好きな音楽のことについて語りたいと思います。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Craig Fuller Eric Kaz

一旦激減したアクセス数を回復させることは容易なことではなく、FAB4の力をお借りしても思うように行きません。そこで、今回は開き直って自分の好きなアーティストを遠慮なく取り上げさせてもらうことにしました。

さて、本日はカントリー・ロック・バンドのピュア・プレイリー・リーグで活躍したクレイグ・フラーとシンガー・ソング・ライターのエリック・カズがデュオを組み、1978年に発表したアルバム、「CRAIG FULLER ERIC KAZ」をご紹介します。

クレイグ・フラー/エリック・カズ(紙ジャケット仕様)クレイグ・フラー/エリック・カズ(紙ジャケット仕様)
(2007/09/19)
クレイグ・フラー/エリック・カズクレイグ・フラー

商品詳細を見る

1. Feel That Way Again
2. Cry Like A Rainstorm
3. You Take A Heart
4. Let The Fire Burn All Night
5. 'Til You Come Back
6. Annabella
7. The Ways Of A Woman
8. Fool For You
9. Restless Sea
10. Annabella (Reprise)

クレイグ・フラーはピュア・プレイリー・リーグのオリジナル・メンバーで、バンドのレパートリーの殆どを手掛けていました。ところが、1972年にセカンド・アルバム、『Bustin' Out』をリリースした後にバンドを離れます。一説には徴兵を拒否したために代替活動を命ぜられて音楽活動の中断を余儀なくされたという話を耳にしましたが、定かではありません。
一方のエリック・カズはリンダ・ロンシュタットやボニー・レイットが歌った「Love Has No Pride」(リビー・タイタスとの共作)の作者として知られ、自身もアトランティックから2枚のアルバムをリリースしてしていました。また、もともとはニューヨークのグリニッチ・ヴィレッジで活動していたキー・ボード奏者で、幾つかのバンドに加わったり、ハッピー&アーティー・トラウムと行動を共にしていたこともあります。
こんな経歴の二人の出会いはルー・リードマネージャーが仕掛人となってスティーヴ・カッツ(元ブルース・プロジェクト、元BS&T)、ダグ・ユール(元ヴェルヴェッド・アンダーグラウンド)らと共に行ったセッションの場だと言われています。豊富な経歴と独特の個性を持った4人は意気投合してアメリカン・フライヤーというバンドを結成し、ビートルズを手掛けたジョージ・マーティンをプロデューサーに迎えたアルバム『American Flyer』を1976年に発表して話題を集めました。しかし、大きな期待が寄せられたもののセールス的には芳しい成績を上げることが出来ず、翌1977年に『Spirit Of A Woman』を発表した後にバンドは消滅の道をたどります。

なお、アメリカン・フライヤーに関しては拙ブログとリンクを結んでいただいているPurple_Hazeさんのブログ「Blues Power」を参照していただければ幸いです。

そうした不運にもめげず、クレイグ・フラーとエリック・カズはデュオを組んで再びアルバムの制作に取り掛かりました。それが今回取り上げた『CRAIG FULLER ERIC KAZ』です。

それではアルバムの中から何曲か紹介します。まず、リンダ・ロンシュタットが1989年発表のアルバム、『Cry Like A Rainstorm, Howl Like The Wind』でカヴァーしていた「Cry Like A Rainstorm」。エリック・カズが書いた曲ですが、クレイグ・フラーがリード・ヴォーカルを取っていました。透明感に溢れた伸びのある優しい歌声が魅力的です。


エリック・カズ本人によるヴァージョンは1972年に発表された自身のアルバム『IF YOU'RE LONELY』の中に収録されています。少々か細い歌声ですが、バックの女性コーラスも手伝ってゴスペル的なフィーリングが表されていました。


こちらは前述のリンダ・ロンシュタットによるカヴァー・ヴァージョン。彼女の歌声にはしっとりとした大人の女性の艶っぽさが漂っているようです。ゴスペル風のコーラスが効果的に使われてスケールの大きな曲に仕上がっていました。


