好きな音楽のことについて語りたいと思います。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Joni Mitchell - Both Sides Now

今回は久しぶりにロック・アーティストが歌うスタンダード・ナンバーのカヴァー集を取り上げます。ご登場を願うのはジョニ・ミッチェル。彼女が2000年に発表したアルバム『Both Sides Now(ある愛の考察~青春の光と影)』では10曲のスタンダード・ナンバーと彼女自身の代表作である「Both Sides Now」、「A Case Of You」が大編成のオーケストラをバックにして歌われていました。
Both Sides NowBoth Sides Now
(2000/02/28)
Joni Mitchell

商品詳細を見る

1. You're My Thrill
2. At Last
3. Comes Love
4. You've Changed
5. Answer Me, My Love
6. Case of You
7. Don't Go to Strangers
8. Sometimes I'm Happy
9. Don't Worry 'Bout Me
10. Stormy Weather
11. I Wish I Were in Love Again
12. Both Sides Now

アルバムのオープニングは重厚なサウンドが印象的な「You're My Thrill」。ドリス・デイとハリー・ジェームズ・オーケストラのヴァージョン(1949年リリースの『You're My Thrill』収録)が有名ですが、もともとはクレア・トレバー主演の映画『Jimmy and Sally』の中で使われた曲です。



ビリー・ホリディで知られる『Comes Love』。1939年のミュージカル『Jodel Boy』の中で発表された曲です。ブログへの貼り付けが出来ないので下記のURLをクリックしてください。

http://www.youtube.com/watch?v=xCZM107a9us

COMES LOVE
嵐がやって来たら長靴を履きなさい
吹雪がやって来たらちょっと暖かくすればいいの
恋がやって来たらなす術は何もない

火事になったら
消防士がやって来て私を救出してくれる
タイヤがパンクしたら
チューブにパッチを貼ればよい
恋がやって来たらなす術は何もない

隠れないで
だって何の役にも立たないわ
心が燃え出し
まさにあなたは陥っていくばかり

熱波がやって来たら
急いで浜辺へ逃げればよい
呼び出しが来たら
ドアの後ろに隠れるのよ
恋がやって来たらなす術は何もない

頭痛に苛まれても一日経てば消えてるわ
歯が痛んだらすぐに歯医者に行けばよい
恋がやって来たらなす術は何もない

麻疹にかかれば部屋を隔離すればよい
ネズミが出たらほうきを持って追いかければよい
恋がやって来たらなす術は何もない

兄弟よ
恋をしてしまったのなら
兄弟よ
私が言ってることが分かるでしょ

悪夢が訪れたなら起きたままでいればよい
憂鬱なときは休みを取ればよい
恋がやって来たらなす術は何もない


「A Case Of You」(1971年発表の『Blue』に収録)。別れた恋人を思い出しながらカナダの地図を描く様を歌ったジョニ・ミッチェル。オリジナル・ヴァージョンは水彩画のような透明感が漂うアコースティック・ギターの弾き語りでしたが、ここではそうした不安定な気持ちが一掃されたような穏やかな雰囲気が醸し出されています。


ジェームズ・テイラーとのデュエットが堪能できるライヴ音源です。参考までにお聴きいただけたら幸いです。


最後にお馴染みの「Both Sides Now」(1969年発表の『Clouds』に収録)を映像で。これもオリジナル・ヴァージョンはアコースティック・ギターの弾き語りでした。若者のうつろいやすさが表現されたような初期の歌唱に対して、ここでは堂々とした様子が窺えます。


初期のジョニ・ミッチェルは主張するかの如く、時おり張り裂けそうな甲高い声を出しながら歌っていた印象がありますが、このアルバムではむしろ抑えたような歌声で丁寧に感情表現がなされているように思えました。自作とスタンダード・ナンバーで構成された12篇のラブ・ソング。年齢を重ね円熟味を増した年齢の女性の恋の遍歴が綴られているかのようです。

スポンサーサイト

コメント

 高校時代、昼休みになると放送部がジュディ・コリンズ・ヴァージョンの「Both Sides Now」をいつもかけてくれていたので、高校時代の思い出ととも懐かしい歌です。題名もまた「青春の光と影」ということで、何かその当時の時代と自分の歳に非常にマッチしていた感じで、大好きな唄でした。その時は、まだジョニ・ミッチェルの曲だとは知りませんでした。ちなみに放送部が退校時間に流していたのは、「サークル・ゲーム」だったように記憶しています。
 
takaboh様、コメントありがとうございます。
「Both Sides Now」や「Circle Game」が校内で毎日かかるとは羨ましい環境ですね。私はtakaboh様より少々年齢が下のようですが、高校時代は横浜ベイスターズの三浦大輔投手を凌ぐ軍艦リーゼントの男たちや体育会系の人間ばかりが校内を跋扈し、洋楽の好きな人間が殆どいなかったのを憶えています。
Backstreetsさんには考えられないでしょうが、小生達が高一の時まで、頭は坊主刈りで、高二の時から長髪が許されるようになりましたが、リーゼントなんてできる時代ではなりませんでしたし、田舎なので、高校生でリーゼントというのは、今でも見かけません。音楽からはずれた話題ですみません。
ちなみに[Circle Game」はやはりジョニ・ミッチェルの曲ではなく、バフィー・セントメリーが歌っていました。
takaboh様、再びコメントありがとうございます。
京都ではさすがに丸刈りの高校はなかったようです。でも、私の通っていた高校では髪の長さに付いて厳しかったのを憶えております。それ故、リーゼントにする人が多かったのでしょう。キャロルやクールスが全盛の時代でもありました。
シンガー・ソングライターという語彙を知ったのは
自分史的からすると
ジョニ・ミッチェルからと記憶しています。

こんなに長く活躍するとは当時、考えてもみませんでした。
比類なき才女と思います。
ミキタカ08 様、コメントありがとうございます。
独自のスタイルで絵画を描くように心のありようを音楽で表現してきたジョニ・ミッチェル。彼女の織りなす世界は音楽そのものにさえ束縛されていないようにも感じます。
このアルバム、大好きで良く聞いてました。この頃の彼女の声が一番いいと思います。人生の甘いも苦いも味わった大人の声ですよね。 そんな声で歌われる A Case Of You は本当にいい味が出てます。 「絵画」で思い出したのですが、この歌の中には画家としての自分を唄った Verse がありましたね。  

I am a lonely painter
I live in a box of paints
Im frightened by the devil
And Im drawn to those ones that aint afraid
I remember that time that you told me, you said
Love is touching souls
Surely you touched mine
Cause part of you pours out of me
In these lines from time to time

素晴らしい。   
Trot様、コメントありがとうございます。
ジョニ・ミッチェルは年齢を重ね、様々なことを経験していくうちに声も作風も変わりました。でも、冷静に自己を見つめる視点は変化していないように思います。
もう少し彼女の絵画について触れたほうがよかったですね。私は絵画には疎いので申し訳ございません。ジョニ・ミッチェルをもっとよく理解するには絵画との関連も考慮したほうがよいのかもしれませんね。

コメントの投稿

URL
コメント

パスワード
秘密
管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL : http://shadowdream25.blog105.fc2.com/tb.php/105-e177aef5
<< The Beatles - Your Mother Should Know | TOP | Commander Cody & His Lost Planet Airmen - LOST IN THE OZONE >>
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。