好きな音楽のことについて語りたいと思います。

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Gram Parsons - Wild Horses

以前グラム・パーソンズの「Sleepless Nights」を取り上げましたが、今回は「Wild Horses」について述べてみたと思います。ザ・バーズが1968年にイギリス・ツアーを行った際にローリング・ストーンズとの親交を深め、とくにグラムとキース・リチャーズが親しくなり意気投合。グラムとの交流が「Honky Tonk Women」を作る上でのヒントになったと言われています。ちなみに、「Wild Horses」はミック・ジャガーとキース・リチャードがグラムに贈った曲です。
この「Wild Horses」はフライング・ブリトゥ・ブラザーズの2ndアルバム『Burrito Deluxe』に収録されていました。クリス・エスリッジ(ベース)とジョン・コーネル(ドラムス)が脱退したため1stでは主にギターを弾いていたクリス・ヒルマンがベース担当に戻り、穴を埋めるべく後にイーグルスに加入するバーニー・レドンと元ザ・バーズのマイケル・クラークが加わりました。ギタリストであるレドンの影響があるのか、このアルバムは従来のカントリー・ロック路線からややロック色が濃いものに仕上がっています。
飲酒やドラッグの影響があるのでしょうか。グラムのヴォーカルは豊かな感情表現がなされているものの、少々不安定さが窺えます。また、この「Wild Horses」では人生は虚しいものと言わんばかりの諦観が込められたような淡々としたものが漂っていました。失恋した相手に向かって「あの世で一緒に暮らそう」と歌いかけているところが何ともはかなく感じます。なお、グラムのエモーショナルなヴォーカルにピアノで花を添えているのはレオン・ラッセルです。
フライング・ブリトゥはこの2ndアルバム発表後に早くも新作のレコーディングに取り掛かります。しかし、グラムの飲酒癖はバンド運営に支障を来すほどのものとなったため、彼はレコーディング途中に解雇されてしまいました。そのセッションで録音された「Sleepless Nights」を始めとする楽曲が以前取り上げた『Sleepless Nights』など様々な編集盤に分散されて収録されています。

幼い頃 生きて行くのは容易かった
おまえが欲しがるものは何でも買ってやった
無作法な女よ 俺のことは分かっているだろう
この手からおまえを失いたくないのだよ

野生の馬は俺を引きずれなかった
野生の馬は俺を引きずることが出来なかった

お前が鈍い苦悩に苛まれるのを見てきた
今度は同じ苦悩を俺にも味わわせようというのか
見渡せる出口もなく 舞台裏の行列もない
俺に苦々しい思いをさせるのか
おまえを不親切に扱うのかのどちらかだった

俺はお前に罪と嘘を夢見ていた
俺には自由はあるがもう時間がない
信頼は裏切られ、涙が溢れ出す
命が尽きた後に、あの世で一緒に暮らそう
野生の馬も俺を引きずって行くことは出来なかった
野生の馬に、いつの日か俺たちも乗ろう


それではアルバムから、ザ・バーズが後に『Farther Along』(1971年発表)で取り上げたトラッド曲「Farther Along」と「Wild Horses」の2曲をお聴きいただければ幸いです。



やはりローリング・ストーンズの皆様にも登場していただかなければなりません。



CDは現在入手困難なようです。ジャケットはもちろん同じです。
Burrito Deluxe [12 inch Analog]Burrito Deluxe [12 inch Analog]
(2008/11/18)
The Flying Burrito Brothers

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フライング・ブリトゥの楽曲の殆どが収録されております。
Hot Burritos! The Flying Burrito Bros. Anthology 1969-1972Hot Burritos! The Flying Burrito Bros. Anthology 1969-1972
(2000/04/18)
The Flying Burrito Brothers

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コメント

ブリトゥ・ブラザーズのWild Horsesずっと聴きたいと思っていたんです。
確かにストーンズのヴァージョンに近いロックっぽいアレンジですね。
それにしてもグラム・パーソンズのちょっと儚げな歌声がたまらなく良いですね。
Purple_Haze様、コメントおよびトラック・バック誠にありがとうございます。
ミック・ジャガーのような迫力はないかもしれませんが、情感が込められたグラム・パーソンズの歌声は味わい深いものです。ミックやキース・リチャーズがグラムから受けた衝撃は大きく新鮮なものだったのでしょう。この後も互いに刺激し合ってより良い音楽を作り出せたのではないかと思うと残念でなりません。
同じくグラムの「WILD HORSES」を聴けて嬉しいです。
FLYING BURRITOもそうですが、ぼくはCD撤退しちゃったんでなかなか聴く機会がないんです。
「WILD HORSES」…、ストーンズ・ヴァージョンを聴き慣れた耳にグラムの歌声はやはり新鮮です。しかし、ちゃんと向き合うには少し重くてしんどいかもしれませんね。
ありがとうございました。
映像が無いのでyouTubeにアップなどはしていませんが、この曲は私のバンドでもレコーディングしました。(笑)で、ストーンズに会見した時に、聴いてもらったら、キースが「真面目に演ってるな~お前たち」と。(笑)ミックは「代わりにステージで演ってくれるかい?」とジョークをくれました。いい思い出です。
bob様、コメントありがとうございます。
歌の中にグラム・パーソンズの人生が垣間見えるのではないかと考えると重たいものを感じますね。のほほんと生きてきた自分がとても小さく思えます。

fighter-k様、コメントありがとうございます。
ローリング・ストーンズとのいい思い出をお持ちですね。実に羨ましい。
この曲はマリアンヌ・フェイスフルがモデルだとか、キース・リチャーズの妻子のことを歌ったとか諸説あるようです。ミック・ジャガー自身はどれも否定しているとか。真相はわかりません。
こんばんは。初めてコメントさせていただきます。少々遅いコメント、ご容赦ください。
何時も通りJ/Rクレジットですが、コレはほぼRが書いた曲と聞いています。
普段、あまり歌詞を気に留めないのですが、この記事に記された訳詞を読んで瞬時に閃いた感想は、
「Keith Richardsの自責を含む、Brian Jonesへの鎮魂歌」でした。
でも、これだと自演前に、G.P.に贈った理由は分かりませんね。
Substitute様、コメントありがとうございます。
キース・リチャーズはグラム・パーソンズの憧れの存在だったと聞いています。「Wild Horses」が誰のことを歌っているかについては諸説あるようですが、キースが自分を慕うグラムにブライアンの面影や共通するものを見たのかもしれませんね。
こんにちは!!
YAHOO!で検索して辿り着きました!
初コメントさせていただきます!この2枚のアルバムはいわゆる2IN1CDで手に入れました。
「WILD HORSES」ストーンズバージョンもFBBバージョンもどちらも好きです。

なるほど、言われてみればブライアンとグラムって共通項が多いですね。

GPのソロやFBBでのボーカルはどこか危うげでけだるい感じがして好きです。
路字山吟様、コメントありがとうございます。
もしグラム・パーソンズがバーズに長期間在籍していたならば、ロジャー・マッギンの地位が危なくなっていたどころか、ロック・ミュージック全体の様相が大きく変化したかもしれませんね。グラムの存在感に計り知れないものを感じざるを得ません。
今後とも宜しくお願い申し上げます。

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