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Olivia Newton - John - "COME ON OVER"

近頃の世の中は疑って掛からなければならないことが多いようです。そんな人間不信に陥るような出来事を少しでも解消したく、疑いもなく美しい女性シンガーの歌声で癒されることにしました。その美女とはオリビア・ニュートン・ジョン。彼女が1976年にリリースした『Come On Over』が今回のお題です。

水のなかの妖精+2水のなかの妖精+2
(2011/03/02)
オリビア・ニュートン・ジョン

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1. Jolene
2. Pony Ride
3. Come On Over
4. It'll Be Me
5. Greensleeves
6. Blue Eyes Crying In The Rain
7. Don't Throw It All Away
8. Who Are you Now?
9. Smile For Me
10. Small Talk And Pride
11. Wrap Me In Your Arms
12. The Long And Winding Road
[Bonus Tracks]
13. Jolene (Live In Japan 1976)
14. Pony Ride (Live In Japan 1976)

1973年、シングル「Let Me Be There」が全米6位を記録。その年のグラミー賞で、 "Best Female Country Vocal Performance" を授賞。翌74年にはシングル「I Love You, I honestly Love You」が全米1位に輝き、グラミー賞の "Record Of The Year " と ”Best Female Pop Vocal Performance” の二部門で賞を獲得して人気を決定づけたオリビア・ニュートン・ジョン。ルックス先行に終わらぬよう、しっとりとした大人のシンガーとしての存在感も漂わせ始めていました。
1975年には『Have You Never Been Mellow』(全米1位)、『Clearly Love』(全米12位)と立て続きにアルバムを発表。アメリカでの成功を手にし、トップ・スターへの道を駆け上がって行ったのです。

そんな華々しい活動を続ける中、1976年に発表されたこの『Come On Over』。快活なポップ・カントリー色が薄れ、女性としての気品に満ちた優美な印象に包まれていました。それではアルバムの中から何曲か紹介することにします。

オープニング・ナンバーはドリー・パートン作の「Jolene」。


JOLENE
ジョリーン、ジョリーン、ジョリーン、ジョリーン
あなたに頭を下げてお願いするわ
私のあの人を奪わないで
ジョリーン、ジョリーン、ジョリーン、ジョリーン
あなたが平気に出来ることだからって
彼を奪わないで

あなたは比べものにならないぐらい美しい
燃えるような赤褐色の髪
透き通るような白い肌にエメラルド・グリーンの瞳
微笑みは春の息吹を思わせ
声は夏の雨のように柔らか
あなたと張り合うなんて無理なのよ

あの人は寝ていてもあなたに話しかける
ジョリーン、彼があなたの名前を呼ぶと
私はたまらず泣くだけ
あなたが私の彼を簡単に奪えるなんて
考えなくても分かること
でもジョリーン、彼が私にとって大切な人だってことが
あなたには分からないのね

ジョリーン、ジョリーン、ジョリーン、ジョリーン
あなたに頭を下げてお願いするわ
私のあの人を奪わないで
ジョリーン、ジョリーン、ジョリーン、ジョリーン
あなたが平気に出来ることだからって
彼を奪わないで

ねぇ、あなたならどんな男だって選べるわ
だけど、私に次の恋はない
あの人は唯一の人、ジョリーン
だからあなたにこんな話をしなければならなかったのよ
私の幸せはあなた次第
あなたの胸ひとつにかかっているの、ジョリーン

ジョリーン、ジョリーン、ジョリーン、ジョリーン
あなたに頭を下げてお願いするわ
私のあの人を奪わないで
ジョリーン、ジョリーン、ジョリーン、ジョリーン
あなたが平気に出来ることだからって
彼を奪わないで

魅惑的な女性であるジョリーンに恋人を誘惑しないでほしいと懇願する歌ですが、オリビアのような美人が「彼を奪わないで」とは少々嫌みで説得力がないような気もします。どちらかといえば彼女はジョリーンの役でしょうね。でも、そう思うのは人生経験の希薄なしがない男の想像力。実際は絶世の美女であろうと浮いた噂と無縁な人も少なくないのかもしれません。チャールズ・チャップリン主演の映画のタイトルではありませんが、「醜女の深情け」という言葉も存在し、美人がもてるとは限らないようです。

宜しければライヴ映像もご覧ください。
http://www.youtube.com/watch?v=TaLtodI8s24

作者であるドリー・パートンのヴァージョンは1974年に発表された『Jolene』に収録されています。
http://www.youtube.com/watch?v=qGEubdH8m0s

勝手な解釈を述べているとブログが炎上しかねません。次の曲、「Pony Ride」を紹介します。タイトルの通り、ポニーと戯れる様子を描いた歌。しかし、ポニーとは馬ではなく、人間の恋人の例えなのかもしれないと思うのは下種の勘繰りでしょうか。


シングル・カットされ、全米23位を記録した表題曲、「Come On Over」。オリビアのことを想いながら、"And If You think I need you/ Come on over/ Bring Your Love Around (私に必要とされているのなら/ここに来て/あなたの愛を運んで)" という歌詞が、女王様気取りなのか、それとも自信のないことの裏付けなのかなとふと考えてしまいました。


宜しければこちらもライヴ映像をご覧ください。
http://www.youtube.com/watch?v=Wd5MtgTpcYQ

オリジナルはビージーズ。彼らが1975年にリリースした『Main Course』(全米14位)に収録されていました。
http://www.youtube.com/watch?v=uWCe7wcHlE8

恋の相手は私だけのはずと念を押すファンキーな曲調の「It'll Be Me」。ザ・シャドウズのメンバーであるハンク・マーヴィンとジョン・ファーラーの作品です。なお、ジョン・ファーラーは本作のプロデュースを担当し、ギタリストとしてもレコーディングに参加していました。


