好きな音楽のことについて語りたいと思います。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

The Nitty Gritty Dirt Band - Will The Circle Be Unbroken

Deezerのプレイヤーが不調のためにアルバム紹介というかたちが困難となったので何を取り上げようかと思っていたところ、このブログともリンクしていただいているPurple_Hazeさんのブログ「Blues Power」でロギンズ&メッシーナを扱われていたのを目にして、「House At Pooh Corner(邦題:プー横町の家)」が頭の中に鳴り響いて止まらなくなりました。よし、ロギメナの映像ならYouTubeに豊富にありそうなので、「決まり」と思いましたが、すぐさま同じアーティストをかぶせるのは人生の先輩に対してあまりにも失礼ではないのかと考え直し、「プー横町の家」のカヴァーで有名なニッティー・グリッティー・ダート・バンドで何か探そうというところで落ち着いたのです。
そんなわけで、今回はNBDBが1972年に発表した「Will The Circle Be Unbroken(邦題:永遠の絆)」の中からタイトル曲を取り上げます。NGDBは1970年にリリースした『Uncle Charley And His Dog Teddy(邦題:アンクル・チャリーと愛犬テディ)』が出世作となりカントリー・ロックというジャンルが確立して好評を得ている現状を鑑み、カントリーやブルーグラスに興味を持ってくれたファンに本物の味を味わってもらいたい、スーパー・ヒーローたちを知ってほしいと思うようになり大御所たちへ共演のオファーを出したのです。しかし、出演交渉は難航し、真っ先に呼びかけたカントリー/ブルーグラスの重鎮ビルモンローには、「髪の長いヒッピーのようなロッカーと一緒に演る気などない」と断られてあえなく撃沈。その後はメンバー全員平身低頭、ショート・カットにしてお歴々のところへセッションを依頼するために奔走したとの逸話が残っています。
アルバムの実質的な最後を飾る曲として収録されたこの「永遠の絆」はメイベル・カーター、ジミー・マーティン、ロイ・エイカフの御大3人がリード・ヴォーカルを取っています。コーラスに参加していた総勢は31人。いずれ劣らぬ強者が集まっていたとのことです。
このセッションに臨んだNGDBのメンバーはジョン・マッキューエン、ジェフ・ハンナ、ジム・イボットソン、レス・トンプソンの4人。先輩や長老たちに気を配りながら胸を借りた様子がひしひしと窺えるアルバムでした。
なお、「永遠の絆」はメイベル・カーターが所属していたカーター・ファミリーがオリジナルの楽曲。後述しますが、ジョニー・キャッシュの妻、ジューン・カーター・キャッシュは彼女の娘にあたります。

まず、NGDBと大御所たちとのライヴ映像。いつごろのものでしょうか。NGDBのメンバーもけっして若くありません。この時は既に脱退していたと思われるバンジョー担当のジョン・マッキューエンは白髪になっています。


次は1990年発表の『Will The Circle Be Unbroken Vol. 2』のレコーディング・セッションから。ジョニー・キャッシュ、ロイ・エイカフ、リッキー・スキャッグス、リヴォン・ヘルム(The Band)with エミルー・ハリス、ジム・イボットソン(NGDB)の順でリード・ヴォーカルが取られます。他のNGDBのメンバーはジェフ・ハンナ(ギター)、ボブ・カーペンター(ピアノ)、ジミー・ファッデン(ドラムス)といった具合に楽器演奏とバック・コーラスに徹していました。また、バック・コーラス陣にはジョニー・キャッシュ夫人のジューン・カーター・キャッシュ、ヴィンス・ギル、アール・スクラッグス・レヴューなどカントリー/ブルーグラス界の大御所に混じり、ロジャー・マッギン、クリス・ヒルマン、トレーシー・ネルソン、ジョン・ハイアット、ウェンディ・ウォルドマン、ブルース・ホンズビー、ジョン・デンバーなど豪華な面々が駆けつけていました。


中学生ぐらいの時はとくに興味を引く存在ではなかったのですが、年を重ねるごとにジョニー・キャッシュに魅了されて行きました。1990年代の中頃にNHKで放送された「ドクター・クイン 大西部の女医物語」でのガンマン役も格好良かったですね。これはいつ頃の映像でしょうか。ジョニー・キャッシュ夫妻の元気な姿が見られます。また、娘さんであるカーレン・カーター(元夫はニック・ロウ)も出演。何枚もアルバムをリリースしているシンガーです。以前通っていたレコード屋さんで、「音もルックスも君の好みだから買いなよ」と薦められたものの未だに1枚も購入に至っておりません。


ブリティッシュ・トラディショナル・フォークのペンタングル。アメリカ勢と違ってしっとりとした印象です。1971年発表の『Reflection』に収録。


ステイプル・シンガーズの音源です。とてもソウルフルでカントリーとはかなり雰囲気が違いますね。1960年発表の『Will The Circle Be Unbroken』に収録。メンバーのメイヴィス・ステイプルズは現在もソロで活動中。2007年にリリースしたライ・クーダーのプロデュースによる『Never Turn Back』が話題になりました。


最後はジョーン・バエズ。マペット・ショー出演時の映像で、「セサミ・ストリート」でお馴染みのカエルのカーミット君と共演しています。


他にもネヴィル・ブラザーズが1889年発表の『Yellow Moon』で取り上げていますが、さすがにYouTubeに映像がありませんでした。これもアーロン・ネヴィルらの歌声によって実に味わい深く仕上がっています。

