好きな音楽のことについて語りたいと思います。

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The Byrds - Untitled

今回はThe Byrdsが1970年に発表した『Untitled』を取り上げます。
このアルバムはもともとライヴ録音とスタジオ録音で構成された2枚組LPでしたが、CD化の際にその2枚組を1枚に収め、さらに未発表ヴァージョン集1枚を加えた2枚組として新装されました。

UntitledUntitled
(2000/02/24)
The Byrds

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Disc : 1
1. Lover of the Bayou [Live]
2. Positively 4th Street [Live]
3. Nashville West [Live]
4. So You Want to Be a Rock 'N' Roll Star [Live]
5. Mr. Tambourine Man [Live]
6. Mr. Spaceman [Live]
7. Eight Miles High [Live]
8. Chestnut Mare
9. Truck Stop Girl
10. All the Things
11. Yesterday's Train
12. Hungry Planet
13. Just a Season
14. Take a Whiff on Me
15. You All Look Alike
16. Welcome Back Home
Disc:2
1. All the Things [Alternate Version]
2. Yesterday's Train [Alternate Version]
3. Lover of the Bayou [Studio Recording]
4. Kathleen's Song [Alternate Version]
5. White's Lightning, Pt. 2 [Studio Recording]
6. Willin' [Studio Recording]
7. You Ain't Goin' Nowhere [Live]
8. Old Blue [Live]
9. It's Alright, Ma (I'm Only Bleeding) [Live]
10. Ballad of Easy Rider [Live]
11. My Back Pages [Live]
12. Take a Whiff on Me [Live]
13. Jesus Is Just Alright [Live]
14. This Wheel's on Fire [Live]

メンバーはロジャー・マッギン(g, vo)、クラレンス・ホワイト(g, vo)、スキップ・バッティン(b, vo)、ジーン・パーソンス(ds, vo)の4人。腕達者なミュージシャンが揃い、安定力のある充実した演奏が堪能出来ます。ことにクラレンス・ホワイトのギター・プレイは圧巻。ライヴ・バンドとしてのバーズの姿が反映されていました。

今回はまず、1970年初頭にニューヨークのクィーンズ・カレッジとフェルト・フォーラムで行われたライヴ録音(未発表ヴァージョンはフィルモア・イーストの音源を含む)のほうを紹介します。Youtubeにこのアルバムからの音源があまりないので、近い年代の映像を参考に掲げて言及して行くことを悪しからずご了承ください。
オープニング・ナンバーはサザン・ロック風のテイストが感じ取れるロジャー・マッギンと作詞家兼演出家であるジャック・レヴィ共作の「Lover of the Bayou 」。もともとはレヴィが演出したブロードウェイ・ミュージカルのために作られた曲で、南北戦争の頃の密輸業者や奴隷貿易業者のことを題材にしたとされています。


LOVER OF THE BAYOU
魔除けの袋に入れたなまずパイ
俺はよどんだ入江の恋人
半分ぬれた敷物でおまえの玄関に印をつけてくれ
俺はよどんだ入江の恋人
ワニと一緒に育てられて泳いだ
蛇の目からマリファナを教え込まれ
鶏の胆汁に葉をのせて吸っていた
俺はよどんだ入江の恋人

俺はマスター・ロックに合わせる鍵を知り
水時計の浮きも知った
稲妻のショックを捕らえることも学んだ
俺はよどんだ入江の恋人
売るための猫や歯や髪の毛も持っている
俺はよどんだ入江の恋人
おまえの尻尾には男爵のゾンビ
俺はよどんだ入江の恋人
ガンボ鍋でコウモリを料理し
錆びた缶から血を飲んで
最低の人間になった
俺はよどんだ入江の恋人

スタジオ・ヴァージョンです。むせび泣くような哀愁を帯びたハーモニカの音色が胸に迫り、ハウリングしながらエンディングを迎えるギターの音が心を打ちました。


1970年に行われたフォレスト・ナショナル・ホールでのライヴ映像。パーカショニストが加わってサウンドに厚みが出ていました。ボブ・ディランのカヴァー「You Ain't Go Nowhere」と続けてご覧下さい。
このパーカッショニストは誰かよく分かりませんでした。度々セッションに参加していたジョー・ララでもないようです。誰かご存知の方があればご教示していただけると幸いです。


1973年2月頃のTVショー、「Midnight Special」出演時の映像から「So You Want to Be a Rock 'N' Roll Star」。この番組は日本でも放送されました。解散直前の貴重な姿が映し出されています。なお、この時点で既にジーン・パーソンズが脱退しており、John Guerin か Jim Moon か Denis Dragon のいずれかでしょう。


バーズ解散後、ロジャー・マッギンのバンドによる同じ年に行われたコンサートのライヴ映像のようです。


ちなみに、こちらがスタジオ・ヴァージョン。1967年発表の『Younger Than Yesterday』に収録。


前述の「Midnight Special」からの映像。この「Mr. Tambourine Man」はアコースティック主体で演奏されており、クラレンス・ホワイトのギターがフィーチャーされたアルバムのヴァージョンと比べてかなり雰囲気が違い恐縮なのですがご覧いただければ幸いです。


