好きな音楽のことについて語りたいと思います。

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Bruce & Terry - THE BEST OF BRUCE & TERRY

連日の猛暑でかなり頭のほうがおかしくなりかけています。暑い夏の日々が続くとなれば、やはりザ・ビーチ・ボーイズ。彼らの音楽で暑気払いをいたしましょう。

The Best Of Bruce & TerryThe Best Of Bruce & Terry
(1998/08/07)
Bruce & Terry

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1. Hawaii (Previously Unissued)
2. Summer Means Fun
3. Come On, Let's Go (The Rogues)
4. Carmen
5. Don't Run Away
6. Custom Machine
7. I Love You Model 'T'
8. Raining In My Heart
9. Everyday (The Rogues)
10. Roger's Reef (The Rogues)
11. Yeah!
12. Thank You Baby
13. Girl, It's Alright Now
14. Roger's Reef, Part Two (The Rogues)
15. Halfway (Previously Unissued)
16. Come Love
17. Four Strong Winds
18. Help Me Rhonda (Previously Unissued)
19. Look Who's Laughing Now (Previously Unissued)
20. Here Comes Summer (Previously Unissued)

冒頭でさもビーチ・ボーイズを扱うような書き方をしました。実は、ビーチ・ボーイズ加入前のブルース・ジョンストンと後にザ・バーズのプロデューサーとして名を上げるテリー・メルチャーによるユニット、ブルース&テリーが今回のお題です。

ちなみに国内盤のジャケットはこの通り。こちらのほうが涼しそうですね。

ベスト・オブ・ブルース&テリー(紙ジャケット仕様)ベスト・オブ・ブルース&テリー(紙ジャケット仕様)
(2006/05/24)
ブルース&テリー

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ブルース・ジョンストンは1942年6月27日、イリノイ州シカゴに生まれました。その後ロサンゼルスに転居し、10代の頃よりプロとして音楽活動を開始。1958年頃から幾つかのバンドで何枚かのシングル盤をリリースしています。また、この時期にはセッション・プレイヤーの経験を積み、同時にプロデュース業にも手を染めるようになりました。そうしたセッションを通じ、ブルース&テリーというデュオを組んでアーウィン・レコードに所属していた頃にブルース・ジョンストンは女優であり歌手でもあるドリス・デイの息子で後にザ・バーズのプロデューサーとして名を馳せるテリー・メルチャーと知り合います。このアーウィン・レコードはドリス・デイの再婚相手でテリー・メリチャーの継父にあたるマーティー・メルチャーが興したレコード会社でした。
テリー・メルチャーは1942年2月8日生まれ。幼き頃から音楽やショー・ビジネスの世界を肌で感じたテリーはその才能を早くに開花。親の七光りもあったのか、CBSと契約して1962~63年頃にテリー・デイの名で数枚のシングルをリリースしています。しかし、鳴かず飛ばずに終わり、A&R/プロデューサーの道へと進み修行を積むことになりました。
ブルース・ジョンストンもテリー・メルチャーも1942年生まれ。同年代ということも手伝って意気投合した二人は親交を深めて行き、サーフィン/ホット・ロッドの楽曲を共同でプロデュースするようになります。1963年にホット・ドガーズ名義でインスト曲中心のアルバム『Surfin' USA』を発表。同年8月にはブルース・ジョンストンのソロ・アルバム『Surfin' Round The World』をリリースしました。さらにはテリーが制作を担当していたバンド、リップ・コーズにブルースを参加させ、腕利きのミュージシャンらも動員してレコーディング。バンドをテリーとブルースに乗っ取られたかの如く、実際のリップ・コーズはライヴでの演奏のみをする存在となり果てたのです。

ブルース・ジョンストンの「surfin' Round The World」



サーフィン・ラウンド・ザ・ワールド(紙ジャケット仕様)サーフィン・ラウンド・ザ・ワールド(紙ジャケット仕様)
(2006/05/24)
ブルース・ジョンストン

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ザ・リップ・コーズの「Hey Little Cobra」。



ヘイ・リトル・コブラ(紙ジャケット仕様)ヘイ・リトル・コブラ(紙ジャケット仕様)
(2006/05/24)
リップ・コーズ

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こうした活動に飽き足らなかったのか、二人はブルース&テリーとして正式にデュオを組み、シングル盤を次々に発表して行きます。今回紹介する『THE BEST OF BRUCE & TERRY』は彼らがブルース&テリー名義でリリースしたシングルに未発表曲を加えた内容で1998年に発表されました。交流のあるビーチ・ボーイズのカヴァー、ホット・ロッド/サーフィン、ソフト・ロック風の楽曲などで構成されています。

