好きな音楽のことについて語りたいと思います。

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The Beatles - I Me Mine

ビートルズのリマスターCDは相変わらず好調な売れ行きを示しているようです。一方で気になるのは数年前から話題に上ってはいつの間にか自然消滅している『LET IT BE』のDVD化の話。ポール・マッカートニーが発売に前向きな発言をし、既にフィルムのクリーニング作業や内容の構成をどうするかの最終段階に入っているとの報道があったもののその後の音沙汰がありません。
以前はレーザー・ディスクがリリースされていたことがありましたが、ごく短期間で市場から姿を消してしまいました。権利の一部を持っていたビートルズのビジネス・アドバイザーだったアラン・クライン氏がアップルに無断でゴー・サインを出して売られていたようで、アップル側の抗議により販売停止になったそうです。
アラン・クライン氏が今年の7月に逝去されて不謹慎ながらも障害がなくなったと思ったのですが、こういった場合は遺産相続者が権利を主張して複雑化することが多いと聞きました。また、映画の中でビートルズが歌ったカヴァー曲の著作権がクリアしていないとの話も小耳に挟んだことがあります。晴れて陽の目を見るまでにはますます紆余曲折があるかもしれませんね。

余談はさておき楽曲の紹介へ移ります。本日選んだお題はビートルズの「I Me Mine」。1970年にリリースされたアルバム『LET IT BE』に収録されていたジョージ・ハリスンの作品です。
リード・ヴォーカルはもちろんジョージ。ポール・マッカートニーがバック・ボーカルを担当していました。アルバム『LET IT BE』に収められたヴァージョンはトゥイッケナム・スタジオで行われた映画のセッションの時のものではなく、1970年1月3日にレコーディングされたテイクが元になっています。この時休暇中だったジョン・レノンの姿はなく、ジョージ、ポール、リンゴ・スターの3人がスタジオに集合して曲を完成させました。ワルツ風の3拍子で始まり、中間部で4拍子に変化。情感が込められたジョージの歌声が印象的です。

レット・イット・ビーレット・イット・ビー
(2009/09/09)
ザ・ビートルズ

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1. Two of Us
2. Dig a Pony
3. Across the Universe
4. I Me Mine
5. Dig It
6. Let It Be
7. Maggie Mae
8. I've Got a Feeling
9. One After 909
10. Long and Winding Road
11. For You Blue
12. Get Back



I ME MINE
朝から夜まで 俺が 俺に 俺のもの
一晩中ずっと 俺が 俺に 俺のもの
捨てるのを怖がるように
みんながたくらみ
いつも強引に振る舞う
耳に入って来る言葉は 俺が 俺に 俺のもの
泣いてる時でさえ 俺が 俺に 俺のものだとこればかり

誰もがもてあそぶことを怖がらず
誰もが遠慮なく口に出す
注がれるワインよりもふんだんに

生まれてから死ぬまで 俺が 俺に 俺のもの


映画『LET IT BE』の中で、演奏を巡ってポールとジョージが口論するシーンが映し出されていました。日頃ジョージに激しい態度で接するポールにあてつけて書かれたという説が取りざたされましたが、ジョージ曰く「自分を含めた人間のエゴを揶揄したたもの」であるとのこと。
前述しましたが、トゥイッケナム・スタジオでのセッションは言わばリハーサルのようなもので、完成品には程遠いと考えたビートルズは「I Me Mine」の再レコーディング行いました。アコースティック・ギターとオルガンがフィーチャーされたシンプルでタイトなバンド・スタイルが窺える楽曲として完成させたのです。しかし、最終的にはジョージ・マーティンに替わってプロデュースを担当したフィル・スペクターがオーケストラを追加。後半部分をリピートし、再編集して仕上げました。

こちらは映画『LET IT BE』の映像から。ここでもジョンは小野洋子さんと仲良く踊ってばかりでセッションには加わっていませんね。


続いては『ANTHOLOGY 3』に収録されていたストリングスの入っていないオリジナル・ヴァージョン。解散直前にレコーディングされたのにジョージとポールの息がぴったりと合っていて、とても人間関係が破綻していたとは思えません。やはり解散は別の理由が強かったのだと信じたいものです。


最後はリマスターCDと同時期に発売された音楽ゲーム「The Beatles : Rock Band」からの映像でお楽しみ下さい。


アンソロジー(3)アンソロジー(3)
(1996/10/30)
ザ・ビートルズ

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コメント

ビートルズのアルバムはどれも好きですが、「Let it be」はスタジオの生臭さがあって好きな一枚です。それにビートルズのLPの中で最初に買ったのも「Let it be」でした。このアルバムのナンバーで一番のお気に入りが「I've Got a Feeling」です。
この曲に限らず私はシャウトモノが好きなので、まとめてカセットにダビングして車の中で一人絶叫してストレスを発散させていたものです。気持ちがいいったらありゃしない。そのときは、完全にポールになりきってました。

そうそう、この「I Me Mine」も渋い曲です。ジョージだってちゃーんとやっているんですよ。でもこの映像のジョージは気のせいかやはり、つまらなさそうに演奏してますね。もっと長生きしてほしかったです。

レベルの低いコメントばかりでごめんなさい。
トクベー&キーボー様、コメントありがとうございます。
当初『Get Back』というタイトルになるはずだった『Let It Be』は「原点に返れ」とばかりにオーバー・ダビングをしないポリシーでレコーディングされました。ところが、ジョージ・マーティンに替わってプロデュースの任に着いたフィル・スペクターがオーケストラやコーラスを独断で被せるなどのサウンド処理を施したためにビートルズ、ことにポール・マッカートニーの意図とは全く違ったものに仕上がってしまいます。でも、いくら手を加えられても生臭さのようなものが残っているところがビートルズの作ったオリジナリティの大きさなのかもしれません。
文中でも触れておりますが、ジョージ・ハリスンはポールと衝突して一時バンドを離れました。映画のスタジオであるトゥイッケナムは殺風景で寒かったために士気が上がらず、それらの悪条件が人間関係にも影響したようで、映像にも険悪な様子が映し出されています。
説得に応じてジョージがバンドに戻り、言わばホーム・グラウンドであるアップル・スタジオに移動した後は和気あいあいにレコーディングが行われたようですが、残念ながらそうしたシーンは映画ではあまり使われていませんでした。
 これまた、ご丁寧なレスありがとうございます。
そういうことだったのですね。いろいろ教えて頂き感謝です。
ありがとうございました。

このコメントに対するレスは不要ですからね。

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