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The Rolling Stones - She's A Rainbow

アップル社の共同創業者で会長のスティーブ・ジョブズさんが10月5日に逝去されました。パーソナル・コンピューターが自分にとって身近な存在になろうとしていた頃、斬新なデザインのiMacに衝撃を受け、かじりかけのリンゴのマークに親しみを覚えたものです。そこで、今回は以前iMacのコマーシャルに使われていたザ・ローリング・ストーンズの「She's A Rainbow 」を取り上げることにしました。

サタニック・マジェスティーズサタニック・マジェスティーズ
(2011/10/12)
ザ・ローリング・ストーンズ

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1. Sing This All Together
2. Citadel
3. In Another Land
4. 2000 Man
5. Sing This All Together (See What Happens)
6. She's A Rainbow
7. The Lantern
8. Gomper
9. 2000 Light Years From Home
10. On With The Show

1960年代の後半、世の中はカウンター・カルチャーが台頭し、フラワー・ムーブメントが一世を風靡、サイケデリック・ブームが巻き起こっていました。1967年6月にビートルズがサイケデリックな雰囲気に満ちたアルバム、『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』を発表。その衝撃が覚めやらぬうちにザ・ローリング・ストーンズもサイケデリックなムードを全面的に打ち出したアルバム『Their Satanic Majesties Request』を67年12月にリリースしたのです。
その『Their Satanic Majesties Request』からシングル・カットされて全米22位まで上昇した「She's A Rainbow」。ミック・ジャガーとキース・リチャーズの共作で、ピアノにニッキー・ホプキンスを迎え、後にベーシストとしてレッド・ツェペリンのメンバーとなるジョン・ポール・ジョーンズがストリングス・アレンジを担当していました。

一説によるとこの曲は当時ミックと恋人関係にあったマリアンヌ・フェイスフルのことを歌ったものとされています。恋は盲目と言いますが、マリアンヌ・フェイスフルの艶やかな魅力に包まれて彼女以外のものは何も目に入らないような様子が歌詞から伝わってきました。この時期のミックとマリアンヌは仲の良さをアピールするかの如く、ビートルズが出演した衛星放送による世界初の同時生中継番組「アワ・ワールド」(1967年6月25日放送)に二人揃って友情参加しています。



SHE'S A RAINBOW
彼女はどこにいても華やか
彼女が髪をとかす
その姿は虹のよう
どこにいても華やかに現れる
彼女は華やかな人

葵服を着ている彼女を見たことがあるかい?
目の前の青空のようさ
そして彼女の顔は帆のよう
とても綺麗で薄い白く小さな点
彼女ほどきれいな女性を見たことがあるかい?
彼女はどこにいても華やか
彼女が髪をとかす
その姿は虹のよう
どこにいても華やかに現れる
彼女は華やかな人

金色の服を前身に纏った彼女を見たことがあるかい?
いにしえの王女様みたい
彼女は周囲に色を放つ
洛陽のように
彼女ほどきれいな女性を見たことがあるかい?
彼女はどこにいても華やか
彼女が髪をとかす
その姿は虹のよう
どこにいても華やかに現れる
彼女は華やかな人


前述したように全米22位と大ヒットに至りませんでしたが、ローリング・ストーンズを代表する楽曲であることに疑問の余地はありません。ちなみにアルバムのほうはイギリスで第3位、アメリカでは2位を記録し、ゴールド・ディスクを獲得しています。

私がまだ子供だった頃、兄の部屋からこの「She's A Rainbow」が毎日のように聴こえてきたものです。オルゴールのような美しい音色のピアノ、一度耳にすると四六時中頭の中を駆け巡るような摩訶不思議な旋律、力強くも陰があり少々ミステリアスな歌唱。おそらくポップス/ロックでは初めてと思われる3Dジャケットも目を引きました。メンバーの前にあしらわれたお花畑の中にビートルズの4人の顔が写っているのを知ったのはもう少し先のこと。かの『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』のジャケットに "Welcome The Rolling Stones" と縫ったジャンパーを着用した人形が置かれていたことに対するお礼だとのことです。

1998年のアルゼンチンにおけるライヴ映像です。


スティーブ・ジョブズさんは「芸術と技術の交差点」となる製品を作ることを哲学としてiMac、iPod、iPhone、iPadと次々に革新的な新商品を開発し、家電やデジタルメディア業界を一変させました。また、ピクサー・アニメーション・スタジオを立ち上げ、CGアニメの普及にも一役買っています。また、彼は名言を幾つも残しており、スタンフォード大学の卒業式におけるスピーチの中の "Stay Hungry. Stay Foolish." (「常にハングリーであれ。常に愚かであれ」) という言葉に心を打たれた人も多いことでしょう。この言葉はビートルズやローリング・ストーンズを始めとしたロック・ミュージシャンの生き方や精神と重なるものがあると思われます。
スティーブ・ジョブズさんの訃報に際し、ミック・ジャガーは自身のTwitterアカウントで、 "RIP Steve Jobs" とジョブズさんへの敬意を表していました。なお、"RIP" とは "rest in peace" (安らかに眠れ)の意味です。

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コメント

お久しぶりです。

この時期にこの内容では、やはりマリアンヌのことと思われますね。
個人的にこの時期のストーンズにはあまり・・・、でした。なんか「ビートルズ・フォロワー」のイメージがいちばん強かった頃のような気がします。
でもこの曲は好きでした。ニッキー・ホプキンスのピアノとストリングスが印象的で、サウンドの色彩豊かさがあの頃ならではですね。
日本ではかなりヒットした印象でしたが、そうですか全米22位とあまり振るいませんでしたか。
yuki7207様、こちらこそご無沙汰しております。
熱心なファンの方々には異論ありとお叱りを受けるかもしれませんが、この時期のストーンズはビートルズをかなり意識していたのでしょうね。この「She's A Rainbow」もコーラスやブラスのアレンジに何となくビートルズの影響が嗅ぎ取れます。
また、前作の『Between The Buttons』でもR&B色を薄め、ビートルズやボブ・ディランの影が見え隠れしていました。
お久しぶりです!
「サタニック・マジェスティー」は大好きなアルバムなので、当然この曲もツボです。
ビートルズの「サージェント・ペパー」を完全に意識していますが、もはやストーンズの方を聴く機会の方が増えている気がします。
当時は評価されていなかったけど、近年になって再び評価されるべきアルバムでしょうね。
ryo様、こちらこそご無沙汰しております。
ビートルズを意識し、彼らを越えるものに仕上げたかったとういう思いが伝わってきます。
アルバムは早々とゴールド・アルバムに認定されるもチャートに長く留まることが出来ず、シングル「She's A Rainbow」も22位で終わりました。ミック・ジャガーが「またやってもいい」と肯定的な感想を述べているのに対して、ブライアン・ジョーンズやキース・リチャーズは「ストーンズのイメージにそぐわない」といった趣旨のコメントを残しています。
ともあれ、ストーンズ側にとって少々芳しくない結果になったようですが、この作品がファンの記憶に強く刻まれたのは間違いないでしょう。

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