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Linda Ronstadt - Back in The U.S.A.

今回はリンダ・ロンシュタットが1978年にリリースしたアルバム、『Living In The U.S.A.』より「Back In The U.S.A.」と「Love Me Tender」の2曲を取り上げます。

ミス・アメリカミス・アメリカ
(2011/02/23)
リンダ・ロンシュタット

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1. Back In The U.S.A.
2. When I Grow Too Old To Dream
3. Just One Look
4. Alison
5. White Rhythm & Blues
6. All that You Dream
7. Ooh Baby Baby
8. Mohammed's Radio
9. Blowing Away
10. Love Me Tender

スポーティーなショート・カットにスタジアム・ジャンパー。足下はローラー・スケート。前作『Simple Dreams』(1977年発売)の鏡に向かった色香漂うノスタルジックな雰囲気が漂うジャケットと打って変わって、明るく快活なイメージが受け取れる『Living In The U.S.A.』。前作に続いて全米チャート1位を記録し、リンダが国民的歌手として頂点を極めたアルバムです。
プロデュースはピーター・アッシャー。リンダのバックを支える強者たちはワディ・ワクテル(ギター)、ダン・ダグモア(ギター)、ケニー・エドワーズ(ベース)、ドン・グロルニック(キーボード)、ラス・カンケル(ドラムス)といった気心知れた布陣。曲によってはマイク・マイニエリ(ヴィヴラフォン)、デヴィッド・サンボーン(アルト・サックス)らが花を添えていました。

オールディーズ、スタンダード、そして同世代のシンガー・ソング・ライターたちの作品を配し、新鮮ながらもどこか郷愁を誘うようなアレンジが施された楽曲を巧みな歌唱力で歌い上げるリンダ・ロンシュタット。一作ごとに洗練された味わいが増しているように受け取れますが、今作はアルバム・ジャケット同様、気取らず、驕らず、普段着ではしゃぐありのままのリンダの姿が映し出され、トップ・スターの座に登り詰めようとも歌に向き合う情熱と心構えは不変であると窺えます。

1959年にチャック・ベリーがヒットさせた「Back In The U.S.A.」。異国から祖国アメリカに想いを馳せ、念願かなって帰国した嬉しさが表現されたアメリカ讃歌です。
カヴァー・ヴァージョンは枚挙に暇がなく、ロックのスタンダードと呼べる作品のひとつ。この曲に影響を受けたビートルズが、ポール・マッカートニー主導で「Back In The U.S.S.R.」(1968年の『The Beatles』に収録)というパロディー曲を作ったことはあまりにも有名なエピソードです。
チャック・ベリーを彷彿させるダン・ダグモアのギター、ジャジーでありながらも飛び跳ねるようなドン・グロルニックのキーボード・プレイ、もちろんシャウトしながら楽しげに歌うリンダの迫力に圧倒されました。


BACK IN THE U.S.A.
ああ、たまらないくらい
今日は本当にいい気分
国際線の滑走路にたったいま着陸したところ
ジェット機で海を越えてアメリカに帰って来たところなの
ニューヨーク、ロサンゼルス、なんて懐かしいのかしら
デトロイトもシカゴも
チャタヌーガもバトンルージュも
セントルイスの我が家に戻って来ることを
どんなに望んでいたものか

摩天楼がどれほど恋しかったかって
果てしない高速道路がどれほど恋しかっかって
カリフォルニアの海岸から
デラウェア湾の岸辺までもが恋しかったのよ
淋しさを覚えたのは確かね
アメリカに戻ってくるまでは

懸命にドライヴ・インを探し
必死の思いでコーヒー・ショップを探したの
ハンバーガーが昼夜を問わず
オープングリルでジュージューと焼けていて
あの曲この曲とジュークボックスのレコードが
ひっきりなしにかかるところをね
アメリカに戻ったからには