当時はダンヒル・レコードのスタッフ・ライターだったスティーヴ・バリ&P.F.スローン共作による「Summer Means Fun」。1964年6月発表。


作者であるスティーヴ・バリとP.F.スローンらによって結成されたザ・ファンタスティック・バギーズのヴァージョンは1964年にリリースの『Tell 'Em I'm Surfin'』に収録。このグループはライヴ演奏をしないスタジオ・プロジェクトでした。
http://www.youtube.com/watch?v=tjA4QkBtLkc

ブルース・ジョンストンとマイク・ラヴの共作による「Don't run away」。現在この二人が中心となってビーチ・ボーイズの活動が継続されていますが、昔から気が合っていたことを窺わせるようです。


DON'T RUN AWAY
逃げないでくれ
逃げないでくれ
逃げないでくれ
ようやく君は戻って来た
もう過ぎたことは忘れよう
でも俺が求める愛はどこにあるのだろう
でも俺と一緒にいる時の君の様子
君といるべきだった誰かの影が
二人が出会う以前の遠い過去に見える
彼が手に入れたのは君の愛だけ
そして君の見かけ
何かが俺だけのために残されていた
君といるはずだった誰かのために

君をからかう理由はない
とうとう君を手に入れた
ずいぶん長く待ったものだ

今なお 君の中で
何かが俺だけのために手つかずのまま
でも君といるべきだった誰かの影が
逃げないでくれ
逃げないでくれ
逃げないでくれ

ロックン・ロール創成期に活躍したバディ・ホリーの「Everyday」。この曲をブルース&テリーはローグスというバンド名でリリースしていました。


バディ・ホリーのヴァージョンは1958年リリースの『Buddy Holly』に収録。
http://www.youtube.com/watch?v=GMezwtB1oCU

クレイトン=メイン=モラン作の「Look Who's Laughing Now」。完成度が高い作品なのにお蔵入りしていたのが不思議です。あまりにもビーチ・ボーイズを彷彿とさせるので敬遠されたのでしょうか。


ジェリー・ケラー作の「Here Comes Summer」。


ジェリー・ケラー自身のヴァージョンは1959年にリリース。全米では14位ながらもUKチャートでは1位を獲得しました。
http://www.youtube.com/watch?v=4ijjDlbcI9w

そのためかイギリスのアーティストによるカヴァーが多いようです。クリフ・リチャードはさっそく取り上げて、1959年11月リリースのアルバム『Cliff Sings』に収録していました。
http://www.youtube.com/watch?v=MBAVPW_g_lE

デイヴ・クラーク・ファイヴのヴァージョンは1970年6月にリリース。
http://www.youtube.com/watch?v=JwDu3Zr5Fnw&feature=related

この他にもビーチ・ボーイズの「Hawaii」(1963年の『Surfer Girl』収録)、「Custom Machine」(1963年の『Little Deuce Coupe』に収録)、「Help Me Rhonda」(1965年の『The Beach Boys Today!』、『Summer Days(and Summer Nights!!)』に収録)、バディ・ホリーとともに飛行機事故で散ったリッチー・ヴァレンスの「Come On, Let's go!」、ニック・デカロ作の「Carmen」、バリー・マン&シンシア・ウェイル作の「Girl, It's Alright Now」、ニール・ヤングやジョン・デンバーもレコーディングしたフォーク・ロックの名曲「Four Strong Winds(風は激しく)」(イアン・タイソン作)など興味深い選曲がなされていました。

ブルース・ジョンストンは前述したように今もマイク・ラヴとともにビーチ・ボーイズとして活躍。テリー・メルチャーは2004年11月19日に皮膚がんにより残念ながら他界しています。また、ブルースはビーチ・ボーイズを一時脱退していた1970年代の半ば、テリーとともにイクィノックス・プロダクションを立ち上げ、ビル・ハウスの『Give Me A Break』、バリー・マンの『SURVIVOR』(1975)、テリー自身のソロ・アルバム『Royal Flush』(1976)などの制作を行いました。
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コメント

うっわー、連続ですみません、これ大好きです!!!

ビーチ・ボーイズ好きで、これを聴いてない人、急いで! って気分です(余計なお世話)。

よくよく時期をみると、テリーもブルースも、人生の転換期のど真ん中だったりするんですよね。
まるで副業のように(笑)黙々と録っていた音源。

「60年代ポップス」の中心に、確かに存在し、優れた作品を残してきた彼ら二人の、あふれ出た才能を満喫できる1枚だと思います。
ベンジャミン様、こちらにもコメントありがとうございます。
ブルース&テリーが「60年代ポップス」シーンで重要な役割を果たしたことを知らしめるアルバムだと思います。
ロックン・ロールに始まり、サーフィン/ホット・ロッド、そしてフィル・スペクターやブライアン・ウィルソンのような深みのあるサウンド、さらにはソフト・ロックやフォーク・ロックの要素まで見出させるブルース&テリーの活動の軌跡をまとめた一枚。こうした様々な試行錯誤が彼らのその後のアーティスト活動、あるいはプロデューサーとしての礎を築くことになりえたのでしょう。

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