好きな音楽のことについて語りたいと思います。

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James Taylor - HOURGLASS

今回は前回のキャロル・キングに続く来日予定便乗企画第二弾です。ご登場いただく方はもちろんジェームズ・テイラー。彼が1997年に発表した『HOURGLASS』を取り上げました。

Hourglass [Enhanced CD]Hourglass [Enhanced CD]
(1997/05/22)
James Taylor

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1. Line 'Em Up
2. Enough to Be on Your Way
3. Little More Time With You
4. Gaia
5. Ananas
6. Jump up Behind Me
7. Another Day
8. Up Er Mei
9. Up from Your Life
10. Yellow and Rose
11. Boatman
12. Walking My Baby Back Home

このアルバムはプロデューサーのドン・グロルニックに捧げられていました。彼はブレッカー・ブラザーズなどで活躍したピアニストで、これまでにもJTの『Never Die Young』(1988)、『New Moon Shine』(1991)などをプロデュースした人です。この『HOURGLASS』もドン・グロルニックがプロデュースを担当する予定でしたが、彼が他界したために望み叶わずJT自身とフランク・フリペッティがその任に当たりました。

ジェームズ・テイラーといえばどうしてもフォーク系のシンガー・ソング・ライターとしてのイメージが強いようですが、彼の音楽のルーツを考えてみると他の兄弟たちと同様にジャズやR&Bといった黒人音楽、はたまたラテンやボザノヴァの影響が垣間みられます。そのことを証明するかのように、これまでのアルバムにおいてもR&Bやスタンダードの楽曲をよく取り上げていました。
今回の『HOURGLASS』は前述のようにジャズ=フュージョン系のアーティストであるプロデューサーのドン・グロルニックを失い、自らがプロデュースしたためか原点回帰の様相がそこはかとなく感じ取れます。かと言って、決して『Sweet Baby James』の頃のようなサウンドに仕上げられているわけではなく、シンプルで繊細で暖かみのある彼本来の特色が醸し出されているように受け取れました。

それではアルバムに収録された楽曲を紹介して行きます。
ラテンとフュージョンを融合したような雰囲気のオープニング・ナンバー、「Line 'Em Up」。冒頭でニクソン元大統領がホワイト・ハウスを去る場面を皮肉った後に、1974年当時のJT自身を振り返り、「山あり谷あり」だったことを偲んでいました。


ライヴ映像です。






アイリッシュ風で始まる「Enough to Be on Your Way」。「さようなら、長年の友よ」という言葉があり、ドン・グロルニックに捧げられた歌のようです。
http://www.youtube.com/watch?v=z2t9QcMoZ0M

シングル・カットされた「Little More Time With You」。麻薬中毒だった自身を語っているようです。


LITTLE MORE TIME WITH YOU
番犬に俺を見てもらわねばな
荷造りをしている俺を見てもらわねばな
あいつは俺が街を離れるのを知っているんだ
厄介なことだとは俺にも分かっている
どうして自分の愛する暮らしを捨てて行くのか
この素晴らしいメイン州での暮らしを
輝く線路を走る列車に乗り込むだけなのに
束縛されるだけなのに

おまえと一緒にもう少し多くの時間を過ごさねば
おまえと一緒にもう少し多くの時間を過ごさねば
おまえと一緒にもう少し多くの時間を過ごさねば
そうしよう そうするんだ
おまえと一緒にもう少し多くの時間を過ごさねばな

コカインには目もくれず
メタドン(モルヒネやヘロインに似た麻薬)にもおさらばした
酒瓶はもう一日しまっておこう
煙草もそろそろやめにしよう
それでも俺はまだ麻薬常用者のような気分さ
ノーと言えない男のようだぜ
振り返るとあの猿(麻薬常用者)がいる
悪党どもが放してくれないんだ

おまえと一緒にもう少し多くの時間を過ごさねば
おまえと一緒にもう少し多くの時間を過ごさねば
そうしよう そうするんだ
おまえと一緒にもう少し多くの時間を過ごさねばな

俺はハイになったまま正気に戻れない
俺はハイになったまま時間をつぶしている
俺はハイになったまま遺失物取扱所に行く
俺はハイになったままなんだ

おまえと一緒にもう少し多くの時間を過ごさねば
おまえと一緒にもう少し多くの時間を過ごさねば
そうしよう そうするんだ
おまえと一緒にもう少し多くの時間を過ごさねばな


