好きな音楽のことについて語りたいと思います。

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The Rolling Stones - Beast of Burden

 香港映画『燃えよデブゴン』でお馴染みのサモ・ハン・キンポーさん・・・・・・、もとい、我が国の野田佳彦総理が、「Never, Never, Never, Never Give Up」と熱く叫ばれているので、拙ブログも対抗することにしました。今回ご登場いただくのはザ・ローリング・ストーンズの皆様。野田首相がウィンストン・チャーチル元首相の名言を彷彿させる言葉を叫ばれているので、当方はイギリス出身の最高最強のロック・バンドのお力をお借りしたいと思います。取り上げる曲は1978年に発表されたアルバム、『Some Girls』収録の「Beast of Burden」。この曲でミック・ジャガーさんは、「Never, Never, Never, Never, Never, Never, Never Be」と7回も連呼していました。

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(2011/12/07)
ザ・ローリング・ストーンズ

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BEAST OF BURDEN
おまえの荷物運搬係の駄馬になんてなりたくないぜ
俺の背中は広いけど、ズキズキ痛むのさ
俺はただおまえと愛し合いたいだけなんだよ
おまえの荷物運搬係の駄馬になんてなりたくないぜ
何マイルも歩いて足が痛むんだ
俺はただおまえと愛し合いたいだけなんだよ

俺は十分頑丈だろう?
俺は十分荒々しいだろう?
俺は十分裕福だろう?
物事が分からんほど俺の眼は節穴じゃないんだがな

おまえの荷物運搬係の駄馬になんてなりたくないぜ
さぁ、家に帰ってカーテンを降ろそう
ラジオで音楽を聴きながら
なぁ、ベイビー、優しく愛しておくれよ

可愛いぜ 本当に可愛いぜ
おまえは魅力的な女さ
可愛いぜ どうしようもなく可愛いぜ
だからさぁ、ベイビー、頼むから愛してくれよ

あのなぁ
俺を通りに放り出してもかまわないんだぜ
裸足のまま放り出してもいい
なんならこの惨めさから放り出してくれ

おまえの憂さぐらい我慢してやるよ
嫌なことは俺に投げつけてくれ
取るに足らぬものとして笑い飛ばしてやるぜ
だが、分からないことがひとつあるんだ
おまえはなんで俺が自分に相応しい男じゃないと言うのか
俺には理解出来ないぜ

もっと荒々しくしてほしいのか 
もっと逞しくなきゃならないのか
もっと裕福じゃなきゃいけないのか
それとも愛情が足りないのか
頼むから教えてくれよ

おまえの荷物運搬係の駄馬になんてなりたくないぜ
おまえの荷物運搬係の駄馬になんてなりたくないぜ
いやだね いやだね 絶対にいやだね ご免被るぜ
おまえの荷物運搬係の駄馬になんてなりたくないぜ
何マイルも歩いて足が痛むんだ
俺はただおまえと愛し合いたいだけなんだよ

 ローリング・ストーンズのアルバム『Some Girls』はあたかも人生の酸いも甘いも噛み分けたドン・ファンや好色家が、自分の女性遍歴をひとつひとつ思い出しながら告白しているような作品です。純粋無垢な娘から商売女に至るまで、様々な環境に暮らす女性が登場しますが、とりわけこの「Beast Of Burden」は一筋縄でいかぬ女に手玉に取られている様を映し出していました。
 好きな女に利用され、適当にあしらわれていても未練たっぷり。さっさと他の女に乗り換えれば良いと思うのですが、絶世の美人か、それとも秘め事が達者なのか、何とも諦めの悪い男の心情が描かれています。この「Beast Of Burden」がリリースされたのは1978年。活力のあった時代背景のもと、「男の浮気は甲斐性」などといった言葉がまかり通った反面、女性の社会進出が脚光を浴び始め、旧来の男女関係が大きく変化しようとしていました。
 そうした価値観の変容して行く中で、アッシー、メッシー、ミツグくん、キープ男などといった女性に都合良く扱われる男性を表す代名詞が幾つも出現したのは1980年代末から90年代初頭のバブル景気末期の頃。もちろんこれらは日本だけの現象かと思われます。しかし、古今東西、男性は女性に好意を持って近づき、女性は期待させつつも応じない素振りで男性を翻弄し続けてきたと言えるのかもしれません。そして、これだけ尽くしても殆どの男たちは「本命君」にはなれず終い。それ故に、「男はつらいよ」とはよく言ったものです。最高最強の遺伝子を残すという人間の本能の観点に立てば、女性のそんな選択は自然の摂理として仕方のないことなのかもしれません。
 いずれにしても下心丸見えの情けない男の生態を想起させますが、ただこの「Beast Of Burden」の主人公のように体力や野性をアピールしているのはアッシー君たちとの違いが窺えます。
 現代の若い男性は身の回りにいる女性よりもアイドルのDVDを観ているほうが身も心もときめくらしく、「面倒くさい」と言って実際の恋愛を楽しむ傾向がないと聞きました。貪欲さもなければ、向上心にも欠けるといった印象。人間関係で傷つくのが怖いのでしょうか。
 彼氏彼女がいなければ恥ずかしさを覚えたひと昔前は、車がなければ意中の女性をデートに誘うことさせできませんでした。若い人には他人とぶつかり合いながら人生を謳歌してほしいものですが、苦労して成果が上がらず見返りも享受できないのなら引きこもって誰にも邪魔されずに悦に入っているほうが結果的に良いのかもしれないと考えさせられます。

