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Levon Helm - Hurricane/Nashville Wimmin

 またかとお思いでしょうが、リヴォン・ヘルムのアルバム『American Son』の紹介を続けさせていただきます。今回のお題は「Hurricane」と「Nashville Wimmin」の2曲。アルバムのオープニングとエンディングはジョージアをテーマに扱っていましたが、この2曲にはニューオリンズやナッシュヴィルを舞台にリヴォンの南部への想いが綴られていました。

American SonAmerican Son
(1997/06/24)
Levon Helm

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1. Watermelon Time In Georgia
2. Dance Me Down Easy
3. Violet Eyes
4. Stay With Me
5. America's Farm
6. Hurricane
7. China Girl
8. Nashville Wimmin
9. Blue House OF Broken Hearts
10. Sweet Peach Georgia Wine

 カトリーナと名付けられた大型ハリケーンが、2005年8月末にアメリカ合衆国南東部を襲い、甚大な被害を与えたのは記憶に新しいところです。ことにニューオリンズとその周辺地域は壊滅的な打撃を受け、廃墟と化した町並み、略奪行為、放火による火災、無数の遺体など地獄絵図のような光景が広がっていたとのこと。リヴォン・ヘルムが歌う「Hurricane」では冷静な視点でハリケーンの襲来に備える老人の心構えが語られていますが、近年大型のハリケーンが多発する傾向にあり、より一層の予防や対処が必要でしょう。


HURRICANE
メキシコ湾流から30マイル離れ
南風のうなり声が聞こえる
橋は低く見え
シュリンプボートが家路を急ぐ

その地域の老人が
頭の向きをゆっくりと変えて
ウイスキーの瓶から酒をひとすすり
それから男は俺のほうを見てこう言ったのさ

わしはポンチャートレイン湖の畔の雨の中で生まれた
ルイジアナの月の下で
ハリケーンの重圧なんか気にしないよ
6月頃なればいつもやって来るものさ
悪魔の娘のような毒々しく黒い水
激しく、冷酷で、御し難い
ニュー・オーリンズを洗い流すために
大量の水が必要だと誰も彼女に教えなかった

堤防を設置するために
男がシカゴからやって来た
あと3フィート高くしなければと奮闘するも
そんな具合じゃ夜通しかかっても完成しないだろう

地域の老人は言った
あの若造の言うことは聞くな
朝になれば水は引いて行くさ、坊や
そして奴はイリノイへと向かうところだろう

わしはポンチャートレイン湖の畔の雨の中で生まれた
ルイジアナの月の下で
ハリケーンの重圧なんか気にしないよ
6月頃なればいつもやって来るものさ
悪魔の娘のような毒々しく黒い水
激しく、冷酷で、御し難い
ニュー・オーリンズを洗い流すために
大量の水が必要だと誰も彼女に教えなかった

 失恋の痛手を癒そうと場末の店で浮き世を忘れるといった風情が描かれた「Nashville Wimmin」。ハーラン・ハワードの作品です。リヴォン・ヘルムの苦みばしった歌声とアーシーな演奏が、みだらで怪しげな雰囲気を醸し出していました。


NASHVILLE WIMMIN
白粉や目の細かい櫛のためじゃないのなら
白粉や目の細かい櫛のためじゃないのなら
ナッシュヴィルの女たちに
家と呼べる場所はないだろう

おまえは足の長い女、おまえはしゃべらなくていい
おまえは足の長い女、おまえが話す必要なんてないんだ
おまえはナッシュヴィル出身だよな
歩き方を見りゃ分かるぜ

プリンターズ・アレイに行こう、何かを見つけに
プリンターズ・アレイに行こうぜ、何かを見つけにな
カワイコちゃんに愛してもらおうぜ
法外な金を要求してもらってもかまわんよ

ブルースがウイスキーなら、俺はいつも酔っぱらっていたい
ブルースがウイスキーなら、俺は四六時中飲んだくれていたいのさ
おまえを忘れるためには
長い時間が掛かるがな

 プリンターズ・アレイ(Printer's Alley)とはナッシュヴィルにある有名な小道。昔は印刷所が集まっていたのでこの名がある。現在はライヴハウスやクラブ、そしていかがわしい店などで賑わう。

 ウェイロン・ジェニングスも1980年のアルバム『Music Man』でカヴァー。


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コメント

お久しぶりです。
NASHVILLE WIMMINのリズムと訳詞気にいちゃいましたよ!
タウン・ワンダー様、こちらこそご無沙汰しております。
場末の中のうらぶれた雰囲気が何とも言えない曲ですね。人生の酸いも甘いも噛み分けたリヴォン・ヘルムならではの魅力が漂っています。

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