好きな音楽のことについて語りたいと思います。

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Arlo Guthrie - RUNNING DOWN THE ROAD

今年はウッドストック・フェスティヴァル40周年記念ということで、未発表ライヴ映像を含むDVD、サントラ盤の再発、さらには40周年記念CDボックスなど関連商品が相次いでリリースされています。拙ブログとリンクを結んでいただいている方々を始めとしてウッドストックを扱われた記事を最近よく目にし、これならアクセス数も増えるのではないかと思い私も便乗することにしました。

今回取り上げるのはアーロ・ガスリー。フォーク・ソングの父といわれたウディ・ガスリーの息子さんです。
映画『ウッド・ストック』ではジョー・コッカーの心の叫びとエア・ギターの仕草を行う独特のパフォーマンス、魂が奪われるが如く斬新なサンタナのステージ、紫の煙の中で伝説と化したジミ・ヘンドリックスのギター・プレイなどが注目されるようですが、私にはアーロの少々ぶっきらぼうではにかんだような表情とひょうひょうとした歌い方のほうが妙に印象に残りました。

アーロ・ガスリーは1947年7月10日、ニューヨーク州のコニー・アイランドで生まれました。幼き頃よりピート・シーガーやジャック・エリオットらに囲まれて音楽の指導を受けるような恵まれた環境に育ち、少年期には若きボブ・ディランにハーモニカを教わったと言われています。高校時代はブルー・グラスに没頭。バンドを結成して活動したとのことです。大物フォーク・シンガーらのもとで、いわば純粋培養されたかのように育った彼にとって、こうしたカントリー・ミュージックとの出会いはアメリカン・フォークの奥深さを再確認するきっかけになり得たことでしょう。

1967年、父ウディ・ガスリーの逝去と入れ替わるようにアルバム『Alice's Restaurant』でデビューを飾り、シングル「Alice's Restaurant」が注目を浴びます。この曲に目をつけた映画監督のアーサー・ペンは同名の映画をアーロ・ガスリー主演で制作。1969年に公開されました。
順調な活動を続けるアロー・ガスリー。父の七光りという言葉とはまったく関係なく、カントリー・サウンドを下地にした彼独自のフォーク・ロック・サウンドが聴き手を魅了して行ったのです。
今回紹介する『RUNNING DOWN THE ROAD』はアーロ・ガスリーの3rdアルバムで、ウッドストック・フェスティヴァルが催された1969年にリリースされました。プロデュースはヴァン・ダイク・パークスとレニー・ワロンカーの大物二人が当たっています。参加ミュージシャンはザ・バーズのクラレンス・ホワイト(ギター)とジーン・パーソンズ(ドラムス)、ジェームズ・バートン(ドブロ・ギター)、ジェリー・シェフ(ベース)、クリス・エスリッジ(ベース)、ライ・クーダー(マンドリン)、ミルト・ホランド(パーカッション)など錚々たる顔ぶれが並んでいました。いかにこの当時のアロー・ガスリーに期待がかけられていたかが計り知れるようです。

Running Down the RoadRunning Down the Road
(2005/08/09)
Arlo Guthrie

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1. Oklahoma Hills
2. Every Hand In The Land
3. Creole Belle
4. Wheel Of Fortune
5. Oh, In The Morning
6. Coming In To Los Angeles
7. Stealin'
8. My Front Pages
9. Living In The Country
10. Running Down The Road

それではアルバムの中から何曲か紹介します。オープニング・ナンバーの「Oklahoma Hills」は父ウディと伯父にあたるジャック・ガスリーが共作した作品です。クラレンス・ホワイトのギターとジェームズ・バートンのドブロも聴きものです。


ジョニー・キャッシュとデュエットするライブ映像でもお楽しみください。


続いて淡々としたアーロのピアノの弾き語りが心温まるような「Oh, In The Morning」。アーロの自作曲です。


そして、「Coming In To Los Angeles」は映画『ウッドストック』のヴァージョンをお聴きください。


1978年のライヴ映像。貼付けが出来ないので宜しければ下記のURLをクリックしてご覧ください。

http://www.youtube.com/watch?v=iRXD5kUzBG4

1984年のライヴ映像。貼付けが出来ないので時間があれば下記のURLをクリックしてご覧下さい。

http://www.youtube.com/watch?v=KBis2GcNb1o

2008年のライヴ映像です。すっかり容姿が変貌してしまいました。


COMING INTO LOS ANGELES
ロンドンからやって来る
北極を越えてやって来る
大きな飛行機に乗って
チキンが飛行機のあちこちで飛び交う
最高の気分じゃないか

