好きな音楽のことについて語りたいと思います。

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Joanie Sommers - One Boy

大型連休中なので堅苦しい話はやめて、キュートな歌声で癒されたいと思います。ご登場を願うのはジョニー・ソマーズ。以前にも彼女が歌う、「Johnny Get Angry」を記事にしましたが、今回はその時に少しだけ触れた「One Boy」を改めて取り上げます。

内気なジョニー内気なジョニー
(2008/06/25)
ジョニー・ソマーズ

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1. Johnny Get Angry
2. A Nightingale Sang In Berkley Square
3. The Piano Boy
4. I Don't Want To Walk Without You
5. Mean To Me
6. Shake Hands With A Fool
7. One Boy
8. Since Randy Moved Away
9. (Theme From) A Summer Place
10. Seems Like Long, Long Ago
11. Little Girl Blue
12. I Need Your Love



ONE BOY
恋人は特別な人
肩を寄せ合い、語り合い、ともに歩む
恋人ってそういうものよ

恋人は信頼出来る人
笑いあったり、冗談を言い合ったり
一緒にコーラを飲んだり
恋人はひとりだけ
二人も三人もいらない

いつかあなたは気がつくわ
慕い合うことが人生なんだって
あなたに身も心も捧げてくれる誰かが必要になるわ

恋人はこの人と決めた人
永遠に一緒ね
恋人はひとりだけ、そんなものよ
あなたもそう思わないかしら

元々この歌は入隊するエルヴィス・プレスリーをモデルにしてロックン・ロールやアイドルに熱中する若者たちの姿を描いたミュージカル、『By By Birdie』(1960年初公演)の挿入歌だった曲です。1963年には映画化もされました。

映画の大まかなあらすじ
ロックン・ロール・シンガーのコンラッド・バーディ(ジェシー・ピアソン)が徴兵されることになりファンは悲嘆に暮れていた。バーディーを売り出した作曲家(ディック・ヴァン・ダイク)と彼の秘書(ジャネット・リー)は一計を案じ、「エド・サリヴァン・ショー」において選ばれたファンのひとりにバーディーがお別れのキスを送るという演出がなされることになる。幸運な少女に選ばれたのはアン・マーグレット扮するキム。しかし、彼女のボーイ・フレンドであるヒューゴ(ボビー・ライデル)にとっては面白くなく、ショーのクライマックスでバーディーを殴り倒してしまう。キムとヒューゴはもとさやに戻り、バーディーも入隊を断られて歌手活動を続行。めでたし。めでたし。なお、エド・サリヴァンが本人役でショーの司会者として出演していた。

映画の中でアン・マーグレットが歌うシーン。1961年に舞台でデビューした彼女は『Pocketful of Miracles(ポケット一杯の幸福)』で映画初出演を飾り、1971年の「Carnal Knowledge (愛の狩人)」でゴールデン・グローブ賞の助演女優賞を授賞しています。また、ザ・フーが1965年に発表したロック・オペラ『Tommy』を映像化した同名映画(1975年公開)では主人公であるトミー・ウォーカー(ロジャー・ダルトリー)の母親役を演じ、ゴールデン・グローブ賞の主演女優賞を獲得しました。彼女は歌手としても才能を発揮し、これまでに13枚ものアルバムをリリースしています。


このミュージカルからは「One Boy」の他にも「One Last Kiss」というヒット曲が生まれています。こちらは主役のジェシ・ピアソンが歌う映画の一場面。


1960年にボビー・ヴィーが歌って全米112位を記録したヴァージョン。


ジョニー・ソマーズの「One Boy」は全米54位止まりでしたが、日本では大ヒットし、森山加代子、中尾ミエ、伊東ゆかりといった女性シンガーがこぞってカヴァー・ヴァージョンを発表したそうです。私は若者ではありませんが、この人たちと同時代の人間ではないので詳細がよく知りません。当時の状況をよく知っておられる方のご教示をお願いしたいところです。

伊東ゆかりさんのヴァージョンです。


拙ブログでは邦楽のシンガーを取り上げることは稀ですが、藤村美樹さんは別格です。


今回はこのあたりでお開きにします。お後が宜しいようで。
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Joanie Sommers - Johnny Get Angry

むさ苦しい野郎ども・・・・・・・、もとい凛々しく雄々しい男性陣が続いたので今回はキュートな歌声の女性シンガーに登場していただきます。その人の名はジョニー・ソマーズ。彼女が1962年5月にリリースした「Johnny Get Angry」を取り上げることにしました。

内気なジョニー内気なジョニー
(2008/06/25)
ジョニー・ソマーズ

商品詳細を見る

1. Johnny Get Angry
2. A Nightingale Sang In Berkley Square
3. The Piano Boy
4. I Don't Want To Walk Without You
5. Mean To Me
6. Shake Hands With A Fool
7. One Boy
8. Since Randy Moved Away
9. (Theme From) A Summer Place
10. Seems Like Long, Long Ago
11. Little Girl Blue
12. I Need Your Love

ジョニー・ソマーズは1941年2月24日、ニューヨーク州のバッファローで誕生しました。10歳の時には地元のTVショーに出演するど、早くから歌手としての才能が開花しています。1954年、彼女の一家はカリフォルニア州ヴェニスに移住。ハイ・スクールやカレッジ時代を通じて、ジョニーは学生バンドのリード・シンガーとして活動しています。
そんなある日、地元のナイト・クラブで歌っていたところをスカウトされ、59年にトミー・オリヴァーのバンドに専属歌手として参加し、カリフォルニア各地を巡業。同年、名門ジャズ・クラブ「ライトハウス」での歌唱が評判となり、ワーナー・ブラザーズとソロ・シンガーとして契約に至りました。まず、企画アルバムの中で「Am I Blue」をレコーディングし、次いでTVドラマ『77 Sunset Strip』のクーキー役として人気を博したエドワード・バーンズが出したシングルB面のデュエット・パートナーに抜擢。そうした実績を積み、1960年には満を持して念願のファースト・アルバム『Positively The Most』のリリースへと漕ぎ着けたのです。

