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Bob Dylan & Grateful Dead - DYLAN & THE DEAD

拙ブログとリンクを結んでいただいているPurple_Hazeさんのブログ、「Blues Power」でボブ・ディランがザ・バンドをバックに従えて1974年に発表したライヴ『Before The Flood』が記事にされていたのに触発され、今回はディランがグレイトフル・デッドと共演した『DYLAN & THE DEAD』を取り上げることにします。ディランとデッドが組んでコンサートが行われたのは1987年のデッドの全米ツアー中のことで、6ヵ所のみ「Alone & Together」と銘打って、ディランのバックをデッドが務めるという企画が挟まれました。このライヴ盤はその中から選ばれた7曲を収めたものです。デッドはかなり以前から自分たちのコンサートでディランのナンバーを取り上げて演奏することが多く、両者の共演はある意味必然的だったのかもしれません。

Dylan & the DeadDylan & the Dead
(1994/04/14)
Dylan & the Dead

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1. Slow Train
2. I Want You
3. Gotta Serve Somebody
4. Queen Jane Approximately
5. Joey
6. All Along the Watchtower
7. Knockin' on Heaven's Door

アルバム発表当時は酷評され、デッドのメンバーもディランのやる気のなさに愛想を尽かしたとの記事もありました。リラックスして透明感が漂うデッドの演奏とディランのルーズなヴォーカルが醸し出す雰囲気がなかなか調和しているように思えるのですが、盲目的なディラン信者ではない評論家の先生方の冷静な眼差しは厳しいものです。

YouTubeには映像が幾つか残っているので、それらを使ってアルバムの楽曲を紹介して行きます。まず、気合いの入ったディランが力強く歌い、デッドがタイトに演奏する「Slow Train」。1979年発表の『Slow Train Coming』に収録されていた曲で、プロテスト色が濃いためかあまりステージで披露されることがなかった曲です。


続いては1965年のアルバム『Highway 61 Revisited』より、「Queen Jane Approximately」。この曲がコンサートで歌われたのはデッドとの共演が初めてとのことです。ボブ・ワイアーの味のあるコーラスとジェリー・ガルシアのリード・ギターの澄んだ音色が心地よい雰囲気を漂わせていました。


1976年1月に発表された『Desire』からは「Joey」。この歌もこれまでステージでは歌われなかった曲です。ブルックリンで活動した殺し屋、ジョセフ・ジョーイ・ギャロの一生をテーマにしていたこともその理由の一つだったのかもしれません。


1967年12月に発表された『John Wesley Harding』からは「All Along The Watchtower」。デイヴ・メイソン(1974年発表の『Dave Mason』に収録)、バーバラ・キース(1973年発表の『Barbara』Keith』に収録)、ジミ・ヘンドリックス(1968年発表の『Electric Ladyland』収録)、U2(1988年発表の『Rattle And Hum』に収録)などカヴァーは枚挙に暇がありません。ディランのコンサートでは必ずと言っていいほど歌われる曲で、ジミ・ヘンドリックスを意識したかのようなハード・ロックのアレンジが施されることが多いようです。


ALL ALONG THE WATCHTOWER
「ここから抜け出す道があるはずだ」と
道化師が泥棒に言った
「あまりにもこんがらがってて息をつく暇もない
商人たちは俺のワインを飲み
農夫たちは俺の土地を掘り返す
連中は誰一人としてまったくそのことの価値を知らない」

「興奮することはないさ」と泥棒は優しく言った
「人生なんて冗談に過ぎないなんて思っている奴が大勢いる
でも、おまえと俺はそんなことは身に沁みてよく分かっているし
これは運命でもない
だからもう戯言を言うのはよそうぜ 
夜も更けてきた」

見張り塔からずっと 王子たちがその光景を見続けていた
女たちが出たり入ったりする間
裸足の召使いたちも行ったり来たりした

遥か彼方で山猫が唸り
馬に乗った二人の男が近づき
風が吠え始めた


アルバムには収められなかった曲も幾つか紹介しておきます。まず、『Bob Dylan's Greatest Hits Volume 2』(1971年発表)に収録されていたラヴ・ソング、「Tomorrow Is A long time」。この曲もエルヴィス・プレスリー(1966年発表の『Spinout』に収録)、ロッド・ステュワート(1971年発表の『Every Picture Tells A Story』に収録)、サンディ・デニー(1972年発表の『Sandy』に収録)など多数のアーティストにカヴァーされていました。


続いて「It All Over Now, Baby Blue」。1965年リリースの『Bringing It All Back Home』に収録されており、こちらもカヴァー・ヴァージョンが星の数ほど存在します。中でも、ザ・バーズのヴァージョン(1969年発表の『The Ballad Of Easy Rider』に収録)が秀逸でした。


グレイトフル・デッドが1973年から90年にかけてステージで演奏したディラン・ナンバーを集めたアルバムです。下記の「All Along The Watchtower」のカヴァーはディランを彷彿させるボブ・ワイアーのヴォーカル、ジェリー・ガルシアの風貌とは裏腹の叙情感溢れるリード・ギターが独特の雰囲気を表していました。あまりにも有名なジミ・ヘンドリックスのヴァージョンに比べて決して劣らないと思っているのは私だけでしょうか。
Postcards of the Hanging: The Grateful Dead Perform the Songs of Bob DylanPostcards of the Hanging: The Grateful Dead Perform the Songs of Bob Dylan
(2005/02/14)
Grateful Dead

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コメント

ありがとうございますm(__)m
このLiveは聴いた事がありませんでした。
いかにもデッドらしいサウンドにディランの歌がすごく合ってるように思えたのですが発売当時は酷評されたんですね。
(ALL ALONG THE WATCHTOWERの演奏はかなりハードですが)
いずれにせよディランは誰とどんなスタイルでやってもひたすら我が道を貫くって感じですね。
Purple_Haze様、コメントありがとうございます。
毎度ネタ探しに困っているところ、貴重なサジェスチョンを与えていただいたようでこちらこそ感謝している次第です。
ボブ・ディランとグレイトフル・デッドは相性よく息もぴったり合っていると思うのですが、ルーズに歌うディランに覇気がないと感じた人も少なくなかったようです。
ディランは1986年から87年にかけてはトム・ペティ&ザ・ハートブレーカーズと共演ツアーを行い、来日もしています。余裕のディランに対して緊張しながらも嬉しくてたまらないトム・ペティらの姿が伝わってくるステージでした。歌い方のみならずキーやテンポも思うままに変えるディランにグレイトフル・デッドは難なく処理している様子が窺えますが、ザ・ハートブレーカーズの面々はとても苦労していたようです。
ディランのように難儀な人のバックを受け持つことになったら、Purple_Hazeさんならどう対処されますか。

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