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Levon Helm - America's Farm

 今回はリヴォン・ヘルムのアルバム『American Son』より「Dance Me Down Easy」、「Stay With Me」、「America's Farm」の3曲を取り上げます。

American SonAmerican Son
(1997/06/24)
Levon Helm

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1. Watermelon Time In Georgia
2. Dance Me Down Easy
3. Violet Eyes
4. Stay With Me
5. America's Farm
6. Hurricane
7. China Girl
8. Nashville Wimmin
9. Blue House OF Broken Hearts
10. Sweet Peach Georgia Wine

 1978年にリヴォン・ヘルムがRCOオールスターズを率いて来日した際、音楽評論家の小倉エージ先生からインタビューを受けた記事が、雑誌『ニューミュージックマガジン』(現ミュージックマガジン)8月号に掲載されていました。RCOにおいての活動のみならず、ザ・バンド時代の話に及んでも構えることなくあっけらかんとした明るい調子で答えるリヴォン。小倉先生からの「グリール・マーカスの『Mystery Train』の中で、”Stones I Throw” という曲からの『LAではみんな何でも持ってるぜ、俺もあそこに引っ越して新しい南部の王様になってやろう』という歌詞の引用がされていましたが、あなたもカリフォルニアに憧れを持っていたのですか」といった趣旨の質問に、「ビーチ・ボーイズ、太陽をあびてのサーフィン・・・・・・僕たちはダンスホールやクラブで働かなければならなかったしね。そいういのってうらやましかった」といった心情を吐露する場面もあり、とても興味深い内容がリヴォンの口から語られていたのです。

 いぶし銀のような滋味溢れる個性を醸し出すリヴォン・ヘルム。気骨溢れた頑固な南部人であると見受けられ、保守的で郷土へのこだわりの強さも推察されます。また、彼が共和党支持者であるという噂を耳にした時、タカ派のイメージさえ抱いたこともありました。
 これから取り上げる3曲のポップ・チューンにはザ・バンド時代とはまた違った印象を受けます。アルバムの根底にルーツ・ミュージックがありながらも多様なスタイルの曲を選んだことにより、リヴォン・ヘルムの幅広い魅力が引き出されたと言えるでしょう。楽天的ながらも誠実なリヴォンの一面が伝わって来るようです。

 ファンキーな「Dance Me Down Easy」。


DANCE ME DOWN EASY
気楽に踊らせてくれ、ゆっくりとしたノリにしてくれ
ゆったりと踊らせてくれ 別れを惜しんで酌み交わす一杯のために
どうすれば俺が喜ぶか知ってるだろう
おまえが灯を薄暗くした時
向きを変えて 気楽に踊らせてくれ

ずいぶん前のことだけど
夕方から夜へと変わる頃が
いいタイミングだって気がしたんだ
おまえを引き寄せて抱いた時
心の中でおまえを感じた
始めから俺はおまえのものだったんだ

後になって幻想を抱いたよ 俺たちふたりのな
俺たちは相思相愛だった
俺たちはダンスフロアをぐるぐる回っていた
もう一度やってみよう
ドアの外で俺を踊らせてくれ

 恋人の明るい未来が示された「Stay With Me」。


STAY WITH ME
朝日が差し込む頃まで俺の傍にいてくれ
一緒に戯れよう きっとうまくいくさ
気に掛けてくれるんだったら、分かち合いたいんだったら
オーケーって言ってくれないか、ああ、傍にいてほしい

俺たちにはどうにもならない
問題なんてないよ
ふたり一緒なら
それが何なのか分かるはずさ

朝日が差し込む頃まで俺の傍にいてくれ
一緒に戯れよう きっとうまくいくさ
気に掛けてくれるんだったら、分かち合いたいんだったら
オーケーって言ってくれないか、ああ、傍にいてほしい

 アメリカの現状を憂いながらも愛国心に溢れた「America's Farm」。


 テレビ番組、「Midnight Special」からのライヴ映像です。


AMERICA'S FARM
赤 白、そして青
ごちゃごちゃに混ざり合って混乱している
どこへ行けば良いのか誰も知らない
袋小路に進んでいるのが俺には分かる
道楽して信用を失った
俺の町では物事が最悪の事態を迎えているようだ
ありのままの俺が見える おまえの本音も見える
やることは山ほどあるのに眠り込んでるとはなぁ

目覚まし時計をセットしなきゃ
起きたらアメリカの農場で働くのさ
俺たちには大地があり、種もある
でもこの大地は俺とおまえなしでは育たないんだ
雨も降るし、ノウハウもある
さぁ、鋤をつかもうぜ
俺たちには手があり、足もある
今こそアメリカの農場で働くときなんだ

事実に直面しようぜ
どこかで俺たちの汽車は脱線してしまうんだ
立ち止まってはいられない
車輪を動かせる優秀なエンジニアが必要だ
俺たちは影の中で横たわっている
日々を夢のように過ごすのさ
ありのままの俺が見える おまえの本音も見える
赤と白と青の上で眠っている

 ブッカー・T&ザ・MG'で活躍し、RCOオールスターズのメンバーでもあった国際的ベーシストのドナルド・ダック・ダンさんが5月13日、滞在先のホテルの客室で70歳の生涯を閉じられました。ダンさんはコットン・クラブ(5/8~5/9)、ブルー・ノート東京(5/10~5/12)で行なわれた「STAX! featuring Steve Cropper,Donald "Duck" Dunn & Eddie Floyd」の公演のために来日。ライヴを無事に終えて帰国の途に就く日の出来事だったとのことです。
 リヴォン・ヘルムの後を追うような訃報に接し、本当に残念でなりません。ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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コメント

ザ・バンドと言えば、

「ラスト・ワルツ」

ぐらいしか馴染みがないワタシ…。

(リアルタイムではありませんが、あれは豪華でしたね。)


その後、色々となさっていらっしゃったわけなのですね。


でも、ロッカーの皆様も長生きをされるコトが多い現代…お亡くなりになっていたのですね。
ma shanti mika様、訪問していただき誠にありがとうございます。
リヴォン・ヘルムが亡くなり、5人組だったザ・バンドもロビー・ロバートソンとガース・ハドソンのふたりになってしまいました。
長生きする人もいれば、病気や事故でこの世を去らなければならなくなる人もいます。また、今でもドラッグやアルコールが原因だったり、自ら命を絶ってしまう人もいます。今後も1960年代から80年代にかけて活躍したロッカーたちが次々と鬼籍に入る知らせを見聞きすることでしょう。分かっていることですが、儚さを禁じえません。

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