好きな音楽のことについて語りたいと思います。

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Rick Roberts - Colorado

1960年代の後半のロック・シーンにおいて、ザ・バーズやザ・フライング・ブリトウ・ブラザーズなどの活躍によってカントリー・ロックというカテゴリーが確立しました。保守的なイメージの強いカントリー・ミュージックと反抗や異議申し立ての臭いのするロック・ミュージックの融合は当時の聴衆には画期的なこととして捉えられたようです。
カントリー・ロックはたんにロックとカントリーだけの融合ではなく、トラディショナル・フォーク、ブルース、R&Bなどの要素が含まれています。そうした60年代のカントリー・ロックには泥臭さが醸し出された面が窺えましたが、1970年代に入ると当初の泥臭さが次第に洗練されて行き、明るく爽やかな雰囲気が漂う曲が中心となりました。
ザ・フライング・ブリトウ・ブラザーズはザ・バーズを脱退したグラム・パーソンズとクリス・ヒルマンが中心となって1969年に結成されました。2枚のアルバムを発表し、ザ・ローリング・ストーンズから「Wild Horses」という曲を贈られるなど順調な活動を進めていたのですが、グラム・パーソンズが脱退。彼の後任として加入したのが今回取り上げた「Colorado」の作者リック・ロバーツです。
リック・ロバーツはフロリダで生まれ、転居を繰り返した後にコロラドに落ち着き、ロック・アーティストになることを夢見ながら南カリフォルニアの大学に進学するためにL.A.に出てくるまでコロラドの地で生活していました。そして、バーズのアルバム『Untitled』のバック・ヴォーカルに参加するなどの下積みを送りながら楽曲を書きためていたところをクリス・ヒルマンに見いだされてフライング・ブリトウに加入することになったのです。この「Colorado」は1971年に発表された通算3枚目のアルバム『The Flying Burrito Brothers』に収録されています。
リック・ロバーツは通算4枚目のアルバム『Last Of The Red Hot Burritos』を最後にバンドを離れ、ソロ活動を始めます。ソロとして2枚のアルバムを発表後は1975年に元バーズのドラマーでフライング・ブリトウ時代の同僚でもあったマイケル・クラークらとファイアーフォールを結成。カントリー・ロックを基調にAOR的な味付けをしたポップなサウンドで成功を収めました。
この「Colorado」は立身出世を夢見てコロラドから都会に出て来た男が、夢破れて望郷の念に駆られるという内容です。青年期に多くの人が経験するであろう普遍的なテーマでありますが、1971年という年代を考慮すると以前に取り上げた「Take It Easy」や「Hotel California」同様、カウンター・カルチャーの失敗と挫折を象徴しているかのようにも思えました。

Hey、コロラド
そんなに前のことじゃない
自分自身で生きようと
俺はコロラドの山を後にしたのさ
あのレースはもう終わったんだ
ペースが早すぎてついて行けなかったんだよ
俺が帰る場所は分かっている
コロラド、家に帰りたい


女がいたんだ
だが俺は彼女を遠くはなれた場所に置いて来た
もっと愛せば良かったのに
もっと時間さえあったらな
でも俺は道に立ち止まった
言うことがあったから
ああ、本当はここにいたいんだよ
だけどなぁ、行かなくちゃならないのさ


自分が何をしたかを理解するには
あまりにも若すぎた
計画を立てたけど
俺は間違っていた、間違っていたんだ
Hey コロラド
思い直すには遅すぎたのか
考えていたんだ
答えを見つけようと必死だったんだ
ああ、家に帰る道
ああ、俺は長い間一人きりだった
みんな自分を大切にしくれよな
コロラド、俺は帰ろうと思う


まずは美しいコロラドの風景を眺めながらリックの優しいハイトーン・ヴォイスを堪能してください。


いつ頃のライヴかよく分かりませんが、かなり恰幅が良くなっています。


この人もカヴァーしていました。いつ見てもリンダ・ロンシュタットはとてもキュートでチャーミングですね。1973年発表の『Don't Cry Now』に収録されています。

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コメント

先日はコメントどうもでした

Flying Burrito...と言えばスニーキー・ピートのスティールギター良かったです
彼ももう亡くなったんですね。。。
それにしてもリックのボーカルはこういう曲にぴったりですね
紫様、コメントありがとうございました。
次々と大好きなアーティストの方々が天に召されて行き、本当に残念で寂しい限りです。
リック・ロバーツも最近の消息がよく分かりません。良い曲を作る才能があり、優しい歌声を持った方です。J.D.が新作を出し、ネッド・ドヒニーも復帰への機が熟したとの知らせを聞きました。リックに再び脚光を浴びるようなことが起これば良いのですが。

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