好きな音楽のことについて語りたいと思います。

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Ned Doheny - POSTCARDS FROM HOLLYWOOD

京都は秋の気配を感じさせる過ごしやすい日が続いておりましたが、10月に入って一転、夏を思わす暑さが戻って来てしまいました。こういう時は気分だけでも少しばかりセンチメンタルな雰囲気にさせてくれる音楽を聴いて癒されるのが一番かと思います。

ポストカーズ・フロム・ハリウッドポストカーズ・フロム・ハリウッド
(2009/01/21)
ネッド・ドヒニー

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1. Postcards from Hollywood
2. If You Should Fall
3. Fineline
4. Get It Up For Love
5. Whatcha Gonna Do For Me?
6. Valentine (I Was Wrong About You)
7. A Love Of Your Own

そこで今回はネッド・ドヒニーの『POSTCARDS FROM HOLLYWOOD』を取り上げることにしました。1991年8月25日にリリースされたこの『POSTCARDS FROM HOLLYWOOD』。同じ年の3月25日に『LOVE LIKE OURS』を発表したばかりだったので、早くも新作が登場かと驚かされたものです。
アルバムの内容はネッド・ドヒニー本人がDJを担当していたFM横浜のプログラム「ポストカーズ・フロム・ハリウッド」(1990年4月~93年9月放送)での月一回の弾き語りのコーナーから選曲されたセルフ・カヴァー集。私はこのアルバムが発売されるまでネッドが日本の放送局で番組を持っていたという話を耳にしたことがなく、当時この番組が関西のFM局でネットされていたのかどうかも分かりません。

番組の中の企画とはいえ決してやっつけ仕事ではなく、何度も録り直して納得の行く出来のテイクのみを世に出していたとのこと。相変わらずの巧みなギターさばきとファルセットの掛かった澄んだ甘い歌声が絶妙な雰囲気を漂わせています。このあたりは妥協を許さぬネッドの人間性が表されていると思われ、旧友ジャクソン・ブラウン同様の完璧主義者ぶりが示されているのかもしれません。現在のアメリカの音楽界の事情はもとより、彼のこうした誠実な姿勢が寡作である所以の一つとなっているのでしょう。

なお、このセルフ・カヴァー・アルバムに収められた楽曲のネッド本人によるオリジナル・テイクは「Postcards from Hollywood」と「Fineline」 がファースト・アルバム『NED DOHENY』(1973)、「If You Should Fall」 、「Get It Up For Love」 、「Valentine (I Was Wrong About You)」 、「A Love Of Your Own 」の4曲が『Hard Candy』(1976)、「Whatcha Gonna Do For Me?」 が『Life After Romance』(1988)に収録されていました。

それではアルバムの中から何曲か紹介しましょう。まず、表題曲「Postcards from Hollywood」。恋人との往復書簡といった体裁の歌ですが、幾つになっても微笑ましくなるような風情が窺えます。
この曲はジョニー・リヴァースが1975年発表の『New Lovers And Old Friends』の中で取り上げていました。


POSTCARDS FROM HOLLYWOOD
俺のことは心配しないで
凍てつく季節の間には
俺の好きな夏がある
ハリウッドからの絵葉書
こちらは海がとても素敵
コモ・エスタ?(お元気?)
まだ私のことを思っていてくださるの?

時間のことなんか気にしなくていいよ
急いだりしないで
自分のやりたいことをやっておいで
ハリウッドからの絵葉書
私が言いたいことをお分かりかしら
あなたが傍にいてくれたら
今日にでも飛んで帰りたい気持ちなの

恋の魔力で
夢中に惹き付けあう二人
思いがけず生まれた
俺と君

そんなに興奮しないで
溶けてしまうから
俺には君が必要
想像がつかないぐらい君を愛しているんだ
ハリウッドからの絵葉書
もろもろのことはさておき
もうすぐ帰るわ
愛するあなたのもとへ

恋の魔力で
夢中に惹き付けあう二人
思いがけず生まれた
俺と君
ねえ、それは真実
真実の愛さ

シャカ・カーン(1981年の『Whacha Gonna Do For Me?』収録)でお馴染みの、「Whatcha Gonna Do For Me?」。アヴェレージ・ホワイト・バンド(AWB)のハミッシュ・スチュアートとの共作です。AWBのヴァージョンは1980年の『Shine』に収録。


ブルージーな失恋の歌、「Valentine (I Was Wrong About You) 」。アルバム『Hard Candy』に収められたオリジナル・テイクではデヴィド・フォスターの弾くイントロのピアノが印象的でしたが、ネッドのアコースティック・ギターだけのヴァージョンも切なく胸を打ちます。


こちらもハミッシュ・スチュアートとの共作曲「A Love Of Your Own」。 AWBのヴァージョンは『Soul Searching』(1976)にスタジオ録音、『Best Of AWB』(1981)にライブ音源が収録されていました。メリッサ・マンチェスター(1977年発表の『Singing』に収録)を始めとしてカヴァー・ヴァージョンも枚挙に暇がありません。


この年の7月28日、大阪万博記念公園もみじ川芝生広場で開催されたFM802主催の野外フリー・コンサートに出演。アコースティック・ギター一本でステージに登場して貫禄あるパフォーマンスを披露しました。演奏された曲は「Secret Society」、「Blue Moon Rising」(1991年の『Love Like Ours』収録)、「On And On」(1973年の『Ned Doheny』)、「Get It Up For Love」、 「Whatcha Gonna Do For Me?」、「Postcards from Hollywood」の6曲。9月にはとんぼ返りの如くバンドを引き連れての来日公演を行っています。
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コメント

僕とほぼ同じ時刻にネッド・ドヒニーの記事がアップされていたのでびっくりです。
昨夜、ビルボード・ライヴで彼のライヴを見てきました。
高音部はさすがに厳しいもののあの甘い歌声は健在でした。
恥ずかしながらこのアルバムがFM横浜の番組がらみだったとは初めて知りました。
今回のライヴに向けてこのアルバムも予習しましたが良い作品ですよね。
会場で新作CDを先行販売していたので買って帰って来ました。
Purple_Haze様、コメントありがとうございます。
ネッド・ドヒニーの来日公演に関してPurple_Hazeさんを始め幾つかのブログを拝読しましたが、なかなかの盛況ぶりが記されておりました。やはり日本での人気は根強いものがありますね。実際に間近で観られて実に羨ましい思いで一杯です。
アコースティック・ギターの弾き語りではない新作のセルフ・カヴァー・アルバムの正式なリリースが待ち遠しいところです。
ネッド・ドヒニーはエレキも上手いですけど、
やはりアコースティック・ギターの名手ですね。
今回の来日ステージでもその音に酔いしれました。
1曲ごとにチューニングを丹念に確認してたのが印象に残りました。
このアルバムは彼のギターがずっと聴けるので大好きなアルバムです。
一足早く会場で入手出来たバンド・サウンドの新作も僕はとても感動しました。
kofn様、コメントありがとうございます。
1曲ごとにチューニングを丹念に確認するあたりにネッドの誠実さや完璧主義者ぶりが発揮されているようで興味深く思えます。
新作はセルフ・カヴァー・アルバムのようですが、せっかくのバンド・サウンドなので新曲も収録してほしかったとういうのは贅沢な望みでしょうね。

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