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The Sandpipers - For Baby/Inch Worm/It's Over

 今回も引き続きザ・サンドパイパーズのアルバム、『The Sandpipers』より「For Baby」、「Inch Worm」、「It's Over」の3曲を取り上げます。

サンドパイパーズ(紙ジャケット仕様)サンドパイパーズ(紙ジャケット仕様)
(2012/04/18)
サンドパイパーズ

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1. The French Song
2. Bon Soir Dame
3. For Baby
4. Inch Worm
5. It's Over
6. Glass
7. Rain, Rain Go Away
8. Yesterday (Ayer)
9. Michelle
10. Try To Remember
11. I'll Remember You
12. Softly As I Leave You

 ジョン・デンバーがボビーという女性に向けて書いたという「For Baby」。男性のけなげさが伝わると同時に、思いやりがないと誰にも相手にされないことが思い知らされる曲です。


FOR BABY
君の傍らに寄り添って雨の中を歩こう
君のその小さな手の温もりにすがりつきながら
他の誰よりも君を愛しているいう俺の思いを
君に理解してもらえるならどんなことでもしよう

吹く風が君の名前を俺の耳元で囁くだろう
やがて小鳥たちがさえずるだろう
君が通りを歩けば街路樹の葉がお辞儀をし
朝の訪れを告げる鐘の音が響き渡るだろう

君が落ち込んだときは傍らに駆けつけよう
泣いていたならキスでその涙を拭ってあげよう
俺が見つけた幸せはすべて君に分けてあげよう
君の瞳の中にも愛の輝きが映るだろう

七色の虹のように、いろんな歌を君に歌ってあげよう
俺自身が感じた喜びの歌を君に囁いてあげよう
君が通りを歩けば街路樹の葉がお辞儀をし
朝の訪れを告げる鐘の音が響き渡るだろう

 ジョン・デンバーのヴァージョンは 1972年リリースの『Rocky Mountain High』 (1972) に収録。彼がチャド・ミッチェル・トリに在籍していた時の アルバム『Violets of Dawn 』(1966) に収められていたものが、ファースト・リリースです。今回はチャド・ミッチェル・トリオが1987年に再結成したライヴ映像をご覧ください。


 この歌の詳細な説明はマーヤさんのブログ「始まりはいつもジョン・デンバー」の記事を参照してください。

 尺取り虫の動きに見立て、融通のきかない人への教訓めいた内容が綴られる「Inch Worm」。


INCH WORM
2足す2は4
4足す4は8
8足す8は16
16足す16は32

尺取り虫よ、尺取り虫
おまえはそうしてマリーゴールドの茎の長さを測ってるのか
おまえの身体能力と計算能力なら
かなり遠くに行くことも出来るだろうよ
尺取り虫よ、尺取り虫
おまえはそうしてマリーゴールドの茎の長さを測ってるようだが
そのうち動きを止めて
マリーゴールドの美しさに気がつくと思えるんだがなぁ

 この歌は、ハンス・クリスチャン・アンデルセンに扮するダニー・ケイ主演のミュージカル映画『Hans Christian Andersen』(1952年公開)のテーマとして、フランク・ルーサーによって書かれました。


 メアリー・ホプキンも1969年発表のファースト・アルバム『Post Card』にて取り上げていました。この選曲はプロデュースを担当したポール・マッカートニーによるものでしょう。サンドパイパーズのヴァージョンとは少々趣が異なり、重厚で幻想的な雰囲気が漂っています。思えば、アンデルセンの童話は、現代社会でも通用する風刺の効いた「裸の王様」、外見で判断しては行けないことを諭した「みにくいアヒルの子」、純真無垢な心がなによりも大切であることに気付く「雪の女王」よりも、「人魚姫」、「マッチ売りの少女」、「赤い靴」などのように主人公の死やそのことに対する周囲の無関心が描かれた作品のほうが印象的なのかもしれません。


 ポール・マッカートニーも2012年にリリースされた最新作である『Kisses On The Bottom』において、カヴァー・ヴァージョンを披露していました。


 恋の終わりを告げる物悲しさが心に滲みる、「It's Over」。サイモン&ガーファンクルを連想させるような曲調と思えば、間奏にチェンバロが使われる優美な演出が試みられ、悲しい恋の終わりを象徴するような効果をもたらしています。


IT'S OVER
時間が流れるものではなく
そして私に時間を止められるなら
俺とおまえが分かち合ったこの愛を永遠に留めることが出来よう
もう俺たちに朝の光を照らす日は来ないかもしれない
そうなると共に過ごす夜は訪れないことを二人は悟るのだ

おまえが俺のもとから去ると
俺のこの手を触れる相手をなくすことになる
大地に昇る太陽から目を背ける以外にない
おまえが俺のもとを去るのを何とか見ている
おまえを行かせたのは俺が原因だとしても
もう二人の関係は終わってるんだ

おまえが俺の本心に気づいてくれたなら
おまえは戻って来てくれるかもしれない
愛し合って過去を忘れることを
人々は必ず何度も繰り返すものだ
ああ、俺自身の口から「俺たちはおしまい」だって
言わざるを得ないことがあったかもしれないのだ

だから俺は背を向けて、風に向かって襟を立てた
静けさの中で時が流れ
おまえのことを少しでも考えないようにしている
思い切って
静か通りでも歩いてみよう
二人の関係は終わったのだから

 オリジナルは1966年にリリースされたジミー・ロジャースのヴァージョンです。同年発表のアルバム『It's Over』に収録。サンドパイパーズの他にもグレン・キャンベル (1967年の『Gentle on My Mind』に収録)、エディ・アーノルド (1968年の『The Romantic World of Eddy Arnold 』) 、 エルヴィス・プレスリー(1973年の『Aloha From Hawaii Via Satellite 』) などのカヴァーがあります。


 サンドパイパーズはウエスト・コーストに吹く爽やかな風を体現するかのような印象を受けるグループ。メンバー3人が、聖歌隊出身によるものなのか、他のロック・グループとは一線を画すコーラスとハーモニーを醸し出し、ニック・デカロらによる当時としては垢抜けたアレンジが施されていました。近年、彼らの音楽がお洒落なサウンドとして再評価されているようですが、透明感のある新鮮な響きが心を和ませます。
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コメント

YouTubeサーフィンをしていて
サンドパイパーズの「Softly As I Leave You」を聴き
何て素敵なハーモニーなんだろうと思いました。

取り上げて下さり他の曲も聴くことが出来て嬉しいです。
「Inch Worm」も歌っていたのですね!


shoppgirl様、訪問していただき誠にありがとうございます。
透明感と清涼感のあるサンドパイパーズのコーラスとハーモニーに心が和みますね。彼らの紡ぎ出す音楽は、まるで音の向こうの風景を映すかのように澄み切っています。

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