10分以上の長い演奏に及ぶ「Eight Miles High 」。LPでは16分以上の長尺で、片面全部を占めていました。適当に切り上げてもらってかまいません。1970年9月23日、フィルモア・イーストで行われたライブの映像です。


こちらはスタジオ・ヴァージョン。3分37秒ほどで終わります。1966年発表の『Fifth Dimension』に収録。


CDに収録された「Old Blue」は1970年のフィルモア・イーストでのライヴですが、同じ年に行われたオランダでのライヴ映像を参考に掲げておきます。


これも1970年のフォレスト・ナショナル・ホールのステージからの映像。「Jesus Is Just Alright」と「Mr. Spaceman」(途中で切れてしまうのが残念)と続きます。


お詫びと言っては何ですが、宜しければ「Mr. Spaceman」(1966年発表の『Fifth Dimension』に収録)のスタジオ・ヴァージョンをお聴きください。


最後に「You Ain't Go Nowhere ~ This Wheel's on Fire」は1968年9月28日のTVショーの映像で。メンバーはベースがスキップ・バッティンの前任者であるジョン・ヨーク以外は『Untitled』と同じです。


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コメント

このアルバムは私のオールタイムベスト10に入る大愛聴盤です。
素晴らしすぎます。
今日もまた全曲聴いてしまいました。
white様、コメントありがとうございます。
Youtubeにはアルバムからの音源があまりないので近い年代のライブを集めて構成しました。既に親しまれている方には対比することが出来たかと思うのですが、初めて耳にされる方にとってはインチキな記事になってしまった感が否めません。
いずれにしろThe Byrdsの『Untitled』の素晴らしさは色褪せることがないと思います。
おめでとうございます。
なぜかLPの時代、スタジオ・サイドばかりよく聞いていました。CDになってからは一曲目のライブ・サイドから聞いていますが、さしたる理由があった訳ではないんですが。
スナジイー様、明けましておめでとうございます。
スタジオ・サイドはロジャー・マッギンの渾身の1曲、「Chestnut Mare」を始め、共作を含めたスキップ・バッティンの曲が4曲もあって名演が楽しめる内容でした。
聴く度に何か新しい発見がある、そんな充実した1枚でしょう。
本年も何卒宜しくお願い申し上げます。
こんにちは!
アルバムに合わせて映像をアップするのも大変ですね・・・。

いつものことながら凄いなぁと思っています。

LOVER OF THE BAYOUはかなり泥臭い歌なんですね。訳を入れてくださっているので、内容がよくわかります。

最後のTVショーのシーンは他のシーンとだいぶ違っていましたね・・・。

Mr. Tambourine Manもジョン・デンバーとはだいぶ違う歌い方で新鮮でした。(違うのはあたりまえですが・・・)

いろいろと楽しませていただき感謝です☆
マーヤ様、コメントありがとうございます。
歌詞を訳すことでアーティストのメッセージが少しばかりでも理解出来ると思うのですが、私のように教養のない人間には骨の折れる作業です。
最後にアップしたTVショーではお揃いのスーツを着て品よく収まっていました。映画「イージ・ライダー」のテーマ曲(1969年)を挟み、2年後にはガラリと変貌を遂げたところも興味深いところです。
#2のPVいいですね。
ハーモニカが特にいいです。
このときのハーモニカはマイク・クラークだったのでしょうか。
遅ればせながらあけましておめでとうございます。
閉鎖した拙ブログにコメントいただきながら返信もせず申し訳ありませんでした。Backstreetsさんにはブログ開設当初からコメントをいただき大変感謝しています!
しかしこんな素晴らしいブログを開設されていたとは!これからもお邪魔させていただきますね。

アメロク好きでありながらByrdsをきちんと聴いたのは3年前!なのですがこのアルバムが一番のお気に入りであります。これから映像を堪能させていただきます!
ミキタカ08様、コメントありがとうございます。
マイケル・クラークはドラムスの演奏能力不足を理由として、1968年のアルバム『The Notorious Byrd Brothers』発表後に解雇されています。
担当楽器のクレジットが記されていないのでよく分かりませんが、この録音ではロジャー・マッギン自身かドラムス担当のジーン・パーソンズ(他の曲でハーモニカを担当)が演奏しているものと思われます。
hideaway様、コメントありがとうございます。
音源発掘の終わりなき旅と題されていたのに閉鎖されてとても残念に思います。他のブログでは扱われないようなアーティストを記事にされており、たいへん楽しいうえに新しい発見もさせてもらいました。
The Byrdsの『Untitled』は彼らの魅力と演奏力がいかんなく発揮されたアルバムだと思います。
つたないブログですが、今後とも宜しくお願い申し上げます。

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