好きな音楽のことについて語りたいと思います。

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John Lennon - GOD

今年はジョン・レノン生誕70年にあたります。ジョン・レノン関係のCDが相次いで発売されたり、小野洋子さんがみのもんたさん司会の朝の情報番組に生出演されるなど巷では例年に増して露出が多いように感じられました。


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そこで今回は久々にジョン・レノンの楽曲について簡単に思うところを述べてみたいと思います。取り上げる曲は「GOD」。1970年に発表されたアルバム『John Lennon/Plastic Ono Band』に収録されていた一曲です。

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1. Mother
2. Hold On
3. I Found Out
4. Working Class Hero
5. Isolation
6. Remember
7. Love
8. Well Well Well
9. Look At Me
10. God
11. My Mummy's Dead



GOD
神は心の痛みを計るだけの観念
もう一度言おう
神は苦悩の度合いを計る観念に過ぎない
俺は魔法なんて信じない
アイ・チン(易経)なんて信じない
聖書なんて信じない
タロット・カードも信じない
ヒトラーなんて信じない
イエスなんて信じない
ケネディなんて信じない
仏陀(ブッダ、釈迦)も信じない
マントラ(仏に対する讃歌)なんて信じない
ギーター(ヒンドゥー教の聖典)なんて信じない
ヨガも信じない
王たちなんて信じない
エルヴイスなんて信じない
ディランも信じない
ビートルズだって信じない
俺は自分だけを信じる
洋子と俺だけ
それだけが現実

夢は終わった
何を言えばいいのか?
昨日まで
俺はずっと夢織人だった
だけど今、俺は生まれ変わったんだ
俺はずっとウォルラスだったけれど
俺は今、ジョンになったのさ
さぁ、親愛なる友よ
生き続けて行こう
夢は終わったのだから

ウォルラスとはジョン・レノン主導で作られたビートルズの楽曲「I Am The Walrus」に因む。

様々な事物や人々さえも信じないと叫ぶジョン・レノン。この歌は自分が影響を受けたもの、成功をもたらしたもの、憧れていた人々と訣別する決意表明がなされています。栄光も挫折も含めて自分自身の過去や生き方を否定し、誰にも何ものにも頼らずに新しい夢や目標に向かって生きていこうとするジョンの強い意志が示されているのでしょう。しかし、訣別した対象とは一見距離を置いているように思えるものの真摯に向き合う様子が窺われ、愛情と感謝に溢れているように見受けられました。

歌詞の中にアドルフ・ヒトラーの名があることに驚いた人もおられるでしょう。ジョン・レノンがイエス・キリスト、マハトマ・ガンディーらとともにヒトラーをアルバム『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』(1967年発表)のジャケットを飾る人々の中に入れるように要請した逸話は有名です。イギリスにはヒトラーをわざと賛美するジョーク、言わばほめ殺しをして楽しむといった趣味があるらしく、ジョンもブラック・ユーモアとしてヒトラーを登場させようと思ったのかもしれません。一方的で理不尽な侵略行為は別として、戦争には相対する両陣営どちらにも是非があるものです。とはいえジョン・レノンがヒトラーにシンパシーを抱き、本心から敬愛していたとは信じ難いのですが、自分の存在を高めるためにさんざん攻撃対象としてヒトラーを利用したことへの皮肉まじりの感謝かとも受け取れました。

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自分の人生と大きく関わったものや人々から卒業して謝辞を送ったジョン・レノンですが、エリザベス女王の名前はこの歌にありませんでした。女王に関してはもともと敬意も思慕も持ち合わせていなかったのでしょうか。ジョンは過去にイギリスのアイルランド政策に抗議の意を示し、「Cold Turkey」のヒット不足で外貨獲得に失敗したとの理由を付けてMBE勲章を返還したいきさつがあります。もし、「エリザベスなんて信じない」と発したならば、さすがに放送禁止、発売禁止処分を受けていたかもしれませんね。
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コメント

ご無沙汰しています。
油断をしているとあっという間にこの日が巡って来てしまいます。
この曲どうしても歌詞に目が行ってしまいますが無駄そぎ落とした曲がシンプルで力強くてでまた素晴らしいですね。
この日にこの曲を聴けてラッキーでした。
miracle-mule様、こちらこそご無沙汰しております。
片時もこの日を忘れたことはないのですが、今年は例年になくメディアでの露出が多く、心の中で30年前の出来事が甦りそうな思いをしています。
ビリー・プレストンが弾くピアノの響きがやりきれなさと吹っ切れたような雰囲気を同時に醸し出しているようで、聴く度に胸が痛みます。
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