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Linda Ronstadt - Ooh Baby Baby

今回も前回に引き続き、リンダ・ロンシュタットの『Living In The U.S.A.』から「Just One Look」、「Ooh Baby Baby」の2曲を取り上げます。

ミス・アメリカミス・アメリカ
(2011/02/23)
リンダ・ロンシュタット

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1. Back In The U.S.A.
2. When I Grow Too Old To Dream
3. Just One Look
4. Alison
5. White Rhythm & Blues
6. All that You Dream
7. Ooh Baby Baby
8. Mohammed's Radio
9. Blowing Away
10. Love Me Tender

G.キャロル&D.ペイン作の「Just One Look」は、1963年にドリス・トロイによってレコーディングされ、全米10位となるヒットを記録しました。ドリス・トロイはニューヨーク市ブロンクス区出身のR&Bシンガー。誕生日は1937年1月6日。幼少期から教会の聖歌隊で活動し、アポロ劇場の案内役をしていた頃にジェームズ・ブラウンに見出されてセッション・シンガーとしての道を歩み出します。1963年にソロ・デビューを果たし、「Just One Look」のヒットを飛ばしますが、その後はやや低迷。心機一転とばかりイギリスに渡り、ローリング・ストーンズの「You Can't Always Get What You Want」(1969年発表の『Let It Bleed』に収録)に参加し、再びセッション・シンガーとして活動しながら英気を養っていたのです。そんな地道な努力が功を奏したのか、ジョージ・ハリスンの助力により1970年にアルバム『DORIS TROY』をアップル・レコードからリリース。エリック・クラプトン、リンゴ・スター、レオン・ラッセル、スティーヴン・スティルスなどの豪華なメンバーがバック・アップを担当していました。
その後、ドリス・トロイはジョン・レノンの「Power To The People」(1971年)、ハンブル・パイのアルバム『Rock On』(1971年)、カーリー・サイモンの『No Secrets』(1972年)、ピンク・フロイドの『The Dark Side Of The Moon』(1973年)などに参加して存在感のある歌声を披露しています。
なお、ドリス・トロイは2004年2月16日、肺気腫のためにネバダ州ラスベガスの自宅で逝去しました。享年87歳。


野太く深みのある声質は黒人特有のもの。リンダ・ロンシュタットは原曲の雰囲気を踏襲しながらも、持ち前の明るさや可愛らしさで歌の魅力を表現しています。


JUST ONE LOOK
ひと目見ただけで
あなたにすっかり
恋をしてしまった私
Oh Oh

あなたの愛をもらうことが
どんなに素敵なことかと
気づいてしまった私
Oh Oh

いつまでも 永遠に
私のものでいてくれると
言ってよね
Oh Oh

ひと目見ただけで
私には
あなたしかいないと分かった
Oh Oh

夢を見ているんじゃないかと思った
でもそうじゃなかった
Oh Yeah Yeah
だけどあなたを私のものにするまで
ずっと狙い続けるわ

夢を見ているんだと思った
でもそうじゃなかった
Oh Yeah Yeah
だけどあなたを私のものにするまでは
ずっと狙い続けるわ

だからねぇ、分かるでしょう
本当に愛しているのよ
あなたなしじゃ生きてる意味がないくらい
Oh Oh
ひと目見ただけで
いつかあなたを惹き付けられると分かったわ
Oh Oh

ひと目め見ただけで ただそれだけで
ひと目め見ただけで ただそれだけで
ひと目め見ただけで ただそれだけで

ライヴ映像です。

この曲はアン・マレー(1974年の『Love Songs』に収録)、元ママス&パパスのミシェル・フィリップス(1977年の『Victim of Romance』に収録)、ブライアン・フェリー(1993年の『Taxi』に収録)など多くのアーティストによってレコーディングされています。今回は1964年にリリースされたホリーズのヴァージョンを宜しければお聴きください。


