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The Beach Boys - RARITIES

240さんのブログ「音楽の杜」で、「Stars On 45」が1981年頃にヒットさせたビートルズのカヴァー・メドレーが記事にされていました。当時、声のそっくりさんが歌うビートルズのカヴァーに興味がそそられ、さすがにレコードを購入するには至りませんでしたが、FMラジオからしっかりエア・チェックさせてもらってよく聴いたものです。
240さんのその記事の末尾ではビーチ・ボーイズが自らの楽曲をメドレー形式に編集してリリースしたことにも言及され、そういえばそのようなレア物ばかりを集めたアルバムを所有していたことを思い出しました。というわけで、今回はビーチ・ボーイズが1983年に発表したレア・ヴァージョン集、『RARITIES』を取り上げます。

この『RARITIES』が発売された時期はちょうどビートルズも『RARETIES』(CD化の際は再編集し『Past Masters』とタイトルを変えてリリース)を発表して好評を博していたので、便乗するかのように企画された代物だったようです。前述のメドレーはもともとアナログ時代のLPには収められていなかったのですが、1993年のCD化の際に収録されました。

レアリティーズ&ビーチ・ボーイズ・メドレーレアリティーズ&ビーチ・ボーイズ・メドレー
(1997/10/16)
ザ・ビーチ・ボーイズ

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1. With a Little Help from My Friends
2. The Letter
3. I Was Made to Love Her
4. You're Welcome
5. The Lord's Prayer
6. Bluebirds over the Mountain
7. Celebrate the News
8. Good Vibrations
9. Land Ahoy
10. In My Room [German Version]
11. Cottonfields
12. All I Want to Do
13. Auld Lang Syne
14. Medley: Good Vibrations/Help Me, Rhonda/I Get Around/Little Deuce Coupe/Little Honda/Hawaii/409/Noble Surfer/Dance, Dance, Dance/Shut Down/Surfin' Safari/Barbara Ann/Surfin' U.S.A./Fun, Fun, Fun
15. Medley: Surfer Girl/Girls on the Beach/Ballad of Ole' Betsy/We'll Run Away/Caroline No/The Surfer Moon/In my Room
16. Beach Boys Medley: Good Vibrations/Help Me, Rhonda/I Get Around/Shut Down/Surfin' Safari/Barbara Ann/Surfin' U.S.A./Fun, Fun, Fun

YouTubeにはこのアルバムからの音源が多数存在しているようなので、早速何曲か紹介して行きます。まず、オープニング・ナンバーはビートルズの「With a Little Help from My Friends」のカヴァー。1967年のアルバム『Wild Honey』のセッションの際にレコーディングされた未発表曲です。リード・ヴォーカルはブルース・ジョンストンが担当。ビーチ・ボーイズにはもっとビートルズの楽曲を録音してほしかったものです。ちなみにビートルズのオリジナルは1967年発表の『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』に収録。


続いては「The Letter(あの娘のレター)」。1967年のホノルル公演のリハーサルの際に
録音されたもののようです。白人R&Bバンド、ザ・ボックス・トップスが1967年に放った全米1位の大ヒット・ナンバーのカヴァー。当初はアルバム『Wild Honey』に収録される予定でした。リード・ヴォーカルはブライアン・ウィルソンです。


次は『Wild Honey』収録曲の「I Was Made To Love Her」の別ヴァージョンです。1997年に全米2位まで上昇したスティーヴィ・ワンダーの作品のカヴァー。アカペラで歌われるパートが興味深いところ。リード・ヴォーカルはカール・ウィルソン。


1963年12月にリリースされたクリスマス・シングル、「Little Saint Nick」のB面に収められた賛美歌。オリジナル・アルバム未収録曲。心が洗われるようなアカペラが印象的です。


1966年10月にリリースされて全米1位に輝いた「Good Vibrations」(1967年発表の『Smiley Smile』に収録)の別ヴァージョン。通常のヴァージョンとは展開が少々異なり、コーラスもソウルフルです。歌詞はだいぶ省略されていました。