CRY LIKE A RAINSTORM
人生は容易いものではない 愛は永遠のものではない
人はただ苦難に耐え せわしなく動き続ける
私はハイウェイを降り 街の中に入って行った
私は気まぐれ 自由に旅して回る人
機嫌の良い時もあれば沈み込むときもある

どこに走れば良いのか
私がどのような罪を犯したというのか教えてくれないか
あなたが嵐のように泣き叫ぶ時
風のようにうめく時に
誰と一緒に出発し
どのように始めればいいのか教えてくれないか
あなたが嵐のように泣き叫ぶ時
風のようにうめく時に

思考は思い出の中に消え行く
思い出は私を解き放つ
すべての星が輝いても
私にはその光が見えないだろう

酷い寒さだし雨も降り続けている
街は土砂降りの中
私は気まぐれ 自由に旅して回る人
機嫌の良い時もあれば沈み込むときもある


人生の厳しさや恋愛の儚さといった現実の問題に突き当たり、悩みながらも答えを見つけ出せずにいる若者の心情が描かれています。こうした苦悩は誰もが青年期に経験する普遍的な事柄であるからこそ心に伝わって来るのでしょう。

続いて、クレイグ・フラーとエリック・カズの共作で、「Let The Fire Burn All Night」。リーランド・スクラー(ベース)、ラス・カンケル(ドラムス、パーカッション)、クレイグ・ダーギ(ピアノ)といったセクションの面々にダン・ダグモアー、スティーヴ・ルカサー(TOTO)といった腕達者のギタリストが絡み、J.D.サウザーがバック・ヴォーカルで参加しています。当時のウエスト・コースト・サウンドを表現するかの如く、ルーズな雰囲気が心地よく響きました。
なお、このアルバムに収録された「Feel That Way Again」、「'Til You Come Back」にはリア・カンケル、「Fool For You」にはマイケル・マクドナルド、「Restless Sea」にはレオ・セイヤーらがバック・ボーカルで参加しています。



もう1曲お聴きください。エリック・カズのヴォーカルによる「The Ways Of A Woman」。自身の弾くピアノで始まり、流麗で躍動感のあるストリングス、控えめなダン・ダグモアーによるスティール・ギターが効果的に使われていました。歌詞の中で「近頃じゃ女が自由になるのが流行だが、でも俺はこんなにずっと恋人のことで心を痛めているのさ」と歌われる部分が切なく、また、1970年代から80年代の社会背景を映し出しているように思えます。



1988年、クレイグ・フラーはローウェル・ジョージの後任としてリトル・フィートに加入しましたが、93年に脱退し、近年は古巣のピュア・プレイリー・リーグに復帰して活躍中。かたやエリック・カズは2002年にサード・アルバム『1000 years of sorrow』を発表し、現在もマイ・ペースでソロ活動を続けています。

スポンサーサイト

コメント

毎度、今晩は♪
今回のクレイグ・フラー/エリック・カズ、初めて聴きましたがメチャメチャええんとちゃいますか?
私の好きなリンダ・ロンシュタッドも出ているし。

Backstreetsさん程の詳細な記事は他になく、素晴らしいと思いますよ!
アクセスなんか全然考えずに、ガンガン更新したらいいと思います。それ程の内容なんですから。

ちなみに、私が初めて書いた『ジム・クロウチ』の記事なんかは、本当にしょうもないのに、何気なく見たら、1000クリック超えてました。ジム・クロウチのファンがいてくれて嬉しい!

アクセスなんかにとらわれずに、書いて下さい。
そんな記事に、ぴったりはまる人はいっぱいいると思いますよ!