Will The Circle Be Unbroken
俺は窓の側に立っていた
ある寒く曇った日のこと
霊柩車がやって来て
俺のおふくろを連れて行こうとした

家族の絆はより確かなものになるのだろう
まもなく 主よ まもなく
もっと良い家が空の彼方で待っているのだろう
神に召されることによって

俺は葬儀屋に頼んだ
葬儀屋さんよ、どうかゆっくりと車を走らせてくれ
収容されたおふくろのために
ああ、おふくろが逝ってしまうのを辛くて見ていられない

俺はおふくろの背後にぴったりと寄り添い
落ち着きを失わず凛々しくあろうとした
でも 悲しみを隠すことが出来なかった
その時 おふくろは墓の中に横たわった

家に帰ると寂しさが漂う
おふくろを失った おふくろは召されたのだ
兄弟姉妹は泣き叫び
家の中はなんと悲しく寂しいものなのか


Will the Circle Be UnbrokenWill the Circle Be Unbroken
(2005/07/19)
The Nitty Gritty Dirt Band

商品詳細を見る


Will the Circle Be Unbroken, Vol. 2Will the Circle Be Unbroken, Vol. 2
(1990/10/25)
The Nitty Gritty Dirt Band

商品詳細を見る


Will the Circle Be Unbroken 3Will the Circle Be Unbroken 3
(2002/09/06)
Nitty Gritty Dirt Band

商品詳細を見る


ウィル・ザ・サークル・ビー・アンブロークン(紙ジャケット仕様)ウィル・ザ・サークル・ビー・アンブロークン(紙ジャケット仕様)
(2006/04/21)
ザ・ステイプル・シンガーズ

商品詳細を見る


マーヤさんのブログ「始まりはいつもジョン・デンバー」で、NGDBとジョン・デンバーが共演している "And So It Goes" が取り上げられていました。『Will The Circle Be Unbroken Vol. 2』に収録されている曲です。

スポンサーサイト

コメント

ニッティー・グリッティー・ダート・バンドは私も好きですし、ジョニー・キャッシュはもっと大好きですよ。昔はキャッシュのCDは国内で入手するのが難しかったのですが。レコードの時代はまだ輸入盤で手に入ったものですが。「HIGHWAYMEN」は3枚のアルバム+1枚のライブLDを大切にしています。あ、あとキャッシュが犯人の刑事コロンボ「白鳥の歌」や映画の「駅馬車」なんかも。(笑)何人知っているのでしょう?
fighter-k様、コメントありがとうございます。
ジョニー・キャッシュの旧譜の国内盤が一時期何タイトルもリリースされていましたが、早めに入手しておかないと廃盤になってしまいそうですね。キャッシュは確か「大草原の小さな家」にもゲスト出演していたような憶えがあります。
貴重な映像の数々、とても興味深く見させてもらいました。
個人的にはペンタングルとステイプル・シンガーズの演奏が印象的でした。
こんなに有名な曲なのに取り上げるアーティストによっていろんな解釈があるのが面白いですね。
こんばんは。楽しく拝見しました。
NGDBは興味はありながら、未聴です。Wish Listの上位に格上げします。(Wish List、長すぎて金がナンボあっても足りまへん)
取り上げられていた曲は、White Gospelなんでしょうね。
色々、教えてください。
Purple_Haze様、コメントありがとうございます。
おっしゃる通り取り上げるアーティストによって解釈が異なりますね。ネヴィル・ブラザーズのヴァージョンでは歌詞も一部変えられていました。
確かデラニー&ボニーも『Motel Shot』の中で取り上げていましたよね。
NGDBはコピーを含め、3枚共持っています、好きなアルバムです。ライ・クーダーがプロデュースしたメイヴィス・ステイプルズのアルバムも良かったですね。
bornin様、コメントありがとうございます。
現在も活動を続けるNGDBの近作が国内発売されない状況が残念です。旧譜の再発も望むところですが、日本ではカントリーやカントリー・ロックはあまり好まれないのが現実ですね。
Substitute様、コメントありがとうございました。見落としていたようで返事が遅くなり誠に申し訳ございません。
おっしゃる通り「永遠の絆」はホワイト・ゴスペルと認識されています。でも、上記で紹介したように黒人アーティストも数多く取り上げています。歌詞の内容が普遍的なものだからでしょう。
NGDBは近く新作がリリースされるとか。ほんまに金がなんぼあっても足りまへんなぁ。
トラックバックしていただき、ありがとうございますm(__)m
昨年、この記事を書かれたのですね。見逃してしまい、すみませんでした。

トラックバックについては私も意味がよくわからず、Backstreetsさんと同じようにリンクを貼らずにトラックバックだけやって、自動的にリンクが貼られると思っていました。でも、自動的にリンクは貼られないので、この記事の最後で結構ですので、私の記事のリンクを貼っていただけると幸いです。お手数をおかけしますが、よろしくお願いします。

さて、記事のほうを興味深く読ませていただきました。

「永遠の絆」、そのタイトルと同じく多くの人びとが関わり、内容も想像以上に深いものがあるようですね。その辺のことろを覚えながら、もう一度、アルバムを聴いてみようかと思いました☆
マーヤ様、コメントありがとうございます。
紹介した映像のうち、ジョニー・キャッシュとの共演とカーター・ファミリーのものが削除されてしまいました。お見苦しくなって誠に申し訳ございません。
この歌の内容は日常に起こり得る普遍的な事柄であり、それ故に人の心の中に染み込むのでしょうね。
リンクを貼っていただき、感謝感激です!
Backstreetsさんの翻訳がとても参考になります☆
マーヤ様、コメントありがとうございます。
つたない訳でお恥ずかしい限りです。

コメントの投稿

URL
コメント

パスワード
秘密
管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL : http://shadowdream25.blog105.fc2.com/tb.php/33-10f7d78f
<< Ricky Nelson - Hello Mary Lou | TOP | Carly Simon - Anticipation  >>
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。