好きな音楽のことについて語りたいと思います。

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The Beatles - She's Leaving Home

ビートルズのリマスター盤発売まであと4日、もうすぐBOXに入ったFAB4のお姿を拝むことができると思うと居ても立ってもいられません。そこで、またかと思われますが今回の記事はビートルズ。お題は1967年に発表された『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』の中の1曲、「She's Leaving Home」です。

サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンドサージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド
(2009/09/09)
ザ・ビートルズ

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1. Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band
2. With a Little Help from My Friends
3. Lucy in the Sky With Diamonds
4. Getting Better
5. Fixing a Hole
6. She's Leaving Home
7. Being for the Benefit of Mr. Kite!
8. Within You Without You
9. When I'm Sixty-Four
10. Lovely Rita
11. Good Morning Good Morning
12. Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)
13. A Day in the Life

主にポール・マッカートニーが歌詞とメロディを作った「She's Leaving Home」。新聞に掲載された家出少女の記事をもとにこの曲は創作されたと言われています。コーラス部分はジョン・レノンも手伝い、彼は叔母のミミがよく口にしていた言葉を使いました。
イントロとエンディングに使われたハープの音色とオーケストラによるストリングスが印象的な曲です。アレンジはジョージ・マーティンではなくマイク・リーンダが担当していました。ジョージ・マーティンはシラ・ブラックの録音に手間取っていたため間に合わず、じれたポールがマイク・リーンダに依頼したそうです。なお、ジョージ・ハリスンとリンゴ・スターは演奏に参加していません。


SHE'S LEAVING HOME
水曜の朝5時 夜が明けるとともに
寝室のドアを静かに閉めて
理解してもらえることを祈った書き置きを残し
彼女はハンカチを握りしめ
階段を下りて台所へ
裏口の鍵をそっと開けて
表に足を踏み出し彼女は自由の身

彼女は(我々の人生のほとんどを捧げてきたのに)
出て行く(我々の人生を犠牲にしてまで可愛がったのに)
家を(お金で買えるものは何でも与えたのに)
彼女は家を出て行く(さようなら)
ずっと長い間 孤独を味わった家を

父親がいびきをかいている傍らで妻はガウンに袖を通す
そこに置かれた手紙を拾い上げると
階段の上に一人立ちつくし
彼女は泣き崩れて夫のもとへ
「あなた あの子が行ってしまったのよ
何故こんな思慮のないことを私たちにするんでしょう
どうしてこんなひどい仕打ちをするのかしら」

彼女は(我々は自分たちのことなど考えなかった)
出て行く(あの子のことばかり考えてきた)
家を(我々は一所懸命に働いていただけ)
彼女は家を出て行く(さようなら)
ずっと長い間孤独を味わっていた家を

金曜の朝9時 彼女はもう遥か彼方
彼女との約束の場所で待つ
自動車販売会社の男と会うために

彼女は(我々は間違ったことをしたのか)
得ている(我々は過ちに気づかなかったのか)
楽しみを(楽しみはお金で買えないもののひとつ)
それはずっと長い間許されなかった心の内側の望み
彼女は家を出て行く(さようなら)


歌の中の世界であるのでこうした「大人の世界への第一歩」のようなことも美しい話と捉えられがちですが、現実はどうなんでしょうか。両親を裏切った生き方をして幸せが続くとは限りません。決してポールも彼女の行動に賛同しながら歌詞を書いたのではないでしょう。個人的にはこの女性がその後どのような人生を送ったのか興味が尽きないところです。
でも、なんだかんだ言ってもこの歌が素敵なビートルズ・ナンバーであることには変わりがありません。設定を少し置き換えて、かつての恋人のことなど思いながら聴いているとさらに切なくなります。但し、実際ここまでスリリングな経験はございませんが・・・。

最後のVerseの
Waiting to keep the appointment she made
Meeting a man from the motor trade
は車を手に入れるために自動車販売店のセールスマンと事前に約束していたのか、自動車販売店に勤める恋人と駆け落ちをするために約束の場所に向かったのかよく分かりませんでした。ところが最近、拙ブログとリンクを結んでいただいているJUN LEMONさんのブログ「BEATLES ビートルズ '69 ☆Abbey Road 40周年☆」の記事にこの歌のモデルになった女性の情報が書かれているのが目にとまりました。記事によると、その女性であるメラニー・コウは「自動車販売会社の男と駆け落ちする話だったから自分のことと気がつかなかった。よく自分の家と状況が似ていると思っていた」との趣旨を述べ、「家出することで、結局自由にはなれなかった。もっといい方法があったと思う」と語ったそうです。また、彼女は18歳で結婚し、その後離婚。現在は再婚してアメリカに住んでいるとのことでした。これで積年の悩みが一気に解決しましたので、この場を借りてJUN LEMONさんに感謝の言葉を申し上げる次第です。

2002年の The U.S. Tour から。ポールが「She's Leaving Home」をステージで歌ったのはこのツアーが初めてだそうです。


こちらは2003年に行われたロシアの「赤の広場」においてのライヴ映像です。


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コメント

Backstreetsさん、今晩は!

私の3年も前の記事を引用してくださって、ありがとうございました。
この曲は、当時教員の仕事で、「今の生徒と親の関係はどうなのだろうか。果たしてうまくいっているのだろうか」と心配していた頃に聴きなおし、色々情報を調べて書いてみたものです。
個人的にも好きな曲で、モノのこの曲はピッチが少々速く、ポールのボーカルが語りかけるような感じで好きです。あと3日でそのCDが聴けるわけですね。
赤の広場でのライブなんて知りませんでした。
時代h変わったのですね。
JUN LEMON様、コメントありがとうございます。
おかげで長年の悩みが解決しました。あらためてお礼を申し上げます。
ただ単語を訳し、文脈を追っているだけではなかなか本当の意味が分からないものですね。情報を集めることのみならず、社会背景や対象となるアーテイストの生き方まで鑑み、想像力を働かせ理解力を深める必要があると痛切に感じました。
リマスター盤がどのように仕上げられているかが楽しみであるとともに不安もあります。例えばモノラル・ヴァージョンの「She's Leaving Home」のピッチや「I'm Looking Through You」のフェイド・アウトがステレオ・ヴァージョンに合わせられていたりして。まさか、いくらなんでもそんなことはないか・・・。
ステレオ盤のCDはもちろん、モノラルで発売された初期4枚のCDやアナログ盤LPと今度のリマスター盤を聴き比べて大きく期待を裏切る結果にならないことを望む次第です。
ミキタカ08様、コメントありがとうございます。
赤の広場のライヴは2005年頃にワーナーからDVDで発売されています。その前にブートレグが出回っていた憶えがありますし、NHKかCSで放送もされました。
あの国の文化は大きく変わったようですね。
夏の旅行ですっかり貧乏になり見送るつもりでいたのですが
Amazonで価格表示が消えたのを目にしたら
大人の分別も吹っ飛びました。
浪費のツケの心配は後回しにして今はわくわくしています。
この曲は「第二次世界大戦」のサントラではブライアン・フェリーが歌っていて
そちらもしつこいくらいに聴きました。
彼が歌うと歌詞の大意を離れて不倫の歌に聴こえるのが不思議でした。
miracle-mule様、コメントありがとうございます。
ビートルズの4人が繰り出すマジックのもとでは大人の分別など通用しません。後のことを考えずに思慮なき行動に走り困ったものです。あと1日で感動と懐の寂しさを同時に味わうことになります。
おっしゃる通り、ブライアン・フェリーが歌うと不倫の雰囲気が漂いますね。そして、さらにまた別の禁断の香りも・・・。

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