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Paul & Linda McCartney - Heart Of The Country

 前回まで3回に分けて取り上げたザ・サンドパイパーズは、ビートルズのカヴァーを得意としていたバンドでした。ことに「Yesterday」や「Michelle」などをスペイン語で歌い、懸命にオリジナルとの差別化を図ろうとしていた意図が窺われます。
 さて、今回はサンドパイパーズの涙ぐましい努力に感化されたわけではないのですが、ポール・マッカートニーさんに登場してもらうことにしました。お題は「Heart Of The Country」。今は亡き愛妻リンダとの共同名義で1971年にリリースしたアルバム、『Ram』に収録されていた1曲です。

RamRam
(2012/05/22)
Paul Mccartney & Linda

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1. Too Many People
2. 3 Legs
3. Ram On
4. Dear Boy
5. Uncle Albert / Admiral Halsey
6. Smile Away
7. Heart Of The Country
8. Monkberry Moon Delight
9. Eat At Home
10. Long Haired Lady
11. Ram On
12. The Back Seat Of My Car
 
 ボーナストラック満載の『Special Edition』。

Ram -Spec-Ram -Spec-
(2012/05/17)
Paul Mccartney

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 さらに『Ram』の楽曲をインストゥルメンタルで再現した『Thrillington』とプロモーションDVDが付いた『Super Special Edition』。

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(2012/05/22)
Paul Mccartney & Linda

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 ビートルズ解散がよほどショックだったのか、家族の関係を大切にし始めたポール・マッカートニー。このままシーンから身を引き、自らが所有するスコットランドのハイ・パーク農場で隠遁生活を送ってしまうつもりだったのでしょうか。ところがどっこい、大自然に囲まれた環境で英気を養い、リンダと家族の応援のもと、来るべき再始動に備えようとの意志が示されていたのです。
 心安らぐ雰囲気の中で曲作りに励み、機が熟すとニューヨークに渡りレコーディング。シンプルでアット・ホームな音作りを心掛けながらもドラムスにはそのままウイングスに加入するデニー・シーウェル、ギターには台頭著しい若手のデヴィッド・スピノザとヴェテランのヒュー・マクラッケンを起用して万全の布陣を配しました。また、リンダのコーラスもポールの親しみやすいメロディによく似合っており、仲睦まじい演出がなされていると言えるでしょう。

 今回紹介する「Heart Of The Country」はアコースティックな小品。田舎に移住したいと思った時のポールの心情が表されているかのようです。カントリー調の作品ながらもスキャットが、『The Beatles(ホワイト・アルバム)』収録の「Rocky Raccoon」を彷彿させました。

 
HEART OF THE COUNTRY
あちらにこちら
どこへ行っても目を凝らし
住まいを探しているんだ
田舎の奥深くに

引っ越ししよう さあ行こう
知り合い全員に伝えておくのさ
住まいを探しているんだ
田舎の奥深くに

田舎の真ん中
そこは汚れなき心を持つ人々を育むところ
田舎の奥深く
牧草地の草の香りがするところ

馬が欲しい 羊も欲しい
夜はぐっすり眠りたい
田舎の奥深くにある
我が家で暮らしながら

 ポールの自信が溢れた『Ram』は全英1位、全米2位を記録しましたが、評論家に酷評され、ビートルズのメンバーからも冷たい視線が向けられました。ジョン・レノンには、「How Do You Sleep」とからかい半分で気遣われる始末。ジョンはまた、「ポールの奴め、馬がほしい、羊がほしいだと? ならば都会の豪邸に住む俺様は豚でも飼おうか」とばかりにアルバム『Imagine』の中に豚と一緒に写した写真(ポスト・カード)を封入していました。FAB4の面々はどこまでもお遊びがお好きなようです。

 こちらは前述の『Thrillington』(1977年発表)収録ヴァージョン。


 今月号はアルバム『Ram』の特集号。ポールとジョンに負けじと、ジョージ・ハリスンがアルバム『33 1/3』のジャケット内側の写真にペンギンを駆り出したエピソードが描かれた本秀康先生の漫画も掲載されています。


レコード・コレクターズ 2012年 07月号レコード・コレクターズ 2012年 07月号
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