好きな音楽のことについて語りたいと思います。

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Olivia Newton - John / MAKING A GOOD THING BETTER

 今回もウエスト・コーストの風が薫るような音楽を取り上げます。といってもアメリカ人ではなく、ご登場いただくのはイギリスの方。オリビア・ニュートン・ジョンが1977年にリリースしたアルバム、『Making A Good Things Better』をお題とすることにしました。

きらめく光のように+2きらめく光のように+2
(2011/03/02)
オリビア・ニュートン・ジョン

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1. Making A Good Thing Better
2. Slow Dancing
3. Ring Of Fire
4. Coolin' Down
5. Don't Cry For Me Argentina
6. Sad Songs
7. You Won't See Me Cry
8. So Easy To Begin
9. I Think I'll Say Goodbye
10. Don't Ask A Friend
11. If Love Is Real
[Bonus Track]
12. Never The Less/As Times Go By(Live In Japan 1976)
13. Rest Your Love On Me

 イーグルスの「ホテル・カリフォルニア」が、ウエスト・コースト・サウンドやアメリカン・ロックひいてはカウンター・カルチャーの終焉を示したとされたのは1976年暮れ。翌77年にはディスコ・サウンドのブーム、ヘヴィ・メタルやアメリカン・ハードの台頭とともに音楽産業のトレンドが変化する兆しが現れていました。アーティストを含めた作り手側の多くは試行錯誤を重ね、どのように時代を生き抜くかを手探りで確かめていた時期とも言えるでしょう。さらに1979年から1980年代初頭に掛けてはパンク・ロックやエレクトロ・ポップの荒波も待ち受けていたのです。
 トップスターの座を獲得してヒット・チャートの常連となったオリビア・ニュートン・ジョンも例外でなく、来る80年代に向かって大人のシンガーとして転身する道を模索していました。そのような状況の下で1977年に発表された『Making A Good Things Better』。直後にTOTOを結成するジェフ・ポーカロ(ds)、ジョー・ポーカロ(per)、セクションでの活動を始め数々のアーティストのバック・バンドで活躍するリーランド・スカラー(b)、後にデヴィッド・フォスターとエアプレイを結成し、マンハッタン・トランスファーの『Extensions』(1979)やディオンヌ・ワーウィックの『Friends In Love』(1982)などのプロデューサーとしても名を上げるジェイ・グレイドン(g)、そしてセッション・ミュージシャンとして経験豊富でグレイドンとともにシーナ・イーストンの『Best Kept Secret』(1983)をプロデュースするグレッグ・マティソン(key)などの腕利きが集結し、AORに繋がるような繊細で都会的なサウンドが醸し出されています。

 ソウルフルなコーラスをバックに熱唱する表題曲「Making A Good Things Better」。このフレーズは尾崎亜美さん作で杏里さんのデビュー曲となった「オリビアを聴きながら」でご存知の方も多いのではないでしょうか。キュートな歌声にスレンダーな肢体が魅力的な杏里さん。オリビアのファンであることはもとよりイーグルスやジョニ・ミッチェルもお気に入りだったとか。おっと記事が違った方向へ向かいそうなのでこのあたりで止めときます。


 拙ブログではお馴染みのジャック・テンプチン作の「Slow Dancing」。ファンキー・キングス時代の彼のナンバーで、唯一のアルバム『FUNKY KINGS』(1976)に収録されています。


SLOW DANCING
夜も更けて私たち二人きり
ラジオから音楽が流れている
訪れる人もなく、電話をかけてくる人もいない
私と彼だけ、そして薄暗い灯

(そして私たちは)音楽に合わせてゆっくりと踊る
ゆっくり踊る、私と彼だけで
ゆっくり踊る、音楽に合わせて
この広い世界に誰もいない
この広い世界には

薄暗い灯の中で漂う二人
壁の上で踊る影
音楽が優しくゆったりと流れ
周りの世界はこんなに遠くて小さい

ゆっくり踊りましょう

支えて どうか支えて
絶対に放さないで

暗闇の中で一緒に踊りながら
私の心に愛が満ちる
彼が耳元で囁き、そして私が彼をぎゅっと抱きしめる
彼こそ私が追い求めていた理想の人

ゆっくりと踊りましょう

 こちらはジャック・テンプチン率いるファンキー・キングスのヴァージョン。何事にも捕われることなく、ふたりだけのまったりとした時間が過ぎて行くような雰囲気が漂っています。


