好きな音楽のことについて語りたいと思います。

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Jackson Browne - I Am A Patriot

 祝日の日に、家の軒先に日の丸を掲揚されなくなったのはいつ頃からでしょうか。私の幼少時、元旦には門松とともに日の丸の旗が掲げられている光景をよく目にしたものです。
 今回は日の丸から「愛国心」を連想したので、ジャクソン・ブラウンが1989年にリリースしたアルバム、『World In Motion』から「I Am A Patriot」を取り上げることにしました。

World in MotionWorld in Motion
(1989/06/06)
Jackson Browne

商品詳細を見る

1. World In Motion
2. Enough Of The Night
3. Chasing You Into The Light
4. How Long
5. Anything Can Happen
6. When The Stone Begins To Turn
7. The Word Justice
8. My Personal Revenge
9. I Am A Patriot
10. Lights And Virtues



I AM A PATRIOT
正しき人々のために川は開く
いつの日か

俺は弟と歩いていた
奴は俺が考えていることを知りたいと思った
俺はこの目に見えていることではなく
自分の魂を信じていると言った
そして俺たちは今回だけは背を向けることは出来ない

俺は愛国者
我が祖国を愛している
なぜって、俺はこの国しか知らないから
俺は家族や俺のことを理解してくれている人々と
一緒にいたい

正しき人々のために川は開く
正しき人々のために川は開く
心が正しき人々のために川は開く
いつの日か

俺は妹と歩いていた
彼女は素敵な表情をしていた
俺は「なぁ、何を考えているんだい?」と言った
妹は「私、ライオンのように走りたいの
   檻から解き放たれて 
   渇望から解き放たれて
   今夜、その思いが胸で燃えているの」と言った
俺は共産主義者じゃない
俺は資本主義者じゃない
俺は社会主義者じゃない
俺は帝国主義者じゃない

俺は民主党員じゃない
俺は共和党員じゃない
俺が知っている党はただひとつ
それは自由さ

俺は 俺は 俺は
俺は愛国者
祖国を愛している
なぜって、この国しか知らないからさ

正しき人々のために川は開く
正しき人々のために川は開く
心が正しき人々のために川は開く
いつの日か

 この曲の作者はEストリート・バンドでブルース・スプリングスティーンの片腕として活躍したリトル・スティーヴン(マイアミ・スティーヴンとも称される)ことスティーヴ・ヴァン・ザントです。彼が1983年に発表したソロ・アルバム、『Voices Of America』に収録されていました。ジャクソン・ブラウンが他人の楽曲を自分のアルバムでカヴァーすることはめったにありませんが、よほどこの曲を気に入っていたのでしょう。
 冒頭の「正しき人々のために川は開く、いつの日か」という歌詞に希望を見出せますが、自分たちのよりどころは自由であると述べるところに危機感が透けて見えました。概してアメリカ人は「愛国心」に富んだ国民であると言われ、雑多な民族の集合体であるにもかかわらず団結する傾向が窺えます。何年も前の話ですが、アメリカの町を歩くとあちらこちらで星条旗を目にしました。国旗掲揚は日常的なことなのでしょう。その反面、依然として人種差別は根強く、近年では富裕層と貧困層、あるいは中間層との格差、世代間ギャップがあらためて浮き彫りになったような印象を受け、様々な面で二極対立が深化しているようです。アメリカは移民で形成された国。もしかすると、アメリカ人は「愛国心」を表すことでアイデンティティを維持しているのかもしれません。
 思想や立場は各人によって異なっていても、堂々と「俺は愛国者」と主張できるアメリカ社会。日本で「愛国」という言葉を発するのは少し照れくさく、ともすれば「右翼」と後ろ指を指されたり、挙げ句の果ては「勝手に天皇陛下万歳と叫んどれ」と嘲笑されかねません。この違いは「自分の国は自分で守る」という意気込みが根底にあるからなんでしょうか。
 昨年9月7日に石川県中能登町が、町民が購入した日章旗の一部費用を補助するために300万円を含む一般会計補正予算案を7日開会の町議会に提案し、「祝日に国旗を掲げる町民を増やし、地域で愛国心を育てたい」との方針を示しました。このことに対してジャーナリストの斎藤貴男さんは、「愛国心は内心の問題。表現の仕方は人それぞれあっていいはずだが、日章旗を掲げるかどうかで愛国心の有無を測ることになりかねない。強制ではないというが、住民への“踏み絵”になる可能性がある」(『毎日新聞』2012年9月7日12時26分配信)と指摘しています。しかし、内心の問題と述べながら「踏み絵」になるという論理が少々矛盾しているようにも思えて釈然としません。
 愛国心の強制に反対という意見も賛成という意見も言論の自由として尊重される国が日本。それでも自分の生まれた国に親しみを感じない風潮には納得できないものです。オリンピック、サッカーのワールド・カップ、野球のWBCなどでは日章旗や旭日旗を掲げた応援が目立ちますが、そのような時だけ日の丸が意識されることに淋しさを覚えました。
 
 こちらは1986年のライヴ映像。ジャクソン本人が、「わたしのお気に入りの歌」と述べています。


 1992年の弾き語りによるライヴ映像です。アルバムではレゲエ調のアレンジが施されていますが、アコースティック一本で歌い上げる姿は説得力があります。


 上記の映像は途中で画面が乱れるので、2008年のパフォーマンスをご覧いただければ幸いです。


 こちらは2009年のライヴ映像。


 2010年の Glastonbury Festival に出演した際の映像。デヴイッド・リンドレーもいます。


 リトル・スティーヴンのヴァージョンはライヴ映像でご覧ください。


 ジャクソンとスティーヴンの2004年の共演映像がありました。


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