ライヴ映像です。


こちらも別の会場でのライヴ映像。ブログへの貼り付けが出来ないので宜しければ下記のURLをクリックしてご覧下さい。
http://www.youtube.com/watch?v=vUBZhSPoe2k

環境保護へのメッセージが込められた「Gaia」。なお、「ガイア」とは地球、母なる大地という意味で、環境保護論者が好んで使う表現です。
http://www.youtube.com/watch?v=Ynttgx6lNL4

あたかも人間は人間自身による創造物であるかのように
あたかも人間は神に選ばれし者のように
そして人間を取り巻く世界が粗暴で危険な侵略者のように
母なる大地ガイアよ

誰かがいま人間たちの過ちを止めなければ
人間の過ちから人間を救おう ガイアよ
誰もいま人間たちを止めようとしないから

JTからさりげなく投げかけられたメッセージは説得力のあるものでした。

扉を開けて俺を迎え入れてくれと歌う「Ananas」。ラヴ・ソングのようです。
http://www.youtube.com/watch?v=HKqLw2diG0w

ライヴ映像です。


http://www.youtube.com/watch?v=k8LhAiuklSM

「大事なことはただひとつ、誠実な愛」と歌われる「Jump up Behind Me」。


恋人とともに明日への希望が前向きに歌われる「Another Day」。


ライヴ映像です。


身近なところに楽園があることに気づいたことが歌われる「Up Er Mei」。
http://www.youtube.com/watch?v=a8ayMmM4mmo

自分の運命は結局は自分次第であると説くかのような「 Up from Your Life」。
http://www.youtube.com/watch?v=80RtZUE1FRA

オーストラリアの自然環境破壊をテーマにした「Yellow and Rose」。

http://www.youtube.com/watch?v=ySZ2P_io3v4

「The are blue and green no more. They are yellow and rose」と歌われており、「Blue」が青空や海、「green」が森林および自然環境全体を指すことは容易に想像がつきますが、「yellow」と「rose」が何の喩えなのかよく分かりません。砂漠の「yellow」との解釈は出来ますが、バラ色の「rose」は何を意味しているのでしょうか。

アルバムのテーマはJTが語るところによると、「暗闇から明るさ」、「再生と変容」だそうです。この「Boatman」での「I would forever run free(そうすれば俺は永遠に自由に走れるだろう)」という言葉も再生と変容をあらわしているのでしょう。
http://www.youtube.com/watch?v=8osv63yWTuo

アルバムの最後を飾る他愛ないラヴ・ソング、「Walking My Baby Back Home」。


ヒドゥン・ボーナス・トラックとして収録されていた「Hangnail」。
http://www.youtube.com/watch?v=WT-vNmMLNQk

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コメント

こんばんは。
良い曲ばかりの作品ですが
「目をお覚まし、スージー」って始まる七曲目の”アナザー・デイ”の
穏やかな響きがたまらなく好きです。
美男時代の若いヒリヒリするようなJTも素敵でしたが
すっかり髪の薄くなった温厚そうな彼は輪をかけて魅力的に感じます。
こちらの年齢も大いに関係がありそうですけど。
miracle-mule様、コメントありがとうございます。
おっしゃる通り、「Another day」の穏やかな響きが心地いいですね。「私の傍に君がいてくれるだけでいい。君の姿が傍で見えるだけでいい。」とシンプルな歌詞を歌うJTに引き込まれてしまいました。
帽子を被ってニヒルに微笑むJTも格好いいのですが、ありのままの彼の姿も素敵です。
UDOから来日情報が正式に発表されましたね。
15000円という価格は微妙ですがクレイグ・ダーギーの名前はないもののThe Sectionがバックをつとめるとなるとやはり見逃せないので武道館予約しちゃいました。
関西公演も行われると良いのですが。
このアルバムはジャケットのイメージもありますが今の時期の小春日和の休日にのんびり聴きたいですね。
Purple_Haze様、こちらにもコメントありがとうございます。
予想通りの高額チケットでした。年末を控えてとても工面がつきません。東京公演だけならあっさりと諦めがつくというものです。
昨年のキャロル・キングの大阪公演は空席が目立ちました。今のこのお二人で武道館を満員に出来るのかどうかいささか心配です。でも、お二人の音楽を十二分に堪能できる適切な会場ならば、S席が20,000円以上も取られるかもしれませんね。

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