 オリビアお得意のカントリー・ナンバー、「Ring Of Fire」。ジューン・カーターと Marle Kingore の作品で、ジョニー・キャッシュが1963年に歌って全米17位のヒットとなりました。トニー・モーガンの吹くハーモニカが印象的。


 マリアッチ風のトランペットが勇ましく響くジョニー・キャッシュのヴァージョン。


 もう1曲カントリー・チューンをお聴きください。ジム・ラシングとマーシャル・チャップマン作の「I Think I'll Say Goodbye」。やはりオリビアにはカントリーが似合います。


 AORに通じるような都会的で洗練されたサウンドが醸し出されていると前述しましたが、今回紹介した「Ring of Fire」、「I Think I'll Say Goodbye」、そしてジャック・テンプチンのファンキー・キングス時代の同僚であるジュールズ・シアー作の「So Easy To Begin」など従来のオリビアの持ち味を活かしたカントリー調の楽曲も幾つか収められております。カントリー・ロックは衰退の時期を迎えておりましたが、奇をてらうことなく自然なイメージ・チェンジを図ろうとしたプロデューサーであるジョン・ファーラーの配慮によるものでしょう。また、アルゼンチンの大統領夫人エヴァ・ペロンを題材として描いたミュージカル、『Evita』の中で歌われた「Don't Cry for Me Argentina」やランディ・エデルマン作のバラード曲、「Jf Love Is Real」などオリビアの歌手としての実力が存分に発揮された楽曲も収録されていました。そのあたりは次回の記事で扱うとして、今回はこのあたりでお開きとさせていただきます。
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コメント

影響なのか、オリビアと聞くと杏里を思い出し、杏里と聞くとオリビアを思い出します。

オリビアの歌を聞き始めたのは映画Greaseからです。正統派で癖のない歌い方、天使のように可愛らしい笑顔、スタイルは良いのにどこか野暮ったい感じが好きでした。

オリビアのSlow Dancingもいいですね~♪聞き惚れてしまいます。
Jonny Riversバージョンしか知らなかったのですが、オリジナルはFunky Kingsだったのですね!こっちのほうが好きかも!寝る前にゆったりとした気分で聞いてみたいです。

少々マニアックな聞き方になってしまうかもしれませんが、男性陣が歌うSlow dancing, just me and my girlのgirlの音よりも、オリビアのjust me and my guyのguyの音のほうが好みです(笑)
zaza様、訪問していただき誠にありがとうございます。
オリビア・ニュートン・ジョンも杏里さんも歌い方に癖がなく、親しみやすいですね。
ジョン・トラボルタと共演した映画『Grease』もオリビアにとっての転機となり、その後に主演した映画『Xanadu』やアルバム『Physical』で大胆なイメージ・チェンジを遂げました。清楚な歌姫から大人のアーティストへの脱皮は必然的なことですが、その豹変ぶりに少々やりきれなさを覚えたものです。
ジャック・テンプチンはイーグルスに「Peaceful Easy Feeling」や「Already Gone」を提供。80年代にはグレン・フライの片腕として活躍しました。メロディアスで爽やかな響きが真骨頂の彼の歌は浮き世の雑多な出来事を忘れさせ、和みのひと時を与えてくれるようです。
恵まれた容姿と歌唱力を備えたオリビア。彼女が歌う "guy" の音にフェミニンな雰囲気が漂い、人を惹き付ける魅力が隠されているのかもしれません。

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