 DVD『Some Girls』に収録された1978年のライヴ映像のようです。


 こちらもライヴ映像ですが、年代は不明です。宜しければご覧ください。
http://www.youtube.com/watch?v=UZH1aOZY9Tc

 こちらはアコースティック・ヴァージョン。正式に発売されているのかよく分かりません。詳しい方のご教示が得られれば幸いです。



 ベット・ミドラーが1983年発表のアルバム『No Frills』で秀逸なカヴァー・ヴァージョンを披露しています。今回はミック・ジャガーがゲスト出演したプロモーション映像をご覧ください。

 
 冒頭で野田首相を茶化しましたが、日本で言論・表現の自由が守られているとはいえ、どの辺りが許容範囲なのかは頭を悩ますところでしょう。年末にある有名なヴァラエティ番組においてお笑い芸人の方とアイドルの方がブータン国王夫妻に扮して物真似を行って場内を沸かせたにもかかわらず、親日家として知られるブータン国王夫妻を酷く侮辱したとして、インターネットを中心に波紋が広がっています。その反面、「国王も天皇も同じ人間。この程度の風刺が許されないのではこの国に表現の自由はない」といった趣旨の意見も少なからず見受けられました。
 私はこの番組を見ていなかったので、詳しい内容についてはよく分かりません。ただ娯楽のためなら手段を選ばない風潮には馴染めず、後味の悪さを覚えます。批判する精神や異議申し立ては大切であり、何ら否定されるものではありません。しかし、それらが政治家へ向けてのものならまだしも、皇室や外国の王室を対象にして貶めるかのような価値観は釈然としないものです。ザ・ビートルズの「Her Majesty」に苦笑しながらも。
 さて、野田首相が香港の俳優さんを連想させるかのような書き方をしてしまいましたが、北の彼の国の三代目と容貌に類似したものを感じるなどと言えば誹謗中傷の類いになるのでしょうかねぇ。
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コメント

こんばんは。
Beast of Burdenは、その後のLiveの定番にもなる、Ron Wood期の名曲中の名曲ですよね。印象的なGuitarとタイコの絡み、Some Girlsのハイライトの一つだと思います
ベット・ミドラーのカバーも良かったです。
Substitute様、訪問していただき誠にありがとうございます。
歌の中の少々情けない男の姿が却ってストーンズの雰囲気にマッチし、その後のライヴの定番となったのでしょうか。
ベット・ミドラーの出色のパフォーマンスは言うに及ばず、他のカヴァー・ヴァージョンにはリトル・テキサスの好演もあり、カントリー系のアーティストにもよく似合う曲なのかもしれません。
登場するアーティストに対する愛情が凄く感じられていつも楽しませて貰ってます。私のブログの写真のテーマは一貫しているのですが、文面はまったくの気まぐれです。そういえば音楽ネタもご無沙汰してしまってます。ボビー・コールドウエルのデビュー・アルバムを最近また聴いてます。これからも宜しくお願いします!!
toyosun様、訪問していただき誠にありがとうございます。
拙い文章しか書けないのに温かい言葉を掛けてくださり恐縮しております。
今も現役で精力的に活動するボビー・コールドウェル。私も1stや2ndはよく聴いたものです。ブルー・アイド・ソウル風の歌声が魅力的なシンガーですね。
どうも!
ストーンズの中でもまっちがいなく名曲ですね!
サタデーナイトライブのバージョンもなかなかGOOD!
テキサスライブのおまけでついてます
SANKE
SNAKE様、訪問していただき誠にありがとうございます。
おっしゃる通り、1970年代のストーンズを代表する名曲だと思います。
DVD『Some Girls』のボーナス映像として収録された米NBC制作の「サターデー・ナイト・ライブ」にはダン・エイクロイドによるミック・ジャガーへのインタビューもあり、なかなか興味深い内容になっているようですね。

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