好きな音楽のことについて語りたいと思います。

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Linda Ronstadt - Mohammed's Radio

中だるみの様相を呈しておりますが、今回もリンダ・ロンシュタットの『Living In The U.S.A』から「All that You Dream」と「Mohammed's Radio」の2曲を取り上げます。

ミス・アメリカミス・アメリカ
(2011/02/23)
リンダ・ロンシュタット

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1. Back In The U.S.A.
2. When I Grow Too Old To Dream
3. Just One Look
4. Alison
5. White Rhythm & Blues
6. All that You Dream
7. Ooh Baby Baby
8. Mohammed's Radio
9. Blowing Away
10. Love Me Tender

ローウェル・ジョージ(リトル・フィート)作の「All That You Dream」。夢が叶わず失意に溢れた様子が描かれた歌ですが、リンダはそんな落ち込んだ気持ちを振り払うかのように力強くシャウトしています。


ALL THAT YOU DREAM
憂鬱なこともあった、でも今ほどではない
こんな恥さらしはもうたくさん

夢なんてものは
輝く銀色の裏地を通ってやって来るもの
でも雲、雲が出てくれば状況が一変してしまう
雨が降り出し、人生に必要な警告を洗い流してしまう
そして真実が何であるかを悟らせる
他に何が出来るというの
ルールに従うだけ
自分に前に広がる道をしっかりと見続けることね

私たちにも幸福な時期があった
安楽の地において
時、時が傷跡を広げて行った
でも雨の日は晴れの日に変わる
毎日を精一杯に、精一杯に生きている
人々を愛しながら

ライヴ映像です。


リトル・フィートのヴァージョンは1975年リリースの『The Last Record Album』に収録。今回は1977年のライヴ映像をご覧ください。


続いては、「Mohammed's Radio」。リンダが好んで取り上げるシンガー・ソング・ライターのひとりであるウォーレン・ジヴォンの作品です。


MOHAMMED'S RADIO
誰もが落ち着かない様子
どこへも行くところがない
誰かがいつでも誰かに
既に知っている何かの話をしようとしている
だから怒りが生じ、恨みが湧き出るのだ

そうなるとロックン・ロールしたくなるでしょ
一晩中
モハメッドのラジオから
誰かが歌う甘くソウルフルな声が聞こえたのよ
そう、ラジオから
モハメッドのラジオから

保安官だって個人的な悩みや心配事を抱えている
そして彼はきっとそんなものを私やあなたにぶちまけるはずよ
愚か者が徘徊し
そして彼女の顔は興奮して赤みを帯びていた
なぜなら彼女は一晩中
モハメッドのラジオを聴いていたから

誰もが必死でやりくりしようとしている
一日中あくせく働いても
ガソリンや肉の代金を支払うことが出来ない
ああ、人間の一生は未完成で終わるものね

一晩中起きていて
彼のドラムに耳を傾けている
公正な世の中になることを
ただひたすら祈りながら
その日が来ることを願う
将軍が副官に囁いているのが聞こえた
モハメッドの灯には気をつけたほうがいいと

ウォーレン・ジヴォンのオリジナル・ヴァージョンは1976年リリースの『Warren Zevon』に収録。


日常生活における不公正、不平不満、疑問、矛盾などが鬱積し、憂さを晴らそうと夜な夜なクラブに集う人々の様子が描かれています。この歌が収録されたウォーレン・ジヴォンのアルバム『Warren Zevon』が発表されたのは1976年。当時のアメリカはヴェトナム戦争と高度成長政策に影響されて物価が上昇する傾向にあり、インフレが進んだ状態でした。あくせく働いてもガソリンや肉が買えないというくだりは決して大袈裟な表現でなく、命の値段は食費やガソリン代と同じくらいの価値しかないことをもほのめかしていると言えるでしょう。
さて、「モハメッドのラジオ」が具体的に何を象徴しているのかよくわかりません。モハメッドという言葉から当然のことながらイスラム教に関連する事を連想しがちですが、それ故にロックやソウルといったアメリカ発祥の音楽が流れている場に付けられた名前としては皮肉が込められています。
1973年の第4次中東戦争をきっかけにして欧米とアラブ諸国との関係が悪化し、石油の価格が上昇して先進諸国を困難な状況に陥れました。いわゆる「オイルショック」という出来事です。アラブ諸国は戦局を有利に展開するために原油生産の削減と石油の輸出禁止という策を講じ、イスラエルを支援する欧米諸国のみならず同盟関係にある西側諸国全体にプレッシャーをかけたのでした。
将軍が副官に囁いているという部分の歌詞は大統領が補佐官あるいは副大統領に何かを指示をしたとも受け取れます。イスラムの脅威を示唆しているのではないかと判断するのは少々考え過ぎでしょうか。

今回はリンダと縁の深いウォーレン・ジヴォンとジャクソン・ブラウンの共演映像でお開きにします。

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コメント

こんばんは。「MOHAMMED'S RADIO」は、このアルバムに収録されていたんですか?(忘れています。。)
原曲は、ウォーレン・ジボンのアサイラムでの1st
ですが、ジャクソンは、初期のライブで良く歌っていたようで、ブート盤で聴いたのが最初です。リンドレーのギターとピアノのシンプルな演奏でした。
ロンドンの狼男も同時期に披露していました。

添付してあるジボンとジャクソンの映像は、BBCの番組のヒトコマですね。この映像も収録されたブートビデオは新宿西口で買いました(爆)
kuwa様、訪問していただき誠にありがとうございます。
ジャクソン・ブラウンはウォーレン・ジヴォンのアサイラムでの1stをプロデュースした関係からか、ライヴではジヴォンのナンバーをよく歌っていたようですね。2004年の来日公演でも「Mohammed's Radio」を取り上げていました。
ウォーレン・ジヴォンとジャクソン・ブラウンの共演が収録されたブートビデオ。kuwaさんが以前、ブログの記事の中で紹介されていた代物ですね。ジャクソン・ブラウンのブートは数多く出回っているようなので、なかなか把握できません。
v-278 Backstreetsさん、おはようございます。

ラブソングでは無い2つの曲。
これもまた良いですね。

「All That You Dream」はリンロンならではの力強い歌声。

Living the life, living the life, loving everyone
ワ~~~~~~ンと伸ばす所にシビレます。
shoppgirl様、訪問していただき誠にありがとうございます。
ラヴ・ソングを切なく歌うリンダ・ロンシュタットにいつも心を打たれてしまいますが、こうした迫力のある曲を力強く表現する彼女の姿も魅力的ですね。リンダはローウェル・ジョージの追悼コンサートでもこの「All That You Dream」を歌っていました。

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