スモーキー・ロビンソンは1940年、デトロイト生まれのR&B/ソウル・シンガー。ハイスクール時代に友人らと組んだコーラス・グループでの活動がベリー・ゴーディ・ジュニアの目に留まり、1959年に彼のレーベルであるモータウンと契約。以後、ミラクルズ(後にスモーキー・ロビンソン&ミラクルズに改名)の名で「Shop Around」(1960年に全米2位)、「You've Really Got a Hold on Me」(1962年に8位)、「Going To A Go-Go」(1965年に11位)、「I Second That Emotion」(1967年に4位)、「Tears Of Crown」(1970年に1位)などのヒットを繰り出して人気を博しました。
スモーキー・ロビンソンはリード・シンガーとしてのみならずソング・ライターとしても活動し、ミラクルズのナンバーやテンプテーションズやフォー・トップスといったモータウン所属のアーティストに多くの楽曲を提供しています。彼の紡ぎ出す曲はボブ・ディランをして、「男女間の『心のひだ』を歌わせたらスモーキー・ロビンソンにかなう人はいない」と言わしめるほどでした。
全米16位、R&Bチャートで4位まで上昇した「Ooh Baby Baby」。スモーキー・ロビンソンとメンバーのウォーレン・ムーアとの共作で、失った恋人への未練が描かれた切ないスロー・バラードです。


哀愁を誘うスモーキー・ロビンソンのヴェルヴェッド・ヴォイスに対して、リンダ・ロンシュタットは時に情感を込めながら甘くまったりと歌っています。リンダを包み込むようなデヴィッド・サンボーンのサックスが印象的。当時のリンダとデヴィッド・サンボーンは恋仲だったらしく、パフォーマンスに二人の良好な関係を窺わせるようなものを感じ取れました。なお、リンダのヴァージョンはシングル・カットされ、全米7位を記録しています。


OOH BABY BABY
酷いことをあなたにしてしまった私
心は上の空
恋の駆け引きの中で、私はあなたを失った
なんて高い代償
泣いてしまうわ

Ooh Baby Baby
Ooh Baby Baby

あやまち、私は幾つもの過ちを犯したのね
でも、私はただの人間
あなただって過ちを犯したことがあるはず
泣いてしまうわ

Ooh Baby Baby
Ooh Baby Baby

私はどうにもならない
限界のところまできているの
だけど、諦めるつもりはないし
希望を捨てるなんて出来ない
だからここで踏みとどまり
いつの日かあなたを抱き寄せ
まだあなたを愛しているのと囁くわ
その日が来るまで
泣いているのよ

Ooh Baby Baby
Ooh Baby Baby

この曲も枚挙に暇がないほどのカヴァー・ヴァージョンが存在します。エラ・フィツジェラルドのジャジーなヴァージョン(1969年の『Ella』に収録)と比べて聴いてみるのも興味深いでしょう。


ここまで「Back In The U.S.A.」、「Love Me Tender」、「Just One Look」、「Ooh Baby Baby」の4曲を取り上げました。リンダ・ロンシュタットは恒例の如く自分のアルバムにオールディーズを収録してきましたが、今作では以前と比べて知名度の高い作品が並んでいます。選曲はリンダ自身によるものか、プロデューサーのピーター・アッシャーを始めとするブレーンのアイデアなのかよくわかりませんが、アメリカを代表する女性シンガーの座に登り詰めた者の名に恥じない堂々とした歌いっぷりと自信が示されていました。
私がリンダ・ロンシュタットを意識し始めたのは1972年のアルバム『Linda Ronstadt』から1973年の『Don't Cry Now』の時期。当時のリンダはまだ垢抜けないイメージが残っていましたが、あどけない表情が小悪魔的であり、思春期の少年には刺激的でした。
ひとりの歌い手が歳を重ねて円熟味を増して行くのは当然の流れ。大きく変化して行くこともあるでしょう。一作ごとに洗練され、無駄のない音作りをしているリンダ・ロンシュタットのアルバムを歓迎しながらも、これから彼女はどのような方向に進んで行くのだろうか、といった想いがふと頭の中をよぎった記憶があります。

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コメント

今晩は。
”JUST ONE LOOK”いいですね!好きです。

翌年ですか来日は。この時の公演をFMで放送したんですよねカセットで録音したテープいまだに持っています。

しかし小生このアルバムから、リンダのレコードを買わなくなったのは、何故かしら?
スナジイー様、訪問いただき誠にありがとうございます。
リンダ・ロンシュタットの魅力のひとつは優れた歌唱力でカヴァー曲を自分にものにしてしまうところにありますね。
リンダは次のアルバム、『Mad Love』では当時のロックの潮流だった「ニュー・ウェイヴ」的なサウンドを取り入れ、その後はジャズ・スタンダード集を発表し、さらには自らのルーツとなるメキシコ音楽に挑戦。そんな展開について行けなかったファンの方も多かったことと思います。

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