GOOD VIBRATIONS
俺は素敵な波動を感じる
彼女が刺激をくれる

この愛すべき素敵な波動を大事にしたい
彼女とともに起きる出来事


1963年10月にリリースされ、全米23位まで上昇した「In My Room」(1963年発表の『Surfer Girl』に収録)のドイツ語ヴァージョン。ビートルズの「I Want To Hold Your Hand」や「She Loves You」のドイツ語ヴァージョンが話題になっていた64年3月にヴォーカルだけを再レコーディングしたものです。ビーチ・ボーイズ本人たちがビートルズをどれだけ意識していたのかはよく分かりません。同系列であるレコード会社の戦略も働いているのか、初期のビーチボーイズはビートルズと比較されることが多かったようです。


C.C.R.でもお馴染みのスタンダード・ナンバー「Cotton Fields」。1969年のアルバム『20/20』収録のヴァージョンと比べるとペダル・スティール・ギターがフィーチャーされ、コーラスが派手め。1970年4月にシングルとしてリリースされ、アメリカでは不発に終わったもののイギリスのチャートでは5位まで上昇しました。リード・ヴォーカルはアル・ジャーディン。


ちなみに20/20のヴァージョン。


あまりにも有名なスコットランド民謡「Auld Lang Syne(蛍の光)」です。1964年10月にリリースされた『Christmas Album』収録のヴァージョンからでデニス・ウィルソンのナレーションを抜いたもの。彼らのアカペラをじっくり堪能できます。


AULD LANG SYNE
懐かしい友のことなど忘れてしまえるものなのか
二度と思い出さなくなるだろうか
懐かしい友のことを忘れてしまえるものなのか
遠いあの日々のことまでも

我が親愛なる友よ 遠いあの日々のために
遠いあの日々のために
遠いあの日々のために
懐かしい友を忘れるかもしれない
遠いあの日々のことまでも


Auld Lang Syneはスコットランドの言葉ではOld Long Sinceの意味らしく、つまりOld Long Ago(遠い昔)というふうに訳すのが適切と思われます。

これで本日は閉店したい気分に陥り、肝心のメドレーのほうの紹介を忘れてしまいそうです。さて、記事の冒頭で述べたように、歌マネさんたちによるスターズ・オン45はビートルズに限らずABBA、ローリング・ストーンズ、カーペンターズのスーパー・スターたちのヴァージョンも次々とリリースして好評を博しました。当然の如くビーチ・ボーイズ盤もリリースされましたが、物真似屋さんたちに負けじとならずと思ったのか、本家ビーチ・ボーイズもオリジナル・テイクをメドレー形式に編集して発表します。シングル・ヴァージョンは1981年に全米12位まで上昇しました。今回はシングルより少々尺の長い「アップ・テンポ・ヴァージョン」と「バラード・ヴァージョン」をお聴きください。