ああ嬉しいわ
私はアメリカに住んでいるのよ
ええ、本当に嬉しい
アメリカに住んでいるの
ここには何でもあるのよ
欲しいものはここ、アメリカに揃っているの

チャック・ベリーのヴァージョンです。


1886年に行われたチャック・ベリー生誕60年を記念するイヴェントにおいての共演映像のようです。


ご存知エルヴィス・プレスリーの不朽の名曲。リンダはワディ・ワクテルのアコースティック・ギターとドン・グロルニックのオルガンをバックにしっとりと歌い上げています。実にキュートで魅力的。デュエットのようなワディ・ワクテルのバック・ヴォーカルも好サポートといった印象を受けました。
リンダは何故か1番の歌詞を省略し、2番から歌い始めています。歌詞も少し変更している模様。自らの恋の遍歴を振り返り、何か想うところがあったのでしょうか。


LOVE ME TENDER
やさしく愛して
真心込めて
あなたの心に私を迎え入れて
だって私はあなたのもの
二人は固く結ばれ離れやしない

やさしく愛して
誠意をもって
私の夢はすべて満たされる
愛しい人よ 愛しているわ
変わることなくいつまでも

やさしく愛して
いつまでも
あなたは私のものだと言ってください
私の居場所はあなたの心だから
時が止まるまで永遠に

1977年のライヴ映像のようです。


エルヴィス・プレスリーのヴァージョンは1956年にリリース。今回はライヴ映像をご覧ください。


1978年といえば雑誌『POPEYE』が注目を浴びていた時期。月刊『宝島』に続き、アメリカ西海岸の文化や風俗を紹介したことで人気を博しました。ローラー・スケート、スケート・ボード、フリスビー、サーフィンなどに興じるイラストや写真が表紙を飾り、様々な情報が詰め込まれた誌面にはカウンター・カルチャー終焉後の新しいライフ・スタイルが提案されていたのです。また、若者のファッションの牽引役をも担い、ダウン・ジャケットやカウチン・セーターの流行は『POPEYE』が火をつけたといっても過言ではないでしょう。
アルバム『Living in The U.S.A.』のジャケットに映し出されたリンダ・ロンシュタットの姿はまるで『POPEYE』から抜け出してきたかのような印象を覚えました。私も早速ローラー・スケートを購入して颯爽と自宅の前に飛び出したのですが、生来運動神経が鈍いもので、その後の展開は省略します。なお、1979年9月10日号の『POPEYE』の表紙には、「ローラースケートは街と友達になるためのマシンだ!」とのコピーが記され、ローラー・スケートの特集が組まれていました。

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コメント

こんばんは。前述のレコード等馴染みがなかったのでコメントできませんでした。このアルバムも前作までのイメージで聴くと??なんで2枚も持ってますが印象ありません。ピクチャーレコードのイメージが強いので今度、探して購入してみようかなぁ(笑)すいません、中味のないコメントで恐縮です^^:
kuwa様、訪問いただきありがとうございます。
従来の音作りを踏襲しながらもエルヴィス・コステロの楽曲やスタンダード曲が収録され、次の展開を意識した雰囲気が窺えるアルバムでした。そのあたりに少々しっくりしないものが感じられるのかもしれません。
腰掛けたリンダがローラー・スケートの紐を結んでいる絵柄のピクチャー・レコードですね。LPの内袋に使われていた爽やかな色香の漂う写真でした。
リンダ・ロンシュタットの歌う"Back In The U.S.A"、パンチが効いててよかったです。
ビートルズは通称「ホワイト・アルバム」の中で、"Back In The U.S.S.R"っていう曲をこの曲に触発されて作っちゃったんですね^^;(コーラスがビーチ・ボーイズっぽくて好きなんですが・・・。)
チャック・ベリーのオリジナルも「アハハ、オーイエー♪」っていうバックコーラスが楽しかったです。
リンダの「ラブ・ミー・テンダー」もギターの音色がよかったですね。プレスリーのオリジナルと同じくらいよかったです。
saya様、訪問いただき誠にありがとうございます。
リンダの堂々とした歌いっぷりが良かったでしょう。アメリカを代表するシンガーに成長した自信が漲っているようです。
ビートルズの「Back In The U.S.S.R.」は彼らがインドで修行している時に作られた曲で、同行していたビーチ・ボーイズのマイク・ラヴもアイデアを提供したと言われております。
女性の歌う「Love Me Tender」も風情がありますね。恋の遍歴を思い出しながら歌うような様子が、聴く者の心に染み入ります。

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