好きな音楽のことについて語りたいと思います。

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Livingston Taylor - Over The Rainbow

申し訳ございませんが、再三にわたってリヴィングストン・テイラーを取り上げます。
今回紹介するアルバムは1973年リリースの3rd『Over The Rainbow』。これを最後にリヴはキャプリコーン・レコードを離れます。
このアルバムは2曲のカヴァーと9曲のオリジナル曲で構成されていました。カヴァーの1曲目はアルバムのタイトル曲でもある「Over The Rainbow(虹の彼方に)」。1939年にジュディ・ガーランド主演で制作された映画『The Wonderful Wizard Of OZ(オズの魔法使)』の主題歌です。エドガー・イップ・ハーバーグが作詞を担当し、ハロルド・アーレンが作曲したスタンダード・ナンバーで、今では世界中の人々に広く知られた名曲となりました。もう1曲のカヴァーはジョージ・ハリスン作のビートルズ・ナンバー、「If I Needed Someone」(1965年発表の『Rubber Soul』に収録)です。ビートルズの楽曲のイメージを損なわないままにもアコースティック・ギターのシンプルな演奏を主体としたリヴ独自のアレンジが施されていました。
これまでのアルバム同様、自分のこと、友だちのこと、恋人のことを誠実な人柄を表すかのように気取らず語りかけるような雰囲気の1枚です。サウンドはアコースティックな響きを基本としているもののカントリー、ゴスペル、R&Bの要素が窺われました。さらには前述の「Over The Rainbow」といったスタンダード・ナンバーも違和感なく歌いこなしています。おそらく幼少の頃からこうした音楽を聴いて育っていたので、リヴは素地や素養を自然と身につけ吸収していたのでしょう。
それではア・カペラで始まり、ゴスペル風のコーラスが印象的な「Loving In My New Horizon」、ブラス・セクションやコーラスがアーシーな「Pretty Woman」、姉のケイトも『Kate Taylor』(1978年発表)で取り上げた「Rodeo」、前述したビートルズ・ナンバー「If I needed Someone」の4曲をお聴きいただければ幸いです。再生中に曲順が前後するようなことがあれば、ご面倒ながら一旦PCの更新ボタンをクリックして選曲し直してくださるよう宜しくお願い申し上げます。



アルバムのタイトル曲である「Over The Rainbow」はライヴ映像でお楽しみください。リヴのコンサートでは必ずと言ってよいぐらい歌われているそうです。1993年にリリースされた『Good Friends』で再録され、1994年に発表されたライヴ盤『Unsolicited Material(持ち込み音源)』にも収録されていました。



時間があればジュディ・ガーランドの歌声もお聴きください。


OVER THE RAINBOW
虹を越えた空の彼方に
かつて子守唄で聴いた国があるという

虹を越えた空の彼方は空が青く
そこでは叶わぬ夢がすべて実現する

いつか星に願う
目覚めると雲を見下ろすところにいて
すべての悩みはレモンの飴玉のように溶け
煙突の先よりもずっと高いところにいる
私を人々が見つけるだろう

虹を越えた彼方に青い鳥が飛ぶ
鳥が虹の彼方に羽ばたけるのなら
私もきっと飛んで行けるだろう

幸せの青い虹を越えて小鳥が飛ぶのなら
私にだって飛べぬはずがない


このアルバム発表後にリヴィングストンは一時アルバムを制作するのを止めました。それから5年の歳月が過ぎ、CBS傘下のエピック・レコード移籍第一弾として『Three-Way Mirror』を発表したのは1978年のことです。
ということで、3回にわたってリヴのアルバムを取り上げましたがエピック移籍後の作品は日を改めて紹介したいと思います。

Over the RainbowOver the Rainbow
(1999/03/16)
Livingston Taylor

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持込音源(紙ジャケット仕様)持込音源(紙ジャケット仕様)
(2006/11/22)
リヴィングストン・テイラー

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Livingston Taylor - LIV

前回に引き続きリヴィングストン・テイラーを取り上げます。
今回記事にするのは1971年にリリースされたリヴの2nd『LIV』です。後にカウボーイを結成するトミー・タルトン(G)、ビル・ステュワート(Dr)、元アワー・グラスのポール・ホンズビー(P, Org)、後にクルセダーズに参加するロバート・ポップウェル(B)らキャプリコーンが誇る強者ミュージシャンがバックを務めていますがサザン・ロック特有の泥臭さは殆どなく、シンプルで洗練された雰囲気が漂う中、まだ青臭さが残る穏やかなリヴィングストンの歌声をしっかりサポートしているといった風情が窺えました。
粒ぞろいの楽曲ばかりなので、本当は全曲鑑賞していただきたいぐらいなのですが、取りあえずシングル・カットされた軽快な「Get Out Of Bed」を始め、「Truck Drivin' Man」、「Mom, Dad」、「On Broadway」の4曲を聴いてもらえれば幸いです。なお、再生中に曲順が前後する場合は一旦PCの更新ボタンをクリックし、改めて選曲し直してください。ご面倒をおかけしますが宜しくお願い申し上げます。



TRUCK DRIVIN' MAN
まだ子供だった頃 ママは俺に言った
ちゃんと勉強しなくてはいけないと
俺はトラックの運転手になりたいんだといったら
ままは泣き パパはため息をついて嘆いた
大きな車体と軋む車輪
俺が分かることはそれだけ
ママの愛なんて知ったことじゃない
俺はトラックの運転手

シアトルからメイコン デトロイトからリオ・グランテに
1万マイルの距離も俺の腕の中の大きなハンドルをもってすれば日曜のドライブさ
俺の右腕は鋼の輝きのように強く 左腕は真っ黒に日焼けしている
ママの愛なんて知ったことじゃない
俺はトラックの運転手

我が心のナッシュヴィル テュペロに向かうニ本道
どちらを選んだってかまわない
ただ大きな車輪の音を傍で聞いていたいだけさ


両親の期待を裏切って長距離トラックの運転手になった男の歌です。前回の記事で紹介しましたが、リヴは1stアルバムでも「Six On The Road」というドライヴァーズ・ソングを取り上げていました。ちなみにこのあと対をなすように、家を出て独立する少年の心情を歌う「Mom, Dad」に続いて行きます。こうしたアコースティック・ギターで歌われる楽曲を聴いていると兄貴のJTを彷彿とさせます。
最後の曲はアルバム唯一のカヴァー、「On Broadway」です。この曲はバリー・マン、シンシア・ワイル夫妻とジェリー・リーバー、マイク・ストーラーの共作で、ドリフターズのヴァージョンが1963年に全米9位、1978年にジョージ・ベンソンが全米7位のヒットを飛ばし(『Weekend In L.A.』に収録)、ボビー・ダーリン(1963年)、ナンシー・ウィルソン(1964年発表の『Today, Tomorrow, Forever』に収録)、ニール・ヤング(1989年発表の『Freedom』に収録)とカヴァーしているアーティストは枚挙に暇がありません。兄貴のJTも2008年リリースの『Covers』で取り上げていました。
この曲は「ブロードウェイでスターになるまでは決して諦めない」と歌われるのですが、音楽で身を立てることを決心した若き日のリヴの心の中にもそんな思いがあったのかもしれませんね。

バリー・マンもセルフ・カヴァーしていました。1971年発表の『Lay It All Out』に収録されています。30秒ぐらいでカットされてしまいますが、宜しければお聴きください。



LivLiv
(1999/06/22)
Livingston Taylor

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レイ・イット・オール・アウトレイ・イット・オール・アウト
(2000/08/25)
バリー・マン

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