気にしだしたら
記述できませんよ
ご自分の持っておられる
知識の
公開の場ですから
閲覧者と共有できれそれでよしとしておりますが♪

God bless you...
私の知らないミュージシャンですが、どれもいいですねー。
こういう感じ好きです。
気に入りました。
感謝。
Toshinosuke様、コメントありがとうございます。
エリック・カズは東部のアーティストですが、バックを受け持つミュージシャンの顔ぶれを考慮すると、ウエスト・コースト・サウンドの良心が表現されたと言えるようなアルバムだったと思います。
ジム・クロウチの記事で1,000もアクセスがあるとは実に羨ましい。私のブログはビートルズ特需で80を越えた日があったのが最高で、一日平均は30といったところです。
Azumi様、コメントありがとうございます。
アクセス数を気にしないように心掛けているのですが、あまりに少ないと張り合いが抜けてしまうものです。ただ、好き勝手を書いているので未だに炎上しないだけでも良いのかもしれません。
トクベー&キーボー様、コメントありがとうございます。
気に入っていただけて幸いです。
エリック・カズが書く歌詞には現実の問題や矛盾に直面して悩む青年の心情が常に描かれていました。日本では知名度が低いアーティストですが熱烈なるファンは数多くおられるようで、そうした普遍的なものを独自の視点で見つめるところに人々の共感が寄せられるのでしょう。
今晩は♪
私のジム・クロウチの記事は、当然1日に1000クリックある訳がなく、2年半の通算でです。
そんな内容ではありませんからね・・・

やっぱり、この世にいない人なので、検索から訪問してくれる人が多い様です。

Toshinosuke様、再びコメントありがとうございます。
そうですか。でも、2年半で1,000というのもなかなか凄い数字ですね。今後は検索に引っ掛かるように心掛けねばなりません。
こんばんは。相変わらずシブい記事ですね。とても勉強になります。
知識を豊富に持たれているBackstreetsさんがアクセス数を気にされているとは意外な感じもしました。ブログはこのアクセス数に目が行ってしまうとブログ本来の意味合い(個人の意見の主張の場)が薄れていってしまうと考えてます。確かに張り合いのひとつにはなるのですが…。Backstreetsさん程のお方のブログは、気長に綴られていけば、きっと結構な数のアクセスになると思いますよ。
ちなみに拙ブログは1日平均250位ですが、ブログを初めて1年目くらいはそれくらいだったと思います。
今後の記事に益々期待してます。
240様、ご心配いただきありがとうございます。
アクセス数を気にしないように心掛けているのですが、訪問者が少ないままだと自分の記事は面白みに欠けるので受け入れられないのではと思えてしまう時があります。
また、他人の目を気にせず好き勝手なことを書いているとだんだん過激な発言が混じりたんなる独白に終わってしまうような気がしてなりません。
つたないブログですが、よりいっそうの充実を図るよう努力を致しますので今後とも宜しくお願い申し上げます。
ご紹介ありがとうございます。
このCDちょっと油断していたら何時の間にか高値が付いちゃいました。
やっぱ買える時に買っておかないととは思うのですがなかなか財布の方が・・・。
でもおかげ様で試聴する事が出来ました。
3曲とも良いですね。
CRY LIKE A RAINSTORMのクレイグ・フラー・ヴァージョンもすごく良い感じです。
Purple_Haze様、コメントありがとうございます。
ちょっと前までAmazonでも在庫ありの表示がありましたね。今ではSONYの通販サイトでも「SOLD OUT」になりました。
金に糸目を付けずにCDやDVDを買える身分になりたいものです。
このアルバムはどの曲も素晴らしい出来なので取捨選択に迷いました。全曲をアップするわけには行きません。deezerの具合が悪くなって現在はdivShareを利用していますが、来年当たり法律が厳格になるという話があり、楽曲をブログに貼付ける行為が全面的に禁止されるかもしれませんね。
Backstreetsさんの気持ち、よく分かります。ブログを続けていて、小生も何度もう止めようと思ったことか、続けていくには、私も自分の好きなことを書くしかないと思ってから、続くようになりました。
いつも拝見していますが、ほんと、Backstreetsさんの記事には、いつもすごいと思って見ています。
それにいつも好きな曲を紹介してくれるので、これからも頑張って欲しいと思います。
takaboh様、励ましのお言葉ありがとうございます。
アクセス数を気にせずに好きなことを書こうとしても、稚拙な内容のまま納得がいかずに終わってしまうのが常です。
つたないブログですが、よりいっそうの充実を図るために努力をして行く所存ですので、今後とも宜しくお願い申し上げます。

コメントの投稿

URL
コメント

パスワード
秘密
管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL : http://shadowdream25.blog105.fc2.com/tb.php/129-191e75c1
<< Rita Coolidge | TOP | The Beatles - Martha My Dear >>
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。