好きな音楽のことについて語りたいと思います。

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Astrud Gilberto - The shadow Of Your smile

前回はフレンチ・ポップを取り上げましたが、今回はボザノヴァを記事にしたいと思います。
今回登場の歌手はアストラッド・ジルベルト。彼女は1940年、ブラジルのバイーア州でブラジル人の母親とドイツ人の父親の間に生まれ、リオ・デ・ジャネイロで育ちました。
アストラッドは1959年に歌手でありギタリストでもあるジョアン・ジルベルトと結婚し、二人は1963年にアメリカ合衆国に移住。アストラッドはジョアンの妻であり通訳を担当していたのですが、その透明感のある歌声にサックス奏者のスタン・ゲッツやプロデューサーのクリード・テイラーが目をつけ、アルバム『Getz/Gilberto(ゲッツ/ジルベルト)』(1963年発表)で夫のジョアン・ジルベルト、スタン・ゲッツ、アントニオ・カルロス・ジョビンらと共演することになりました。彼女が英語で歌った「The Girl From Ipanema(イパネマの娘)」はアメリカを中心に大ヒット。グラミー賞まで獲得しました。しかし、幸せな日々は長く続かずアストラッドとジョアンは1960年代の半ばに離婚することになります。
一躍スターダムにのし上がったアストラッドはソロ・シンガーとしてデヴュー。ボサノヴァのみならずジャズ・スタンダードやポップスまで歌いこなし、数々のアルバムを発表し続けて現在に至ります。
今回は彼女が1965年に発表した『The Shadow Of Your Smile』を取り上げます。このアルバムはボサノヴァの楽曲だけではなく、映画やミュージカルでお馴染みの曲やジャズのスタンダード・ナンバーも数多く選曲されていました。オーケストラを効果的に使っているのも印象的です。
まず、タイトル曲「The Shadow Of Your Smile」。この曲はもともとエリザベス・テイラー、リチャード・バートン主演のアメリカ映画『The Sandpiper(いそしぎ)』(1965年公開)のテーマ曲です。映画の一場面でもなくアストラッド本人も出てきませんが、イメージ映像をバックに彼女の歌声をお楽しみください。



The Shadow Of Your Smile
あなたの微笑みの面影が
あなたが去ってまったいま
私の夢に彩りを添え
夜明けを照らしてくれるだろう
私の目を見つめれば分かるでしょう
私にとってあなたが
どんなに愛しいものなのか

私たちの思いを込めた小さな星は
遥か空の彼方
一粒の涙の雫があなたの唇に触れ
私もあなたの唇に触れてみた
いま 春の日を思い起こせば
愛に満ちた喜びがもたらされ
私はあなたの微笑みの面影を
ずっと憶えているだろう


続けて、アルバムから「Gentle Rain」。


明るいスキャット・ソング「O Ganso」。


フランス、ブラジル、イタリアの合作映画『Orfeu Negro(黒いオルフェ)』(1959年公開)のテーマ曲、「Manha De Carnaval(カーニバルの朝)」です。


さらに2曲聴いていただければ幸いです。1954年にバート・ハワードによって作られたジャズのスタンダード・ナンバー「Fly Me To The Moon」、フランク・シナトラ、エラ・フィッツジェラルド、ナット・キング・コールなどカヴァーは枚挙に暇がありません。そして、「Day By Day」。1945年にサミー・カーンが作詞、アレックス・ストーダール、ポール・ウェストンが作曲した曲で、トミー・ドーシー楽団、フランク・シナトラ、ジョー・スタフォード(ウェストンの妻)、サラ・ヴォーンなどの録音が有名です。





このアルバムは『The Astrud Gilberto Album』(1965年発表)に続くソロ2作目。ヴォーカルに不安定さが残ると酷評されたようですが、そんなことが気にならないぐらいの瑞々しい歌声に心地よさを感じる1枚です。

いそしぎいそしぎ
(2003/04/23)
アストラッド・ジルベルト

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