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Jack Tempchin - Peaceful Easy Feeling

梅雨空が続くのでカリフォルニアの青い空に想いを馳せ、今回は爽やかな歌を取り上げます。
ご登場いただくアーティストの方はむさくるしい・・・・・・もとい優しさが滲み出るようなお顔をされたジャック・テンプチンさんです。

ジャック・テンプチン(紙ジャケット仕様)ジャック・テンプチン(紙ジャケット仕様)
(2007/11/15)
ジャック・テンプチン

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ジャック・テンプチンの詳しい履歴は分かりませんが、1960年代後半からロサンゼルスでシンガー・ソング・ライターとして活動していたようです。クラブで歌いながら明日の成功を夢見る日々の中で、テンプチンとグレン・フライ、J.D.サウザー、トム・ウェイツらとの交流が始まったのはこの時期のこと。以後彼らの友情は今も続きます。下積みの苦労を経験した時の友との結びつきは深いものかもしれません。
1972年、グレン・フライが結成したイーグルスのファースト・アルバム『Eagles』がリリースされます。ジャック・テンプチンは彼らに「Peaceful Easy Feeling」を提供。 サード・アルバム『On The Border』でもテンプチンの「Already Gone」が取り上げられ、その名が注目され始めました。
知名度上がった余勢を駆って、ジャック・テンプチンはジュールズ・シアー、リチャード・ステコル(元ホンク)らとファンキー・キングスを結成。ドアーズを手掛けたポール・ロスチャイルドをプロデューサーに迎えてアリスタから鳴り物入りで1976年にデビューを果たしますが、商業的には全く成功を収めることなく1枚のアルバムを残して解散しました。
しかし、アルバムに収録されていたジャック・テンプチン作の「Slow Dancing」がジョニー・リヴァースの目に留まり、「Swayin' To The Music」と改題されて全米10位のヒットを記録。テンプチンはアリスタとのソロ契約を結び、1978年に「Peaceful Easy Feeling」のセルフ・カヴァー・ヴァージョンを含んだアルバム『Jack Tempchin』の発表に漕ぎ着けました。



ジョニー・リヴァースのヴァージョンです。


プロデューサーはアラバマ州のマッスル・ショールズを拠点に活動していたギタリストのピート・カー。が担当。旧友のグレン・フライに加えて、ジャクソン・ブラウンやジェニファー・ジョーンズもテンプチンの再出発を祝うかのようにトム・ウェイツとの共作「Tijuana」にバック・ヴォーカルで参加していました。

「Peaceful Easy Feeling」のスタジオ・テイクの音源がYouTubeにはないので、ライヴ映像をご覧ください。


PEACEFUL EASY FEELING
君の煌めくイアリングが好きだ
小麦色の肌によく似合う
今宵は砂漠で君とともに眠りたい
満天の星に囲まれながら
こんなに穏やかな気分でいられるのは
君が裏切らないでいてくれるから
俺は地に足をつけて構えている

女が魂を手玉に取れること
俺はずっと以前に見抜いた
ああ でも彼女はどうしても人を騙すことが出来ない
人にはもう別れる方法が分からない
こんなに穏やかな気分でいられるのは
おまえが裏切らないでいてくれるから
俺は地に足をつけて構えている

俺がこんな気分でいられるのは
君が恋人や友だちでいてくれるから
片方の耳には
こんな声が囁きが続ける
俺は君に二度と会わないかもしれないと
こんなに穏やかな気分でいられるのは
君が裏切らないでいてくれるから
俺は地に足をつけて構えている
そうさ 俺は地に足をつけてしっかりと立っているのだ

カントリー・タッチのポップで爽やかな響きがジャック・テンプチンの真骨頂。ほのぼのとした雰囲気が浮き世の雑多な出来事を暫し忘れさせ、和みのひと時を与えてくれるかのようです。