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コメント

こんばんは^^
「グッド・バイブレーション」、テルミンが使われているやつですね。
ビートルズの曲もカバーしてるんですね。
「リトル・セイント・ニック」、去年クリスマスの買い物にデパートに行ったらかかっていたんですよ・・・。ワム!の「ラスト・クリスマス」やマライヤ・キャリーの「恋人達のクリスマス」に混じって^^;
Auld Lang Syneってそうなんですかー。知りませんでした。
メドレーもあるんですね。カーペンターズは「ファン・ファン・ファン」をNow&Thenの中でカバーしてますよね。「リトル・ホンダ」もかっこいいですよねー。オリジナルはホンデルズですね。似ても似つかないグループ名です(笑)
saya様、コメントありがとうございます。
ビーチ・ボーイズの「Good Vibrations」は7ヵ月もの期間、90時間以上の録音テープを要して作られ、完成したものだけでも11ヴァージョンもあるそうです。
ビーチ・ボーイズのハーモニーやコーラス・ワークはジャズやドゥワップの影響を受けていると思われますが、賛美歌も重要なルーツのひとつでしょう。
カーペンターズが『Now&Then』の中で「Fun, Fun, Fun」をカヴァーしたメドレー、「The End Of The World」、「Johnny Angel」、「One Fine Day」も素敵でしたね。
 ビートルズやストーンズなどに劣らず、ビーチ・ボーイズにも、
 マニアな方々がたくさんいますが、この中途半端な内容なアルバム(?)に、
 この方々には、この作品はイマイチだった記憶があります。
 私は、彼らに関しては、全然マニアじゃないんですが、
 もう廃盤になってしまったCAPITOLの2in1シリーズのボートラの充実度は、
 凄くいい内容でした。 書き出すとキリがないんですが、「Surfer/Shut Vol.2」では、
 達郎さんがカバーした“I Do”とか、「Today/Days」での“Graduation Day”のスタジオ・バージョン
 などなど、 こっちをまとめて欲しかったと思ったものでした。
 長々と失礼しました。
たか兄様、コメントありがとうございます。
未発表曲やアルバム未収録曲が収録されているのは有り難いのですが、レア・トラックス集はどうしても散漫な印象になる傾向がありますね。
ビーチ・ボーイズのオリジナル・アルバムに関しては拙ブログとリンクを結んでいただいている方々を始め卓越した人々が素晴らしい記事を書かれており、私のような修行不足の者では太刀打ちできません。こうした珍品でお茶を濁すのが関の山です。
このようなつたないブログですが、今後とも宜しくお願い申し上げます。
ひえー!!
アマゾンをのぞいたら、
7000円以上も!
どうして、そんなに高いのでしょう?
ミキタカ08様、コメントありがとうございます。
たぶんこのアルバムでしか聴けない曲があるからプレ値が付いているのだと思います。
Amazonの中古価格はあくまでも出品者の希望価格なので、販売店では少々事情が違うかもしれません。ひょっとしたらブック・オフの150円の棚のところに・・・。いくら何でもそれはないでしょうね。
その昔、ビーチ・ボーイズだけ見られませんでした。ファイアーフォール、ハートに続いてビーチ・ボーイズのみ残すところで大雨によるおもわぬアクシデントのため・・中止。

japan jam(79年伏見桃山キャッスルランド)での私のビーチ・ボーイズの思い出です。

(お目当てはファイアーフォールでしたけど)

スナジイー様、コメントありがとうございました。
私もそのコンサートに行きました。ビーチ・ボーイズの姿を一目拝みたい一心で出かけたのに思いもよらぬ大雨。残念な結果に終わり、暫く会場を後にする気になれなかったのを憶えています。あまり興味はなかったのですが、今やチケットを取ることが困難と言われるアーティストになったサザン・オールスターズの初期のステージが観られただけでも良しとして納得するしかないようです。
このようなつたないブログですが、今後とも宜しくお願い申し上げます。
おはようございます。
スターズオンの記事を書いていたとき、ホントは大好きなビーチボーイズのメドレーについても言及したかったのですが、時間もなく、割愛してしまいました。代わりに書いて頂き有り難うございます(笑)。
久しぶりに彼等のメドレー、聴かせていただきました。アップバージョンとバラードバージョンがあったんですね。
晩夏には彼等のバラードがホント似合います。このバラードバージョンはなかなか聴き応えがありますね。
240様、コメントありがとうございます。
毎度ネタ探しに困り果てているところに貴重なサジェスチョンを与えてもらったようでこちらこそ感謝している次第です。
歌マネさんによるスターズ・オンのヴァージョンもそれはそれで楽しめますが、やはり本物にはかないません。こうした編集盤であってもオリジナルの強みがいかんなく発揮されているものです。また、このアルバムはたぶんここでしか聴けないレア物が収録されており重宝な1枚でした。
梅雨明けが遅れたせいか、今年の夏は少々物足りなく感じました。Endless Summerと願いたいところです。

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