ロサンゼルスにやって来て
数キロのドラッグを持ち込む
どうか俺の鞄に触らないで
税関職員殿

メキシコ行きのチケットを持った男がいる
これ以上ないほどに怪しい格好の奴だ
荷物を持ってホールを歩いてやって来ると
微笑んで言った
俺はローン・レンジャーだと

ロサンゼルスにやって来て
数キロのドラッグを持ち込む
どうか俺の鞄に触らないで
税関職員殿

動く歩道を歩くヒッピーの女がいる
エスカレーターに乗り込み
列の後ろに一人の男
男は女に首っ丈で
すでにものにした気でいる

ロサンゼルスにやって来て
数キロのドラッグを持ち込む
どうか俺の鞄に触らないで
税関職員殿

ロンドンからやって来る
北極を越えてやって来る
大きな飛行機に乗って
チキンが飛行機のあちこちで飛び交う
最高の気分じゃないか

ロサンゼルスにやって来て
数キロのドラッグを持ち込む
どうか俺の鞄に触らないで
税関職員殿


ずいぶん後になって知ったことなんですが、ウッドストックで演奏された「Coming Into Los Angeles」は当日の不手際により録音状態が悪く、別の会場のライヴに差し替えられたとのことです。あくまでもウッドストック・フェスティヴァルの雰囲気を味わうために出された映像と音源なのだから、そうした行為は意味がないのではないのかと何か釈然としないものを覚えました。
ウッドストック40周年を記念してリリースされたCDボックスにはその録音状態の悪いヴァージョンが収録されています。今回はアーロ・ガスリーの当日のセットから3曲が収められていて、その流れからならハプニングとしての解釈が出来なくもないのですが、従来のようにこれ1曲だけの収録に限るとなると商品として成立しないでしょう。差し替えた事情も理解できます。

この「Coming Into Los Angeles」は歌詞の中にドラッグのことが描かれており、ウッドストックの映像でもこの曲をバックにマリワナに興じる若者たちの姿が映し出されています。前述の40周年記念ボックスではアーロ・ガスリーのステージが終了した後に主催者側スタッフのジョン・モリスが、「麻薬はどんなものでも危険です。今日は麻薬のことを忘れて楽しいお祭りにしましょう。それ以外はいらない。皆さんが協力してくれるなら、これ以上に私たちをハイにしてくれるものはないのですから。」と呼びかける音声が収録されていました。今回の記事では麻薬についてあれこれ書くことは致しませんが、ジョン・モリスのこの言葉を持って私のスタンスに代えたいと思います。

楽曲の紹介を続けます。アーロの自作で軽快なフォーク・ロック・ナンバー「Wheel Of Fortune」。ここでもクラレンス・ホワイトのギターが冴えています。ラテン風のパーカッションも効果的です。


オリジナルは黒人ジャグ・バンド、ガス・キャノン&ジャグ・ストンパーズのナンバー「Stealin'」。ハーモーニーが印象的な楽しい曲。ライ・クーダーが弾くマンドリンが渋くて良い味を出しています。


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コメント

ウッドストックのアーロ・ガスリー。
マリファナのシーンが印象的でした。
40年後の日本の芸能界がまさか
こんなになっているとは想像もできませんでした。

私たちの世代は父親のウッディ・ガスリーの
方が身近に感じます。
ミキタカ08様、コメントありがとうございます。
今回のウッドストック40周年記念CDボックスでアーロ・ガスリーのセットが充実したことを嬉しく思います。
個人的には印象的なマリワナのシーンよりも、彼自身のステージの様子が映像の中にもっとあればよかったのにと思う次第です。
ウディ・ガスリーは波乱の人生を送っているので、反目や葛藤がアーロー・ガスリーの心の中にあったでしょうね。映画『アリスのレストラン』で父子が対面するシーンが印象的でした。

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