好きな音楽のことについて語りたいと思います。

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Art Garfunkel - LEFTY

カレン・ダルトンの記事の中で、彼女のカヴァーによるパーシー・スレッジの「When A Man Loves A Woman」を紹介しました。その時にアート・ガーファンクルのヴァージョンにも言及したので、またもや安易ながら今回はアート・ガーファンクルが1988年に発表したアルバム『LEFTY』を取り上げます。

LeftyLefty
(1990/10/25)
Art Garfunkel

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1. This Is The Moment
2. I Have A Love
3. So Much In Love
4. Slow Breakup
5. Love Is The Only Chain
6. When A Man Loves A Woman
7. I Wonder Why
8. King Of Tonga
9. If Love Takes You Away
10. The Promise

1986年に企画盤『Animal's Christmas』をリリースしているものの、通常のオリジナル・アルバムとしては前作『Scissors Cut』(1981)より7年ぶりに発表された『LEFTY』。妥協を許さぬ完璧主義者のアート・ガーファンクルがじっくり時間をかけて作ったアルバムです。
ソロ・デビュー以後のアート・ガーファンクルのアルバムは、彼の甘美なヴォーカルを生かすべくストリングスをふんだんに使った重厚なサウンドに仕上げる傾向がありました。この『LEFTY』は比較的シンプルな味わいがあり、歌心を前面に出そうという試みが窺えます。
1988年といえばユーロ・ビートを始めとするダンサブルな音楽が世の中を席巻していた時期。時代に迎合せず自らの道を究めるアート・ガーファンクルの姿はファンの視点からは理解出来ます。いや、むしろ大幅に変わらぬことを望む人のほうが多いことでしょう。しかし、利益を上げることが第一目標であるレコード会社にとって答えが出ないものに多額の制作費を投じるわけにはいきません。いくら過去に華々しい実績があろうと、マイペースともいえるアート・ガーファンクルの姿勢は次第に敬遠されていったものと思われます。
ちなみに『LEFTY』は全米113位、シングル・カットされた「So Much In Love」は73位に終わりました。

アルバムのオープニングを飾るのはデヴィッド・フォスター、シンシア・ウェイル、レイ・パーカー・ジュニア、リンダ・ジェンナー(デヴィッド・フォスター夫人)らの共作による「This Is The Moment」。


私の年代の方々にはイーグルスのティモシー・B・シュミットでお馴染みの「So Much In Love」と言ったほうが分かりやすいのでしょうか。もともとはフィラデルフィア州出身のジョージ・ウィリアムズを中心とした黒人ヴォーカル・グループのThe Tymesが1963年にリリースしたのがオリジナルです。哀愁の色を感じさせないアート・ガーファンクルのヴォーカルが印象的。


SO MUCH IN LOVE
一緒に散歩する俺たち
手を握り合って 二人きりで歩く
深く愛し合う二人
俺と君の他には誰もいない
とても愛し合っている
二人の世界で

一緒には浜辺を散歩する俺たち
天上の星がキラキラと輝く星空の下で
深く愛し合う二人
俺と君の他には誰もいない
とても愛し合っている
二人の世界で

一緒に散歩しながら
俺は君に告白する
俺には君が必要なんだと
好きだよ 愛しているんだ君を
君もそう言ってくれるかい
俺が君に触れている間

教会の通路(ヴァージン・ロード)を
手に手を取り合って進みながら
死が二人を分つ時まで一緒にいようと誓いを立てる
とてもたくさんの愛に包まれた二人
神の前で早く誓いを立てるのが待ちきれない

とても愛し合っている
君と俺
深く愛し合っている
君と俺
すっかり惚れ合っている
君と俺

こちらがThe Tymesのオリジナル・ヴァージョン。波の音のSEが雰囲気を盛り上げ、全体的に洗練された仕上がりになっています。


前述のティモシー・B・シュミットのヴァージョンはショーン・ペン、フィービー・ケイツ出演の映画『Fast Times At Ridgemont High』(1982年公開)のサントラ盤、自身のソロ・アルバム『Playin' It Cool』(1984年発表)などに収録されていました。


ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースはこの曲をライヴのレパートリーにしているようですが、正式なレコーディングがあるのかどうか分かりません。ご存知の方からご教示いただければ幸いです。


山下達郎さんのヴァージョンは1986年発表の『On The Street Corner 2』に収録されていました。


情熱を絞り出すようなパーシー・スレッジのヴォーカルと異なり、幻想的な雰囲気が漂うアートの「When A Man Loves A Woman」。どこか尺八を思わすかのようなJeremy Steicのフルートの音色とマイケル・ブレッカーのテナー・サックスの響きが胸に滲み渡るかのようです。
アルバムの発売直後、アート・ガーファンクルのヴァージョンについての芳しくない評論を目にしたことがありました。斬新なアレンジに抵抗があったのでしょうか。人生の酸いも甘いもを知り尽くした経験豊富なアート。男と女の事情を感慨深く語りかけるように歌うのも乙なものです。


このパーシー・スレッジの映像はBBSで放送されている「ジュールズ倶楽部」出演時のもののようです。


ケニー・ランキンがバック・ヴォーカルで参加した「I Wonder Why」。二人の持つ魅力がよく表された爽やかでお洒落な曲調です。


他にもリア・カンケルとのデュエットが堪能出来る「I Have a Love」(ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』の挿入曲)、スティーヴン・ビショップが提供した「Slow Breakup」、「King Of Tonga」、「If Loves Takes You Away」の3曲など興味深い作品が収録されていました。
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