エリザベス朝時代が起源とされるトラディショナル・ナンバー、「Greensleeves」。


GREENSLEEVES
ああ、愛しきあなたは残酷な人
つれなく私を捨てた
こんなにも長くあなたを愛してきた
あなたの傍にいることは喜びだった

グリーンスリーヴスは私の至福
グリーンスリーヴスは私の歓喜
グリーンスリーヴスは私の心の美
高貴なるグリーンスリーヴス、あなた以外に誰がいようか

こんなに冷たい仕打ちをされようと
私の想いはさらに募るばかり
そうであっても
私は恋の奴隷のまま

グリーンスリーヴス、お別れの時が来た、さようなら
神のお導きで繁栄がありますように
私はいつまでもあなたの真の恋人
あなたがもう一度ここに来て、愛してくれるのを待つ

グリーンスリーヴスを直訳すると「緑の袖」となりますが、実際にはある特定の女性のことを指していると言われています。中世ルネッサンス期のイギリスにおいて、緑色には「不倫」や「売春」の意味があり、美しいメロディと裏腹にどろどろとした人間関係が示されているとの印象が拭えません。また、一説には「グリーンスリーヴス」はイングランド王、ヘンリー8世(エリザベス1世の父)の女性遍歴を揶揄した曲との解釈もなされています。

イギリスのジミー・ウェッブとの異名を持つゲイリー・ベンソン作の「Don't Throw It All Away」。「あなたにすがるつもりもないし、あなたの考え方を変えるつもりもない。でも、もう一度だけここにいてほしい」と諦めきれない女心が表された切ない歌です。


1975年にリリースされたゲイリー・ベンソンのヴァージョンです。
http://www.youtube.com/watch?v=h8MztL8HnCA

こちらはザ・シャドウズのヴァージョン。1975年発表の『Specs Appeal』に収録されていました。
http://www.youtube.com/watch?v=J1J2KMWlG2s

爽やかなバラード曲、「Who Are you Now?」。
http://www.youtube.com/watch?v=Zcjc2HP8B9I

ジョン・ファーラー作のバラード、「Small Talk And Pride」。プライドが邪魔をして本心を打ち明けられず、世間話をするだけの仲に終わったことを後悔する気持ちが表されています。


ハーラン・コリンズ作の「Wrap Me In Your Arms」。オリビアにはカントリー調のアレンジがよく似合います。このYouTubeの映像ではエンディングが省略されていて少々残念に思えました。


レノン=マッカートニー共作ながらポール・マッカートニー主導で作られたビートルズ・ナンバー、「The Long And Winding Road」。オリビアのヴァージョンはハープとピアノがフィーチャーされ、透明感のある彼女の声と相まって独特の雰囲気を醸し出しています。


ビートルズのオリジナル・ヴァージョンは1970年リリースの『Let It Be』に収録。
http://www.youtube.com/watch?v=-cUaO1P2mfo

アルバム『Come On Over』は全米13位の好成績を残し、オリビアの人気に拍車をかける1枚となりました。
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コメント

どうもこんばんは。台風直撃するかと思いましたけれど、温帯低気圧に変わったようです。
今日は、雨が止んだ隙に草取りなどしていました。

オリビア・ニュートン・ジョン。
こちらのYouTubeでいろいろ聴いてみました。
「癒される」という観点で言えば、私はカントリー色の濃い「Come On Over」をいちばんに挙げたいと思います。初めて聴きましたけれど、これはいいですね。スティールギター(スライドギター?)の音色もいいな。

いくつかある「green」の用法で私が面白いと思うのは、「ねたましい」とか「嫉妬深い」という意味があるということです。
ビートルズの「You Can't Do That」の一節、

Everybody's green.
'Cause I'm the one who won your love.

で有名になりましたね。
バルカローレ様、ご訪問ありがとうございます。
梅雨入りがはやかったけれど、さすがに5月は海水面の温度が低く、近畿に来る前に温帯低気圧へ変わり本土直撃は免れました。
少々物悲しい印象が窺えるビージーズのヴァージョンもよいのですが、オリビアのヴァージョンはカントリー風のアレンジと彼女の透明感のある声が見事に溶け合っています。
「green」には若々しく清純なイメージが連想されがちですが、調べてみると様々な意味があるものですね。結構きわどいスラングもあるようです。言語は奥が深いとつくづく思う次第です。
オリビアいいですね
恥ずかしながらフィジカルのイメージしかありませんでした
彼女のカントリーテイストがこんなに良いなんて・・・
早速いろいろ聴いてみたいと思います
SNAKE
SNAKE様、ご訪問ありがとうございます。
才色兼備というのか、天はオリビアに美貌と実力という二物を与えたようです。
「Magic」、「Xanadu」、「Physical 」といった大ヒット曲も良いのですが、やはり初期のポップ・カントリーやバラード曲のほうが彼女本来の魅力が出ているように思えます。
恥ずかしながら、CDにはLIVE IN JAPANのボーナストラックがあるのを知りませんでした。実はこの1976年の来日公演に行ったのです。武道館のアリーナの端っこの席。大学の友達と一緒に行きました。

「ジョリーン」は一度聴くと頭から離れない曲ですね。個人的には「フィジカル」の頃よりずっと前のカントリー色がまだある頃のオリビアが好きです。
JUN LEMON様、ご訪問ありがとうございます。
先頃ユニバーサルから再発されたオリビアの旧作はすべてボーナス・トラックが収録されています。「Live In Japan」だったり未発表曲だったりとファンにはたまらないものばかりでしょう。
「フィジカル」や「ザナドゥ」もBGMとしては苦になりませんが、カントリーやバラードを歌っているオリビアのほうが魅力的に思います。

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