好きな音楽のことについて語りたいと思います。

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Stardust - Hoagy Carmichael

 2011年も押し詰まって参りました。震災と原発事故に見舞われた日本国内はもとより、世界情勢に目を向けてアラブの春やヨーロッパの経済危機など変革と混乱が相次いで生じた激動の一年だったかと思います。来る2012年は各国のトップの交代が予想される年。ますます混迷の時代へと進むか、希望の幕開けとなるかの分水嶺となるかもしれません。
 さて、一年のフィナーレが近づくと、「Stardust」という曲が心の中で響きます。幼少の頃に観た「シャボン玉ホリデー」のエンディングで、ザ・ピーナツのお二人が歌っていたこの曲。おぼろげな記憶の片隅から呼び起こされ、懐かしい情景が思い浮かぶと同時に新鮮な感触に包まれるのです。



 
STARDUST
黄昏が
私の心の草原を紫に染める頃
小さな星が空高くきらめき
我々二人が別れてしまったときのことを
いつまでも思い出させる
恋の小道で彷徨う君は遥か彼方
いつまでも絶えることのないこの歌を残して
恋は昨日の甘い思い出
過ぎ去りし日々の調べ

どうしてなんだろう
孤独な夜を過ごしていると
時おり夢の中からあの歌が聴こえてくる
私を幻想の世界に誘うメロディ
再び君の面影が浮かんでくるんだ
二人の恋が始まったあの頃
口づけを交わす度のときめき
でも、それは遥か昔のこと
今や私の安らぎは
あの歌の恍惚に包まれることだけ

庭園の壁の傍で輝く星を眺めていると
君の腕の感触が浮かんでは消える
そしてナイチンゲールは
薔薇の咲き誇る楽園のおとぎ話を話してくれるんだ
私の夢は虚しいものだけれど
心の中に今でも残っている
あの恍惚のメロディが
二人の恋の思い出が繰り返し鳴り響く

 英語の "Stardust" には「星屑、宇宙塵」という意味と「ロマンティックでうっとりするような感じ(を起こすもの)、恍惚」という意味があり、後者のほうを選択して訳しております。

 1927年に作曲家のホギー・カーマイケルが世に送り出した「Stardust」。彼自身の演奏でも注目を浴びましたが、1929年には友人のミッチェル・パリッシュによって歌詞が付けられ、1931頃にビング・クロスビーが取り上げてヒットしました。以来、フランク・シナトラを始め様々なアーティストに歌われるようになり、Jazz/Pops のスタンダード・ナンバーに定着。近年はウィリー・ネルソンやロッド・スチュワートといったロック・アーティストにもカヴァーされています。


 ビング・クロスビーが第二次世界大戦前の名唱ならば、ナット・キング・コールの歌唱は戦後の決定版と称されるほどの人気を博しました。1957年発表のアルバム、『Love Is The Things』に収録。なお、娘のナタリー・コールも1996年のアルバム『Stardust』にてレコーディングしています。


 エラフィッツ・ジェラルド、カーメン・マクレエといった女性シンガーも独特の艶を滲ませていますが、今回はドリス・デイの歌声を紹介しておきます。


 シンプルな演奏をバックにしたウィリー・ネルソンの渋く、円熟味のある歌声は1978年の『Stardust』に収録。2008年にはジャズとクラシックの両部門に渡って活躍するトランペット奏者のウィントン・マルサリスとの共演アルバム『Two Men With The Blues』にて再レコーディングしていました。 


 ここしばらくビートルズ関連の楽曲を記事にしていたので、リンゴ・スターさんの歌声で今回はお開きにしたいと思います。スタンダード・ナンバーを集めた1970年のソロ・アルバム、『Sentimental Journey』に収録。

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