら
躊躇わずにぜひ伝えてくれ
俺はいつまでもここで待ち続ける

二人が出会ったあの時のように
君のことを想い続けようと決めたんだ
もう待てないぜ、お願いだから
じらさないでくれよ

今夜はいろいろ気付くことがあるはずだ
そうだろ、俺の傍にいてくれるのは君だよな

さあ、ふたりで出来ることは山ほどあるぜ
仲良く一緒に過ごそうよ
愛が永遠に続くにはどうすればよいのか
二人がなすべきことを知るために
駄目なんて言いっこなしさ
もう待たせないでくれよ、お願いだから
じらさないでくれ

 ロジャー・ニコルズは1940年9月17日にモンタナ州で誕生しました。大学卒業後に銀行員として働く傍ら、ロジャー・ニコルズ・トリオを結成してクラブなどで音楽活動を行う中、やがてプロデューサーのトニー・リプーマの目に留まり、ニコルズは彼の仕事を補佐するようになります。
 1968年、ニコルズはマレイ・マクレオド、メリンダ・マクレオドの兄妹らとザ・スモール・サークル・オブ・フレンズを結成。ようやくアーティストしてデビューする機会が訪れました。透明感のあるユニークな混成ヴォーカル、繊細かつ優雅で浮遊感漂うメロディ、独特の斬新なアレンジが特徴的なサウンドを醸し出したアルバムをリリースしましたが、世間の話題になることなくグループは解散してしまいます。
 その後、ニコルズはトニー・リプーマやハーブ・アルパートの後押しを受けてA&Mの音楽出版部門と契約。作曲家として再出発をすることになり、ポール・ウィリアムズとコンビを組んで数々の名曲を生み出して行きことになります。ポール・ウィリアムズとロジャー・ニコルズの出会いは以前に書いた「Paul Williams - Rainy Days And Mondaysの記事でも言及しましたが、A&Mの音楽出版部門のマネージャーを介してのこと。カーペンターズの代表曲の数々、クローディーヌ・ロンジェの「It's Hard To Say Goodbye」、スリー・ドッグ・ナイトの「Out In The Country」などでたちまち人気作曲家チームの仲間入りを果たすものの、二人が同じ道を歩んだ期間はそう長くありませんでした。

 私がロジャー・ニコルズという存在を知ったのは中学生の頃だったでしょうか。ポール・ウィリアムスに興味を持ち、彼が手掛けたカーペンターズの「We've Only Just Begun」、「Rainy Days And Mondays」などのヒット曲に共作者としてロジャー・ニコルズの名が記されていたからでした。そのうち彼が、スモール・サークル・オブ・フレンズなるグループを組んでいたことを知り、強い関心を抱きましたが、そのアルバムは中古盤屋で目の玉が飛び出そうな高値が付いており、とても手に入れられるような代物ではなかったのです。
 時は流れ、後に「渋谷系」と称されることになるピチカート・ファイヴやフリッパーズ・ギターといったアーティストが、1980年代後半にソフト・ロック系の音楽に影響を受けた作品を発表。その中のひとつがロジャー・ニコルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズだったことを公言していました。
 京都で生まれて京都で育った私は東京中心の文化が主導していることを苦々しく思いましたが、これらの人々の尽力やこうした現象が波及するおかげでロジャー・ニコルズの音楽が再評価され、CDとして1987年に国内で発売されるに至りました。心情的には少し抵抗感もありますが、ブームに火をつけた小西康陽さん(ピチカート・ファイヴ)や小山田圭吾さん(フリッパーズ・ギター)たちには感謝する次第です。

 こちらもたった1枚のアルバムを残してシーンから消えたバンド、The Match のカヴァー・ヴァージョンです。1969年リリースの『A New Light』に収録。


 希代のエンタテイナーであるサミー・デイヴィスJr. も歌っていました。1968年に発表されたアルバム、『Lonely Is The Name』に収録。


 アルバムの中からもう1曲。ザ・ビートルズのカヴァーで、「I'll Be Back」でお開きとしましょう。ビートルズの雰囲気を踏襲しながらも、見事なコーラスワークに暫し釘付けになってしまいます。カーペンターズ然り、サンドパイパーズ然り、クロディーヌ・ロンジェ然り。A&M所属のアーティストはビートルズがお好みなのか、FAB4の作品をこぞって取り上げていました。

スポンサーサイト

コメント

Backstreets c/w 裏通り様
ブログ「Weekend In 心は L.A.」を時々覗いて頂いてありがとうございます。
ロジャーニコルズ特集を見て思わずコメントあげました。
私は、リアルタイムでは知らず渋谷系からさかのぼった口ですが。
それからもう一つ。
裏通り様が以前より公開されているHP「ジャズ通り裏」。
こちらは、実は10年前に発見し、大いに楽しく参考にさせて頂きました。
特に「楽譜の書き方」「ステージング論」などは抱腹絶倒で、
バンド仲間にも配ったものです。
このブログを昨年見つけたとき、まさか同じ人?と驚き、
いつか、お伝えしなければと思っていました。
今後ともよろしくお願いします。

Aki様、訪問していただき誠にありがとうございます。
私もロジャー・ニコルズの名を知っていても、音楽はリアルタイムで聴くことが出来ませんでした。
おっしゃられている「ジャズ通り裏」というHPは私が公開しているものではありません。私はジャズには疎く、あのような秀逸な論文も書けませんし、楽器も弾けません。
大変失礼しました。
音楽に詳しい方は、JazzでもPopsでもRockでも、すべてに
造詣が深いのだなと一人で勘違いしていました。
それは別として、本ブログの中身の濃さと、
Backstreets c/w 裏通り様 の音楽を愛する気持ちは、
私のブログの範にさせてもらっています。

Aki様、丁寧な返事をいただき誠にありがとうございます。
拙いブログですが、今後とも宜しくお願い申し上げます。

コメントの投稿

URL
コメント

パスワード
秘密
管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL : http://shadowdream25.blog105.fc2.com/tb.php/382-f4e3554e
<< The Parade - Sunshine Girl | TOP | The Beatles - Taxman >>
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。