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Linda Ronstadt - I Never Will Marry

しつこくリンダ・ロンシュタットの『Simple Dreams』を続けます。

夢はひとつだけ夢はひとつだけ
(2011/02/23)
リンダ・ロンシュタット

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1. It's So Easy
2. Carmelita
3. Simple Man, Simple Dream
4. Sorrow Lives Here
5. I Will Never Marry
6. Blue Bayou
7. Poor Poor Pitiful Me
8. Maybe I'm Right
9. Tumbling Dice
10. Old Paint

これまでにJ.D.サウザー関連、ウォーレン・ジヴォン作品を取り上げてきましたが、今回のテーマはトラディショナル2曲。「I Will Never Marry」と「Old Paint」を取り上げます。

もともとは18世紀のイギリスのブロードサイド・バラッドで、カータ・ファミリーなどに歌い継がれてきた「I Will Never Marry」。「ただひとり愛した男は朝の列車で行ってしまった。もう誰とも結婚すまい」とやるせない感情が表された物悲しい歌ですが、リンダの歌唱はしっとりとして素朴であり、その恨みがましくない雰囲気が却って切なさを誘います。ドリー・パートンがハーモニーをつけてサポートし、マイク・オールドリッジ(セルダム・シーン)のドブロ・ギターも印象的。



I WILL NEVER MARRY
愛は心地よいものと言うけれど
私には辛いだけ
私が唯一愛したあの人が
朝の列車で行ってしまったから

私は結婚なんかしない
誰の妻にもならない
生涯ずっと
私はひとりを通すつもり

列車が動きだし
長く寂しい嘆きとともに
警笛が響く
あの人は行ってしまった
朝露のように
私を一人残し

冬の風にも変化があり
雲も形を変えて行く
若者の心は移ろいやすく
だけど私の心は変わらない

ジョニー・キャッシュ・ショー出演時の映像です。
http://www.youtube.com/watch?v=8hha_H87mJ4

こちらはカーター・ファミリーのヴァージョン。
http://www.youtube.com/watch?v=1l_zYH_YYnE

西部開拓への夢とひとりの人間の儚い人生が交錯する「Old Paint」。こちらにもマイク・オールドリッジの渋いドブロが独特の光沢を放っていました。


OLD PAINT
老いたまだらの馬に乗り
老いた母馬を引く
これからモンタナへ向かい
無頼に生きるとするわ
そこでは日雇い労働者が養われ
排水路の水を飲むと言う
裾がもつれ
背中は皮が剥けている

馬を乗り回そう
ゆっくりと走らせよう
血気盛んでいらいらした連中が
行きたがってうずうずしている

年老いたビル・ブラウンには
娘と息子がひとりずついた
ひとりはデンバーに行き
もうひとりは道を踏み外した
妻をビリヤード場の喧嘩でなくしてからも
彼はずっと歌い続けている
朝から晩まで

私が死んだら
私の鞍を壁から外し
私のポニーにつけてやっておくれ
ポニーを馬小屋から出し、
彼の背中に私の背骨をくくりつけ
西に顔を向け
そして私たちは大草原を駆けて行く
一番好きな大草原を

この『Simple Dreams』では「It’s So Easy」や「Tumbling Dice」などの派手目の曲がどうしても耳に残りますが、こうした控えめなトラディショナル曲が全体を引き締める効果を醸し出しているように思えます。トラディショナル・ソングはアメリカ人の心からも忘れ去られた存在になっていたのかもしれませんが、リンダによって華がもたらされ現代に息を吹き返したとも言えるでしょう。

ウッディ・ガスリーのヴァージョンです。
http://www.youtube.com/watch?v=rcHYOlGbe7Y

御大ジョニー・キャッシュのライヴ映像で今回はお開きです。
http://www.youtube.com/watch?v=0qBEYfhvrdg

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コメント

Simple Dreamsは、トラディショナルあり、当時の流行の音作りありと、バラエティに富んでいて、とても楽しいアルバムです。
Johnny CashのOld Paintは、初めて観させていただきました。ありがとうございます。
Substitute様、訪問いただきありがとうございます。
ヴァラエティに富んだ音作りが当時のロサンゼルスの空気を表しているようで、とても興味深く感じられます。いい時代でした。
ジョニー・キャッシュのライヴ映像はYouTubeに記された解説によると1978年のものとのこと。脂がのっていた時期のパフォーマンスは感動的ですね。

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