Positively the Most / Softly Brazilian SoundPositively the Most / Softly Brazilian Sound
(2008/01/29)
Joanie Sommers

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1964年発表のボサノヴァ・テイストのアルバム『Softly Brazilian Sound』とのお得な2in1。

ジョニー・ソマーズのデビュー・アルバムにはアート・ペッパーやマーティ・ペイチ楽団が参加し、ジャズ色が強い仕上がりになっていました。ところが、彼女の愛くるしいキャラクターやシルキー・ヴォイスと称される鼻にかかったハスキーな歌声からなされた判断なのか、60年8月にシングル「One Boy」をリリース。元々は入隊するエルヴィス・プレスリーをモデルにしてロックン・ロールやアイドルに熱中する若者たちの姿を描いたミュージカル、『By By Birdie』(1960年初公演)の挿入歌だった曲です。シングルはティーン・エイジャーを中心とした幅広い層へ向けてアピールし、アルバムは大人の心をつかむといったレコード会社の戦略が垣間みれました。


シングル「One Boy」は全米54位とまずまずのヒットに終わりましたが、ポップ・シンガーとしてのジョニー・ソマーズの存在を知らしめるには十分な結果を得たと言えるでしょう。ナイト・クラブのステージに加えてテレビ出演の仕事が次々と舞い込み、多忙な日々を送ることになりました。そして、62年5月には今回紹介する「Johnny Get Angry」がリリースされ、全米7位まで上昇。彼女の人気を決定づけたのです。


JOHNNY GET ANGRY
ジョニー、私たち終わりだなんて、私、言ったみたいだけど
あなたがどうするかって確かめてみたかっただけ
そこに突っ立って、うなだれているけれど
そんな姿を見ていると、私、死にたくなるわ

ねぇ、ジョニー、怒りなさいよ めちゃくちゃに
今までで一番きついお説教をしてあげるわ
私は勇敢な男の人がいいの
原始人みたいな粗野な人がいいのよ
私のことを好きだって証拠を見せてちょうだい
本当に好きだってことを

ダンスをする時はいつも
フレディに絶えず割り込ませる隙を与え
彼が代わってくれてもいいだろうて言っても
あなたは黙ったまま
あなたはそんな意気地なしでかまわないの

ねぇ、ジョニー、怒りなさいよ めちゃくちゃに
今までで一番きついお説教をしてあげるわ
私は勇敢な男の人がいいの
原始人みたいな粗野な人がいいのよ
私のことを好きだって証拠を見せてちょうだい
本当に好きだってことを

女の子なら誰でも
尊敬できる人が欲しいもの
ねぇ、私があなたを愛しているのを分かってるんでしょう
思い知らせてよ、あなたが私を支配しているってことを

ねぇ、ジョニー、怒りなさいよ めちゃくちゃに
今までで一番きついお説教をしてあげるわ
私は勇敢な男の人がいいの
原始人みたいな粗野な人がいいのよ
私のことを好きだって証拠を見せてちょうだい
本当に好きだってことを

ジョニー、私を気にかけて ジョニー
ジョニー、ジョニー、ジョニー

私は今でも女心というものが理解出来なくて、数々の失敗をし続けています。この歌の主人公の女の子は積極的で、当時としては大胆な人に思えました。それに引き換えジョニー君は恋人を他の男に奪われそうになっても何の抵抗も出来ないような情けない男。それでも主人公の女性はこのジョニーのことが好きで、彼のもとを去る気になれない様子です。草食系男子なる人々のことが話題になっている昨今ですが、こんなはっきりしないかよわき男性には母性本能をくすぐる魅力があるのかもしれません。ジョニーが自信をつけて変わってくれることを懇願する姿が実にけなげです。挑発しながらも最愛の男の子を慕う女の子の心情とジョニー・ソマーズの可憐な歌声が相まって、男心をくすぐり大ヒットにつながったのでしょう。
この歌を聴いていると、私も若かりし日々の記憶が甦ってきました。近くにいた女性の行動や行為。彼女から掛けられた言葉。ひょっとすればあの人はあの時あんなことを思っていたのかなと勝手な解釈をしてしてしまうものです。
ちなみにこの曲の作詞はバート・バカラックの相棒として有名なハル・デヴィッド。ここではシャーマン・エドワーズと組んでいました。女性の心理を理解し、その洞察力に感服します。乙女心の機微を描いて「女の子以上に女の子の気持ちがわかっている」と女性に言わしめたとされる太宰治の小説『女生徒』(1939年)と同じく、世に出るクリエイターの感性のアンテナは鋭く張り巡らされているのだと思いました。

シングル・ヒットした「johnny Get Angry」が収録されたアルバムは1962年7月にリリース。その後も順調にシングルをリリースしていたジョニー・ソマーズでしたが、1960年代の半ば以降は大人向きの路線に専念。ジャズやボサノヴァ・タッチのアルバムを発表し、ジャズ・シンガーとしての地位を確固たるものにしました。60年代末には結婚して家庭に入り、育児に専念していましたが、1980年代にカム・バック。現在も現役で元気に歌い続けています。

1999年のライヴ映像のようです。


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