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Linda Ronstadt - My Blue Tears

 長らく続けて来たリンダ・ロンシュタットのアルバム、「Get Closer」の紹介も今回でお開き。残された「Sometimes You Just Can't Win」と「My Blue Tears」の2曲について、ほんの少しばかり述べさせていただきたいと思います。

Get CloserGet Closer
(1988/02/12)
Linda Ronstadt

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1. Get Closer
2. Moon Is a Harsh Mistress
3. I Knew You When
4. Easy for You to Say
5. People Gonna Talk
6. Talk to Me of Mendocino
7. I Think It's Gonna Work Out Fine
8. Mr. Radio
9. Lies
10. Tell Him
11. Sometimes You Just Can't Win
12. My Blue Tears

 J.D.サウザーとのデュエットが心に滲みるカントリー・バラードの「Sometimes You Just Can't Win」。以前のリンダに戻ったかのような雰囲気が窺えると思ったら1977年6月3日の録音と記されていました。ということは『Simple Dreames』のアウト・テイクでしょうか。まるで当時の二人の関係を象徴するかのような内容の歌です。


SOMETIMES YOU JUST CAN'T WIN
太陽が眩く輝いているその時
世界が再び平穏無事に思えるその時
雲が空を覆い
自分の目が信じられなくなる
時には勝てないこともあると

そうね、私の愛はあなたにとって
それほど大切なものじゃなかったようね
あなたにとって私はただの友だち
ああ、どうして恋に落ちてしまったのか?
あなたはまったく心がない
時には勝てないこともあるわよ

ああ、時にはあなたが勝てないこともあるわ

いいえ、私はもはやこんな風に生きて行くことが出来ない
どこにいるのか分からないなんて
ああ、ダーリン、あなたは気にしないのね
素敵な人、公平じゃないように思えるわ
時には勝てないこともあるわ

ああ、時には勝てないこともあるわよ

 ファースト・リリースはカントリー・シンガーのジョージ・ジョーンズが1962年に発表したシングル盤。


 ドリー・パートン作の「My Blue Tears」。リンダ、ドリー、そしてエミルー・ハリスによる絶妙のハーモニーが、涙を誘うように美しく響き渡ります。


 リンダとドリーはエミルー・ハリスを加えた3人組で『Trio』というアルバムを発表しています。実は1970年代後半よりこのユニットの話は進んでいましたが、ようやく実現の運びとなったのは1987年のこと。それぞれの所属レコード会社が異なるなど諸般の事情で調整に手間取っていたものと思われます。
 データによるとこの曲の録音は1978年1月18日と記されており、プロデューサーはピーター・アッシャーでなく、エミルー・ハリスの当時の夫であるブライアン・エイハーンが担当。そのことからも、リンダら3人は共演アルバムのためのレコーディング・セッション早くからを行っていたことが窺われました。

MY BLUE TEARS
窓から遠くへ飛んで行きなさい
可愛い小鳥よ
ここから出来るだ遠くへ飛んで行きなさい
あなたの歌声を私に耳元に向けないように
その青い翼を広げて飛んで行きなさい
そうすれば私は哀しみの涙を流せるの

私が愛した唯一の人
あの人は私を捨てて行ってしまった
だから、私はあなたの悲しい歌を聞く気分じゃないの

黄色い太陽よ、
あなたの光を私の暗い部屋に差し込ませないで
この部屋の冷たさで、あなたの暖かみを無駄にしてはいけないわ
私を困らせないで、どこか他のところへ行ってちょうだい
あなたの青空に光を照らせばいいのよ
そうすれば私は哀しみの涙を流せるの

私がかつて愛した唯一の人
あの人は行ってしまった
だから、今日の私は陽光を浴びる気分じゃないの

さぁ、その青い翼を広げて飛んで行きなさい
あなたの青空に光を照らせばいいのよ
そうすれば私は哀しみの涙を流せるの

 ファースト・リリースはドリー・パートンが1971年に発表したシングル盤です。


 こちらはドリーが2001年リリースのアルバム、『Little Sparrow』で再録したヴァージョン。


他にも『Cactus Flower』(1969年公開)、『Private Benjamin』(1980)、『Bird On Wire』(1990)などの映画で知られる女優のゴールディ・ホーンが1972年の『Goldie』にてレコーディングしています。


 シンガーとしての実力と円熟味をいかんなく示した『Get Closer』は全米31位にまでしか上昇せず、栄光をつかんだ数々のアルバムに比べると地味な結果となったことは否めないでしょう。しかし、これ以降のリンダはスタンダード集や自らのルーツを探求したメキシコ音楽のアルバムなど新しい領域に踏み出して行きます。
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コメント

v-22 Backstreetsさん、こんばんは。

「Get Closer」はとても好きなアルバムです。
ロックからカントリーまで、彼女の歌唱力が堪能出来るアルバムですね。

私のベスト3は
「Moon Is a Harsh Mistress」
「Talk to Me of Mendocino」
「Mr.Radio」  です。

特集、楽しく、読み応えがありました。ありがとうござました。



shoppgirl様、訪問していただき誠にありがとうございます。
おっしゃる通り、シンガーとしての最高の到達点に達したかのようなリンダの歌唱が堪能出来るアルバムです。
1980年代の新しい波のうねりに迎合したようなイメージがあるという理由からこのアルバムを毛嫌いする方々もおられるようですが、とても損をされていると思います。今からでも遅くないので、もう一度お聴き直しくださいと言いたいところですが、残念ながら廃盤の様子。リマスター盤の再発を願う次第です。

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