こちらは弾き語りの映像。


イーグルスのヴァージョンはライヴ映像でお楽しみください。リード・ヴォーカルは当然の如くグレン・フライ氏が務めています。


BRUCE06さんのブログでも紹介されていましたが、ジャクソン・ブラウンも「Peaceful easy feeling」を歌っています。ジャクソンのライヴ・アルバム『Solo Acoustic Vol.1』(2005)の中では、観客からこの曲をリクエストされて困惑したことが語られておりました。このヴァージョンは正式にリリースされていないデモ録音のようですが、詳しい方からのご教示があれば幸いです。

http://www.youtube.com/watch?v=VNT979oO6Q0

シンガー・ソング・ライターで元大学教授の三浦久先生の著書『追憶の60年代カリフォルニア』(平凡社新書、1999年)にジャック・テンプチンと出会った時の記述がありました。先生はカリフォルニア大サンタ・バーバラ校に留学していた1969年に共通の友人を介してテンプチンを紹介されたそうです。

「ジャックとぼくは交互に何曲か歌った。彼のギターの弾き方も荒削りだったが、歌はとてもメローディアスで、聞いていると気持ちが落ち着いた」(『追憶の60年代カリフォルニア』P.189より)


追憶の60年代カリフォルニア―すべてはディランの歌から始まった (平凡社新書 (018))追憶の60年代カリフォルニア―すべてはディランの歌から始まった (平凡社新書 (018))
(1999/09)
三浦 久

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1980年代になるとテンプチンはグレン・フライの片腕としても活躍。フライのソロ・アルバム『No Fun Aloud』(1982)では殆どの楽曲を、『The Allnighter』(1984)では全曲を彼と共作し、「Sexy Girl」(全米20位)、「Smuggler's Blues」(全米12位)などのヒットを送り出しました。1985年にはテレビドラマ『Miami Vice』のために二人で書いた「You Belong To The City」が全米2位。そして、1988年のフライのアルバム『Soul Searchin'』でも、全米13位を記録した「True Love」を始めとする多くの収録曲の創作に協力しています。

日本のほうがヒットした印象が強い「Sexy Girl」。


ドン・ジョンソン主演の刑事ドラマ『Miami Vice(特捜刑事マイアミ・バイス)』の挿入曲「You Belong To The City」。グレン・フライもゲスト出演したことがあるそうです。アメリカNBC制作。日本ではテレビ東京系列で放送されたため京都では観ることが出来ませんでした。


現在も地道に音楽活動を続けるジャック・テンプチン。日本に彼の近況やアルバムが紹介されることは殆どありませんが、今後も注視し続けたいと思います。

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コメント

こんばんは。ジャックテンプチンですね!
「Peaceful Easy Feeling」の作者ということで紹介され、このアルバムとファンキーキングスは輸入盤で探して購入しました。日本盤も出ましたね。その後は、全然取り上げられず今も活躍してるんですね??ジャクソンは、ナイチンゲールは歌ってましたが、この曲も演ってるんですね。間違えられるとMCで言ってた気がしますが・・・
kuwa様、コメントありがとうございます。
1990年代のジャック・テンプチンはザ・セクルージョンズというバンドを組んでアルバムを発表。彼のH.P.を閲覧してみると、近年はソロでアルバムをリリースし、ライヴ活動も頻繁に行っている模様です。
以前からジャクソン・ブラウンは親友の歌をライヴで取り上げることがあり、かなり以前のブートレグに「Jesus In 3/4 Time」が収録されていました。日本公演で他人の曲を歌うことは滅多にないようですが、今でも本国ではひと味違った選曲をしているのかもしれません。
こんにちは。小生
軽快なリズムに乗ってピート・カーのギターが聞こえてくる”スティンガリー"から、このアルバムの虜になりました。CD化されたさい、”ファンキー・キンクス”ともども、すぐ購入したのはいうまでもなくです。
スナジイー様、お久しぶりです。
ジャック・テンプチンのこのアルバムとファンキー・キングスのCD化を心待ちにしていた人がさぞ多かったことと思います。
いつ聴いても良きアメリカ、ウエスト・コーストの風が感じられる1枚。テンプチンの人なつこい人柄と魅力が伝わってきそうです。
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